ロレックスを手に入れる!買えるモデル完全ガイド

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ロレックス

憧れのロレックスを手に入れたいと願う方へ。
2025年現在の最新情報にもとづき、定価で購入できるモデルから入手困難な人気モデルまで、ロレックスの魅力と購入ガイドを徹底解説します。正規店での購入方法や中古市場の活用術、さらに価格相場や今後の展望まで網羅した完全ガイドです。
ロレックス初心者から上級コレクターまで楽しめる内容で、あなたの理想の一本を見つけるお手伝いをします。

ロレックスの買えるモデル一覧

ロレックスにはスポーツモデルからエレガンスモデルまで豊富なラインナップがあります。ここでは2025年現在で入手可能なロレックスの代表モデルと、その正規店での定価(税込)をご紹介します。定価で購入しやすいモデルと入手困難なモデルを知ることで、予算計画や購入戦略の参考にしてください。

モデル名 2025年定価(税込)
オイスターパーペチュアル(28〜41mm各サイズ) ¥855,800〜¥980,100(税込)
デイトジャスト(31/34/36/41mm) ¥1,095,600〜¥1,244,100(税込) ※素材や仕様で変動
エクスプローラーⅠ(36mm) ¥1,104,400(税込)
エクスプローラー40(40mm) ¥1,166,000(税込)
エクスプローラーⅡ(42mm) ¥1,477,300(税込)
サブマリーナー(ノンデイト) ¥1,400,300(税込)
サブマリーナー デイト ¥1,570,800(税込)
シードゥエラー ¥2,022,900(税込)
ディープシー ¥2,043,800(税込) ※Dブルー等仕様により若干差異
ディープシーチャレンジ ¥4,044,700(税込)
GMTマスターⅡ ¥1,664,300(税込) ※ベゼル色やブレス仕様共通
ヨットマスター37 ¥1,727,000(税込)
ヨットマスター40 ¥1,835,900(税込) ※SS×プラチナモデル
ヨットマスター42 ¥2,239,600(税込) ※RLXチタンモデル
ヨットマスターⅡ(44mm) ¥2,636,700(税込)
スカイドゥエラー ¥2,472,800(税込) ※SSモデル
ミルガウス ¥1,109,900(税込)
エアキング ¥1,135,200(税込)
コスモグラフ デイトナ ¥2,349,600(税込) ※SSモデル
デイデイト36 ¥5,911,400(税込)〜 ※素材やダイヤ装飾により変動
デイデイト40 ¥6,486,700(税込)〜 ※素材やダイヤ装飾により変動
1908 ¥3,303,300(税込)〜 ※モデルにより¥5,273,400(税込)程度まで
チェリーニ ¥1,690,700(税込)〜¥3,180,100(税込) ※生産終了モデル
※上記は代表的な定価の一例です。素材(ステンレススチール、ゴールド、コンビなど)やベゼル・ブレスレット仕様、ダイヤル装飾の有無によって価格は変動します。最新の正規定価は購入時に必ず確認しましょう。

定価で買えるモデル

ロレックスの中でも、比較的定価で購入しやすいモデルがあります。つまり、正規店で運よく出会えれば定価(税込)で入手可能であり、中古市場でも定価に近い価格帯で取引されているモデルです。

代表的なのはエントリーモデルのオイスターパーペチュアルシリーズです。シンプルな三針のみのモデルで、28mmから41mmまでサイズ展開されています。たとえばオイスターパーペチュアル41(Ref.124300)は定価¥980,100(税込)で、カラーバリエーションが豊富です。入手人気はありますが、他のスポーツモデルに比べれば供給が安定しており、タイミングが合えば定価購入も十分可能です。

デイトジャストも定価で買える代表格です。36mmや41mmのステンレスモデルであれば、定価は約¥110万〜¥130万円台とロレックスの中では手の届きやすい範囲です。デイトジャストは生産本数も多く、正規店の店頭に並ぶことも比較的あります。落ち着いたデザインでビジネスからカジュアルまで使いやすく、幅広い層に支持されています。

