最新版ロレックス買取相場表｜売り時は今？

ロレックス買取相場表から推移や人気モデルを分析

ロレックスの中古市場は2025年になっても活況を呈しており、正規店の定価を大きく上回る買取価格が提示されるモデルも少なくありません。
特に「コスモグラフ デイトナ」や「GMTマスターⅡ」などの人気スポーツモデルは常に高値で取引され、入手困難な現行モデルは定価の2倍近い値が付くこともあります。
以下のグラフは、2025年の代表的な現行モデルについて正規定価と未使用品の買取相場を比較したものです。
青色の棒が定価、赤色の棒が未使用品買取相場を示しています。

ロレックス買取相場とは？

ロレックスの定義と人気モデル

ロレックスは1905年に誕生したスイスの高級時計ブランドで、実用性と耐久性を兼ね備えた“オイスターケース”や自動巻き機構“パーペチュアル”を採用した腕時計で知られています。
ラインナップは幅広く、以下のようなカテゴリーが存在します。

• デイトジャスト：日付表示を初めて腕時計に搭載した定番モデル。サイズは31・36・41などバリエーションが豊富。
• サブマリーナー：ダイバーズモデルの代名詞。逆回転防止ベゼルと300m防水を備える。
• GMTマスターⅡ：二つのタイムゾーンを表示できるパイロットウォッチ。
• コスモグラフ デイトナ：クロノグラフ機能を持つレーシングウォッチ。特にステンレスモデルは人気が高い。
• エクスプローラー：登山家向けに開発されたシンプルな三針モデル。
• ヨットマスター：プラチナベゼルやエバーローズゴールドを組み合わせた上位スポーツモデル。
• デイデイト・スカイドゥエラーなど：貴金属ケースを用いた最上級ライン。

これらのモデルはいずれも、2025年の新定価が公表されており、正規店での販売価格は当サイトの定価表から確認できます。例えばデイトナ（Ref.126500LN）の新定価は￥2,349,600(税込)、サブマリーナーデイト（Ref.126610LN）は￥1,570,800(税込)となっています。

買取相場の基準とは

買取相場は「中古市場でそのモデルがどれほど需要を集めているか」に大きく左右されます。
基準として次のような要素が評価されます。

• 定価と希少性：2025年に発表された新定価が高く、なおかつ生産数が少ないモデルは買取相場も高騰します。
• 状態と付属品：使用傷の少ない個体や、箱・保証書・コマなどの付属品が揃っているものほど評価が高くなります。
• 市場需給：ファッションのトレンドや為替相場も影響します。円安が進行すると海外バイヤーによる国内購入が増え、相場が押し上げられるケースがあります。
• 人気色・素材：サブマリーナーの「グリーンベゼル」やGMTマスターⅡの「青赤ベゼル(BLRO)」など、特徴的な配色が高値で取引されやすい傾向にあります。

買取相場の推移と最新情報

2021～2023年にかけてロレックスの中古相場は歴史的な高騰を見せ、特にデイトナは定価の3～4倍で取引されることもありました。
しかし2024年半ば以降は景気の調整により全体的に相場が一旦落ち着き、2025年に入ると定価改定や円相場の影響で再び上昇傾向にあります。
大黒屋の2025年7月の買取価格表によると、デイトナSSホワイト（Ref.126500LN）の未使用品買取価格は¥4,830,000、サブマリーナーデイトSS（Ref.126610LN）は¥2,080,000と定価を上回る水準です。
GMTマスターⅡ BLRO（Ref.126710BLRO）の未使用品買取価格は¥3,250,000、デイトジャスト41（Ref.126334 スレートローマン）は¥2,050,000で推移しており、人気スポーツモデルが引き続き高値を保っていることが分かります。

ロレックスの買取相場の実態

ロレックスのモデル別買取相場

ここでは代表的なモデルの2025年7月時点の未使用品買取相場を一覧にまとめます。
正規定価と比較することで、どのモデルにプレミアムが付いているのかが見えてきます。

上記を見ると、デイトナやGMTマスターⅡは定価を大きく上回る価格で買い取られていることが分かります。
特にデイトナSSホワイトは未使用品の買取価格が500万円近くに達しており、正規店での定価の約2倍です。
一方でエクスプローラーやデイトジャストなど、比較的流通量の多いモデルでも定価を上回る買取相場が維持されています。