そのほか、エアキング(¥1,135,200(税込))やエクスプローラーⅠ(36mmモデルは¥1,104,400(税込))も狙い目です。これらはスポーツモデルでありながら過度なプレミアが付きにくく、比較的抽選販売なしに出会えることもあります。特にエクスプローラーⅠやエアキングはデザインがシンプルで実用性も高いため、初めての高級時計として定価購入する方も多いモデルです。

ミルガウスも専門的な耐磁性能を備えたユニークなモデルで、生産終了が発表されるまでは定価に近い価格で流通していました。2023年に廃盤となった現在は新品入手は困難ですが、中古市場では定価前後から徐々に価格が上昇しています。

以上のようなモデルは、タイミング次第で正規店での定価購入が実現しやすいと言えます。日頃からショップをのぞいてみたり、入荷情報にアンテナを張っておくことで、定価で買えるチャンスを逃さないようにしましょう。

入手しやすいモデルの紹介

入手しやすいモデルとは、需要と供給のバランスが比較的取れており、正規店での購入難易度が高くないモデルを指します。これらは中古市場でもプレミア価格が付きにくいため、比較的落ち着いた相場で取引されています。

例えばエクスプローラーⅠエクスプローラーⅡは、ロレックススポーツモデルの中では比較的入手しやすい部類です。エクスプローラーⅠ(36mm/40mm)はシンプルな3針と高い視認性が特徴で、探検家向けに開発された歴史を持ちますが、派手さを抑えたデザインゆえ需要が極端に集中せず、定価購入のチャンスもあります。エクスプローラーⅡ(42mm)は24時間表示の第4の針を備えたモデルですが、こちらもGMTマスターⅡなどに比べると入手難易度は低めです。

同様に、オイスターパーペチュアルデイトジャストの一部モデルも在庫が比較的安定しています。特にデイトジャストはサイズや素材のバリエーションが多いため、好みの仕様にこだわらなければ店頭在庫を見つけやすいでしょう。例えばステンレススチール製のデイトジャスト36は上品で人気がありますが、流通量が多いため「入手困難」というほどではありません。
ヨットマスターシリーズも、スポーツモデルながら入手しやすいケースがあります。ヨットマスター37や40のステンレス×プラチナモデル(ロレジウム)は、デザイン性が高い一方でデイトナやサブマリーナーほどの極端な人気集中はありません。そのため店舗によっては店頭購入できたという声もあります。

また、超高額帯のデイデイト(いわゆるロレックスの最高級ライン)も、価格が高い分需要が限定されており、富裕層向けモデルのため一般的な人気ランキングには上がりにくいです。デイデイト40やデイデイト36のイエローゴールドモデルなどは定価が数百万円台後半ですが、購入予算に余裕がある方には正規店で案外すんなり提供される場合もあります。

このように、ロレックスの中でも比較的入手しやすいモデルは存在します。購入難易度の低いモデルから検討すれば、初めてのロレックスでも無理なく手にできるでしょう。ただし近年はどのモデルも人気が高まっているため、「比較的」とはいえ油断は禁物です。

入手困難なモデルとその理由

一方で、誰もが欲しがる人気ゆえに入手困難となっているモデルも存在します。これらは需要が供給を大きく上回っており、正規店で出会うこと自体が非常に稀なモデルです。

筆頭はやはりコスモグラフ デイトナです。デイトナはロレックスの中でも象徴的なクロノグラフで、特にステンレス製モデル(Ref.126500LNなど)は世界的な人気を誇ります。その理由はレーシングクロノグラフとしての完成度と、生産本数の絞り込みによる希少性にあります。定価¥2,349,600(税込)のモデルですが、正規店での購入はほぼ「奇跡的」と言われるほど難しく、中古市場では新品未使用品が約2倍の¥500万円前後で取引されることもあります。常に品薄状態で、デイトナを求めて開店前から行列ができる店舗もあるほどです。

GMTマスターⅡも入手困難なモデルの代表です。特に赤青ベゼルの「ペプシ」(Ref.126710BLRO)や青黒ベゼルの「バットマン」(Ref.126710BLNR)は人気ニックネームが付くほど支持され、店頭で見かけることはまずありません。定価は¥160万円台ですが、中古市場では¥200万円を超えるプレミア価格が付いています。GMTマスターⅡが困難な理由は、タイムゾーン機能の実用性とデザイン性から世界中で需要が高く、日本国内の割当本数も少ないためです。

サブマリーナーも定番人気であり、特にグリーンベゼルのモデル(愛称「スターバックス」Ref.126610LV)や黒サブ(Ref.126610LN)は常に品薄です。ダイバーズウォッチの王道であるサブマリーナーはロレックス初心者から愛好家まで幅広く支持されており、結果として需要過多になっています。正規店では抽選販売や優良顧客への優先販売となるケースも多く、運よく在庫が出ても即完売となることが常です。

その他、スカイドゥエラーのステンレスモデルやディープシー チャレンジといった新作・話題作も入手難です。スカイドゥエラーは年次カレンダー機能を備えたハイエンドモデルで、本来価格帯が高いにも関わらずステンレスモデルの登場で人気が爆発しました。結果、正規店ではほぼ見かけず、中古相場も定価を上回っています。ディープシー チャレンジはロレックス初の本格チタン製モデルで2022年に登場しましたが、生産数が限られているため希少で、市場価格は定価を大きく上回っています。

入手困難モデルが生まれる理由は、ロレックスのブランド価値と戦略にもあります。あえて需給ギャップを生むことで希少性を高め、結果としてさらに人気が加速するサイクルです。人気モデルほど広告塔となるため需要が集中し、生産が追いつかない状況が続いています。このようなモデルを定価で手に入れるには、かなりの運や情報網、時には販売店との信頼関係構築が必要となるでしょう。

ロレックス購入の手段と方法

続いて、実際にロレックスを購入する際の手段や方法について解説します。正規販売店で新品を購入する方法から、中古市場・海外購入の活用まで、それぞれメリット・デメリットがあります。自分に合った購入ルートを選ぶ参考にしてください。

ロレックス正規店での購入方法

ロレックスを新品で購入する王道は、正規店(正規販売店)での購入です。日本ロレックスが認定する正規販売店では常に新品のロレックスが定価で販売されます。ただし前述の通り人気モデルの在庫は極めて限られているため、正規店で購入するにはいくつかポイントがあります。

まず、正規店では基本的に予約待ちリストを公開していません。多くの店舗では「入荷があれば順に案内」または「抽選販売」としており、希望モデルの入荷時期を事前に知ることは難しいです。そのため足繁く店舗に通い、スタッフに顔を覚えてもらうことが購入への近道と言われます。常連客となり信頼関係を築くことで、入荷時に連絡をもらえたり、優先的に販売してもらえるケースもあります。

また、正規店で購入するには運も必要です。人気モデルの場合、たまたま来店した日に在庫があればその場で購入できますが、その確率は非常に低いです。一部店舗では抽選販売会や整理券配布を行うところもあり、公式サイトやSNSで情報をチェックすることが大切です。

近年は転売対策として、正規店購入時に購入者名義の保証カードを発行したり、過去の購入歴との照合を行うケースもあります。一人が短期間に複数本購入することが難しくなっているため、本当に欲しい一本を狙って出向くことが重要です。購入希望のモデルをスタッフに伝えておくと、入荷時に声をかけてもらえる可能性もゼロではありません。

最後に、購入時のマナーも留意しましょう。店頭では落ち着いて要望を伝え、入荷状況を丁寧に尋ねる程度にします。強引な取り置き交渉や、高圧的な態度は逆効果です。ロレックス正規店での購入はまさに「縁とタイミング」。粘り強く通いつつ、その瞬間が来たらすぐ購入できる準備(金額・決済方法など)を整えておきましょう。

中古市場でのロレックス購入ガイド

正規店で希望モデルを入手できない場合や、廃盤モデルが欲しい場合には中古市場での購入が現実的な手段となります。中古と言ってもコンディションが良い未使用品からヴィンテージまで様々で、正規店に比べ選択肢が広がります。ここでは中古市場でロレックスを購入する際のポイントをまとめます。