買取価格に影響を与える要因

買取価格を左右する要因は多岐にわたります。
主なポイントは以下の通りです。

1. モデルの人気度と生産状況：スポーツモデルの中でもデイトナやGMTマスターⅡは常に需要が高く、新定価改定やモデルチェンジのタイミングでは価格が急騰します。対して流通量の多いデイトジャストやオイスター パーペチュアルは比較的安定しています。
2. コンディション：ケースやブレスレットの傷、ガラスの欠け、針や文字盤の腐食などは査定額を下げる要因になります。オーバーホール歴があっても研磨でエッジが失われていると減額されることもあるため、定期的なメンテナンスと丁寧な扱いが重要です。
3. 付属品の有無：保証書・ギャランティーカード・箱・冊子・余りコマなどが揃っていると評価は大幅に上がります。保証書なしの場合は数万円単位の減額も珍しくありません。
4. 市場のタイミング：為替や株式市場の動き、新作発表や生産終了のニュースは中古相場に直結します。例えば円安が進むと海外バイヤーが日本国内の在庫を買い漁り価格が上昇し、逆に景気が落ち込むと相場が下落することもあります。

高価買取が期待されるモデル

2025年時点で特に高価買取が期待できるモデルには以下のようなものがあります。

• コスモグラフ デイトナ：ステンレススティールモデル（Ref.126500LN）やゴールド×ステンレスのコンビモデル（Ref.126503）は常に高需要。宝石付きの「TBR」モデルは1,900万円を超える定価ながら中古市場での取引も盛んです。
• GMTマスターⅡ：青赤ベゼル(BLRO)、黒青ベゼル(BLNR)、黒茶ベゼル(CHNR)のジュビリーブレス仕様はいずれも定価を大きく上回る高値。特にBLROは「ペプシ」の愛称で人気です。
• サブマリーナー：ブラックベゼルのRef.126610LNやグリーンベゼルのRef.126610LVはダイバーズの王道として堅調。コンビモデル（Ref.126613LB）は高級感から需要が強く、買取価格も高めです。
• ヨットマスター40：ステンレス×プラチナベゼルのRef.126622は、スポーツとラグジュアリーのバランスが良く、定価1,835,900円に対して買取価格が200万円台前半と高い水準です。
• スカイドゥエラー：複雑なアニュアルカレンダー機構を持ち、正規店での人気も高い。定価は900万円を超えるモデルもあり、買取相場は数百万円から。

ロレックス買取の方法とステップ

買取店舗の選び方

高価買取を実現するためには、適切な買取店を選ぶことが重要です。
チェックすべきポイントをまとめます。

• ロレックス専門の査定士がいるか：スポーツモデルやヴィンテージモデルなど、モデルごとに適切な評価ができるかどうかは重要です。
• 買取実績の公開：公式サイトで最新の買取実例や相場表を掲載している店舗は、価格の透明性が高く信頼できます。
• 手数料の有無：査定料や振込手数料、キャンセル料が無料かどうかを確認しましょう。大黒屋やタイムグレイスなど大手店ではすべて無料のケースが多いです。
• 宅配キットの有無：遠方からでも利用しやすい宅配買取サービスが整っているかどうか。無料梱包キットを送ってくれる店舗は便利です。
• 支払いスピード：店頭で即現金化できるのか、振込までの日数はどれくらいかをチェックしましょう。

査定の流れと必要書類

多くの買取店では、以下の手順で査定が行われます。

1. 電話やウェブフォームから仮査定を依頼し、モデル名や状態を伝える。
2. 店舗へ持ち込み、または宅配キットで時計を発送。
3. 専門スタッフが外観や動作、付属品を確認し、査定額を提示。
4. 価格に納得したら契約書に署名し、本人確認書類を提出。
5. 店頭ならその場で現金化、宅配の場合は指定口座に振込。

本人確認には運転免許証やパスポートなど、住所と氏名が確認できる書類が必要です。保証書やコマも忘れずに同梱しましょう。

無料査定のメリット

無料査定を利用すると、現在の相場やお持ちの時計の価値を把握することができます。
複数のショップで査定してもらえば、相場感が養われ、高値での売却につながります。
大黒屋やタイムグレイスでは、ウェブ上で型番や状態を入力するだけで概算の買取価格が表示されるサービスを提供しており、比較検討が容易です。