まず信頼できる専門店を選ぶことが最重要です。中古ロレックスは人気ゆえに高額取引されるため、悪質な改造品や偽物も存在します。実績ある時計専門店や大手質屋・買取店の直営ショップで購入すれば、鑑定済みの本物が手に入る安心感があります。購入前に店舗の評判や保証制度をチェックしましょう。

次に付属品の有無です。中古であっても保証書(ギャランティカード)・箱・コマが揃っている「フルセット」は高額になりがちですが、資産価値や再販時の有利さを考えるとおすすめです。特に保証期間内の個体であれば、日本ロレックスで無償修理を受けられる可能性もあります。

中古価格はモデルによってさまざまです。前述の通り、人気モデルは定価を大きく上回るプレミア価格ですが、一方で生産終了モデルや限定モデル、古いヴィンテージ品などは中古でしか手に入らない魅力もあります。例えば往年の赤サブマリーナーやポールニューマン・デイトナのように、コレクターズアイテムは中古市場が主戦場です。相場を事前に調べ、自分の狙うモデルが適正価格かどうかを見極めることが大切です。

購入時は現物をよく確認しましょう。ケースやブレスレットの傷の程度、夜光塗料の劣化具合、ポリッシュ(研磨)歴の有無、機械の状態など、可能であれば店頭で実物を手にとってチェックします。遠方で通販を利用する場合も、詳細な写真や状態説明を確認し、保証や返品ポリシーに目を通してください。

中古市場を上手に活用すれば、正規店では出会えない希少なモデルや、お得な価格の良品に巡り合うことも可能です。時計愛好家にとって中古店巡りは宝探しのような楽しみでもあります。ただし高額な買い物ですので、焦らず慎重に比較検討し、納得の一品を選びましょう。

海外での購入のメリットとデメリット

ロレックスは世界各国で販売されているため、海外で購入するという選択肢もあります。海外旅行の際に現地の正規店や免税店を訪れ、日本で手に入りにくいモデルを探す人もいます。ここでは海外購入の利点と注意点を整理します。

メリットとしてまず挙げられるのは在庫の巡り合いチャンスです。国や地域によって人気モデルの偏りがあり、日本で品薄なモデルでも海外の店舗では偶然在庫があるケースもあります。特に観光地の免税店や大都市以外の正規店では、ふらりと入った旅行者が欲しかったモデルを入手できたという話もあります。

また、海外で購入すると免税価格で買える可能性があります。多くの国では観光客向けに付加価値税(VAT)の払い戻し制度があり、購入後に手続きをすれば税分が差し引かれ結果的に日本より安く買える場合があります。ただしVAT還付には手続きが必要で、時間もかかる点に注意しましょう。

一方デメリットもあります。まず言語や商習慣の壁です。現地の言葉で交渉したり、購入後の保証対応をその国のロレックス窓口とやり取りする必要が生じることもあります。ロレックスの国際保証は基本的に世界共通ですが、海外購入品を日本ロレックスで修理に出す場合、購入証明や英語での説明が求められるケースもあります。

さらに帰国時の関税にも注意が必要です。高額な腕時計を海外で購入して日本に持ち込む場合、20万円を超える分には関税と消費税が課税されます(個人の免税範囲を超える持ち込み)。正規の手続きを踏めば問題ありませんが、申告を怠ると違法になりますので注意しましょう。

そして何より、海外でも人気モデルは基本的に入手困難です。日本以上に並ばないと買えない地域もあり、期待して行ったが空振りに終わる可能性もあります。旅行のついでに巡り合えればラッキー程度の心構えが良いでしょう。

総じて、海外購入は「在庫に出会えれば儲けもの」くらいのスタンスがおすすめです。言語や税制の違いを理解し、信頼できる現地ディーラーで購入することが前提となります。旅費をかけての時計探しはリスクも伴いますが、その分旅の思い出として特別な一本になるかもしれません。

ロレックス購入時の注意点

ロレックスを購入する際には、正規店と専門店の違いや在庫情報の集め方、販売店選びのポイントなど、事前に知っておくべき注意点があります。大切な買い物で失敗しないために、以下の点に留意して臨みましょう。

正規店と専門店の違い

ロレックス購入においては正規店(公式代理店)と専門店(中古・並行輸入店)の違いを理解することが重要です。それぞれにメリット・デメリットが存在します。

正規店の最大のメリットは新品を定価で購入できる点と確実な真贋保証です。日本ロレックスが認定した店舗で購入する新品のロレックスには5年保証が付き、アフターサービスも万全です。購入時に名前入りの保証カードが発行され、自分が最初のオーナーになるという所有欲も満たされます。また正規店購入品は資産価値も高く、後々売却する際も評価が良い傾向です。

一方、専門店(並行輸入店や中古店)は在庫の豊富さがメリットです。人気モデルでもプレミア価格にはなりますが、現物をすぐ手に入れられる可能性が高いです。また生産終了モデルやレアモデルも扱っており、正規店では手に入らない選択肢があるのも魅力です。価格は市場相場に基づくため、希少モデルは定価以上になりますが、逆に不人気モデルは定価以下で買えることもあります。

デメリットとして、正規店は前述のように在庫入手が困難である点が挙げられます。欲しいモデルがあっても買える保証がなく、相当な時間と運が必要です。また基本的に1人1モデルの購入制限があったり、短期間に複数本は売ってもらえない場合もあります。
専門店側のデメリットはやはり価格が割高なことです。特に新品同様の未使用品は定価の数割増し以上となるケースが多々あります。また店によっては保証内容がまちまちで、故障時の対応が正規より劣る場合もあります。並行輸入新品の場合、日本ロレックスの保証が受けられないこともあります(購入国の保証は有効)。

まとめると、「安心・確実だが買えないことも多い」のが正規店、「高価だが欲しいものが手に入りやすい」のが専門店と言えます。自身の価値観(時間をかけてでも定価で欲しいか、多少高くてもすぐ欲しいか)に合わせて選択しましょう。

在庫状況の把握方法

欲しいロレックスがある場合、その在庫状況を把握することが購入への近道です。しかし正規店では在庫を公開していないため、自ら情報収集する必要があります。

基本は足で稼ぐことです。近隣のロレックス正規店を定期的に巡回し、店頭に並んでいるモデルをチェックしましょう。店によっては「本日の入荷情報」を掲示板に出すケースもあります。特にデパート内の店舗などでは朝一に当日分の入荷品を公開し、早い者勝ちで販売するスタイルも見られます。

また、SNSやネットの情報も活用しましょう。ロレックスファンが集うTwitterやInstagramでは、「#ロレックス入荷情報」などのハッシュタグで各地の在庫目撃情報が共有されています。例えば「○○店でサブマリーナー入荷していた」などリアルタイムの投稿があります。ただし公式情報ではないため信憑性は様々ですので、参考程度に捉えましょう。

一部の愛好家サイトでは、ユーザー投稿型で在庫情報を集約している掲示板もあります。そうしたコミュニティをチェックすることで、おおよその傾向を掴むことが可能です。例えば「年末は入荷が増える傾向がある」「地方の店舗に穴場在庫あり」等の経験談が役立つこともあります。

さらに、正規店のスタッフに問い合わせる際は、一度に多くを聞きすぎないよう配慮しましょう。在庫を電話で問い合わせても教えてもらえないのが通常ですが、店頭で雑談の中からヒントを得られる場合もあります。「最近○○の入荷はありましたか?」程度に控えめに尋ね、情報を引き出すこともひとつの方法です。

要は、自分から積極的に動くことが在庫状況把握の鍵です。複数の手段を駆使して情報網を広げ、チャンスを逃さないようにしましょう。

販売店の選び方とチェックポイント

ロレックスをどこで買うか決める際、販売店選びは慎重に行いましょう。特に中古・並行品を扱う店では信頼性の見極めが必要です。以下に販売店を選ぶ際のチェックポイントをまとめます。