売り時を見極めるポイント

買取相場の変動を把握する

ロレックスの中古相場は常に変動しています。
売却を検討する際は、以下の情報をチェックすると良いでしょう。

• 時計専門店の買取価格表や最新の買取実績。
• 為替の動きや海外経済のニュース。円安が進むと国内相場が上がりやすい。
• ロレックスの新作発表・価格改定のニュース。新モデル発売後は旧モデルの相場が一時的に上がることがあります。

最新の市場動向をチェック

2025年はロレックスの新定価改定が大きな話題となり、各モデルの価格が数万円から数十万円単位で上がりました。
このため「定価上昇前に買った個体を高値で売りたい」という需要が増え、中古市場の流動性が高まっています。
また、サステナブルな消費への関心の高まりから中古品でも状態の良いものを求めるユーザーが増えており、状態の優れた個体の買取相場は底堅く推移しています。

高額売却につなげるためのアドバイス

少しでも高く売却したい場合は、次の点に注意しましょう。

• 日常的に丁寧に扱い、衝撃や水に注意する。ダイバーズモデルでも防水パッキンは経年劣化します。
• 定期的なオーバーホールを実施し、内部のコンディションを保つ。
  例えば日本ロレックスでのオーバーホール費用はデイトナで約88,000円～、エクスプローラーやGMTマスターは約77,000円～と公表されています。民間修理業者なら50～70％ほどの料金で依頼できる場合もあります。
• 保証書や外したコマなどの付属品は必ず保管しておく。特に保証書の有無で数万円の差が出ることがあります。
• 複数の買取店で査定を取り、相見積もりを行う。店ごとに得意なモデルや在庫状況が異なるため、提示額に差が出やすい。

ロレックス買取専門店のランキング

高評価買取ショップの特徴

高評価を得ている買取ショップには共通した特徴があります。

• 最新の相場を反映した査定額：公式サイトで2025年の買取実績を公開し、適時更新している。
• 幅広いブランドに対応：ロレックス以外にも多くの時計ブランドを扱い、豊富な取引データを持っている。
• 無料の宅配キットと迅速な入金：梱包材を無料で提供し、査定後は即日振込に対応。
• 専門知識を持つスタッフ：本物鑑定はもちろん、最新モデルや希少モデルにも精通している。
• アフターサポート：売却後のフォローや下取りの相談など、リピーターが利用しやすい仕組みがある。

口コミや実績から見る信頼性

買取店を選ぶ際には口コミや過去の実績も参考になります。
SNSやレビューサイトでの評判が良いショップは、査定や接客が丁寧であることが多いです。
また、サイト上で「買取実績件数」や「成約までの平均日数」を公開している店舗は透明性が高く、信頼が置けます。
大黒屋では毎月数百本単位でロレックスを買い取っており、買取実績の画像や価格を公開しているので相場の把握に役立ちます。

ロレックス買取のおすすめ店舗

以下は2025年時点でおすすめされる買取店の例です。

• 大黒屋：全国に280店舗以上を展開し、ロレックスの買取実績が豊富。宅配買取やLINE査定も可能で、定価改定直後の買取価格も迅速に反映される。
• タイムグレイス銀座：銀座に本店を構える時計専門店。ウェブサイトで1,000件以上の買取参考価格を公開しており、デイトナやGMTマスターなど人気モデルの高価買取に定評がある。
• コメ兵（KOMEHYO）：老舗リユース企業として安定した買取実績を誇る。保証書なしの個体にも比較的高値を提示してくれるケースがある。
• なんぼや：店頭だけでなくオンライン予約や出張買取にも対応し、査定から支払いまでのスピードが早い。

店舗によって得意なモデルや在庫状況が異なるため、複数店での査定依頼がおすすめです。

まとめ

買取相場を賢く活用する方法

ロレックスの買取相場は、正規定価だけでは判断できないほど大きく変動します。
デイトナやGMTマスターⅡなど一部のモデルは定価の2倍以上で取引されており、投資目的での購入が注目されています。
一方でデイトジャストやエクスプローラーなど定番モデルも、2025年の定価引き上げにより中古相場が底上げされています。
ご自身のロレックスの価値を把握するためにも、最新の買取相場をチェックし、定価との乖離を確認することが重要です。

読者に向けたアクションプラン

なお、時計を高く売るためにはコンディション維持が何より重要です。
以下の画像は、高級時計の魅力を感じさせる素材写真です。時計の美しい状態を保ちながら、大切に使用することが査定額アップの第一歩です。