  • 店舗の信頼性:創業年数や実績、専門スタッフの有無を確認しましょう。老舗の時計店やメーカー公認の中古店であれば信頼度が高いです。WEBサイトに認定書や資格者(時計修理技能士など)の情報が載っていると安心材料になります。
  • 保証内容:購入後の保証がどの程度付くかチェックします。正規新品なら5年保証ですが、中古店でも6ヶ月~2年程度の保証を付ける店があります。保証期間が長いほど、購入後のトラブル対応も期待できるでしょう。
  • 付属品の明記:商品説明にギャランティカード(保証書)の有無、コマ数、箱などの付属品について明記されているか確認します。悪質な店だと付属品欠品を曖昧に書くこともあるため、記載が無い場合は問い合わせましょう。
  • 価格の妥当性:相場より極端に安い場合は要注意です。在庫処分や傷アリ特価なら納得できますが、相場無視の安売りは偽造品や不正品のリスクも否定できません。複数店の価格を比較して、適正価格か見極めることが大切です。
  • アフターサービス:サイズ調整は無料か、有料オプションでオーバーホール割引があるかなど、購入後のサービスもチェックしましょう。特に並行新品の場合、故障時はショップ保証に頼ることになるため、その対応力が重要です。

総合的に、初めて購入する場合は実店舗を構えており評判の良い店を選ぶのが無難です。スタッフの説明が丁寧で、質問にも親身に答えてくれるかどうかも判断材料になります。大事な一本を安心して購入できるよう、妥協せず信頼できるショップを選びましょう。

ロレックス入手難易度ランキング

ここではロレックス主要モデルの入手難易度に注目し、難易度の高いモデルや人気モデルの入手確率、さらに意外な穴場店舗について解説します。購入の優先度を決める際や戦略を立てるのに役立ててください。

入手難易度の高いモデル

ロレックス全モデルの中でも、特に入手難易度が高いのは以下のモデルです。

  1. コスモグラフ デイトナ(SSモデル): 言わずと知れたトップクラスの入手困難モデルです。在庫が店頭に出ることは極めて稀で、発売と同時に完売が常。ランキング不動の1位です。
  2. GMTマスターII(ペプシ / バットマン): 人気カラーのGMTは需要が世界的に高く、デイトナに次ぐ難易度です。国内入荷も僅少で、店頭販売は即瞬殺されます。
  3. サブマリーナー デイト(グリーンベゼル): 通称「スターバックス」。定番サブマリーナーの中でもグリーンベゼルは特に人気で、正規店では姿を見かけません。ブラックも難易度は高めです。
  4. スカイドゥエラー(SS): 複雑機構モデルながらSS仕様は比較的手頃な価格帯となり、人気が急上昇。結果として供給不足に。TTやゴールドは多少マシですがSSは幻の存在です。
  5. エクスプローラーII(ポーラ): 白文字盤のエクスプローラーIIは近年評価が高まり、じわじわ難易度が上がっています。黒文字盤よりも品薄傾向です。

上記はいずれも在庫入手が極めて難しく、発売直後の新作や記念モデルも同様に高難易度になりやすいです。たとえば2023年発表のデイトナ各モデルも発売直後は「ご祝儀相場」でさらに入手困難となりました。
これらのモデルをどうしても狙う場合、前述のように正規店との関係構築や抽選イベントへの参加など、長期戦を覚悟しましょう。

人気モデルの入手確率

人気モデルの入手確率は決して高くありませんが、状況によってはチャンスもあります。おおまかな肌感覚として、以下のような確率イメージがあります。

  • デイトナ(SSモデル): 正規店で一般客が出会える確率は数%以下。数年通って一度出会えれば幸運というレベル。
  • GMTマスターII / サブマリーナー: 数%程度。店舗や時期によっては抽選販売で当選する可能性がある程度です。
  • オイスターパーペチュアル / デイトジャスト: 数十%程度。店に行けば何かしら在庫に巡り合える可能性が比較的高いモデルです。
  • エクスプローラー / エアキング: 10〜20%程度。運が良ければ見つかることもあり、入荷頻度もそこそこあります。

もちろんこれは一概には言えず、店舗によって大きく異なります。都市部の有名店は競争率が高く、地方の店舗は比較的穴場というケースもあります。

また、新作発表直後は特に入手確率が下がります。供給が追いつくまで数ヶ月〜1年程度は品薄が続くのが常です。逆にモデルチェンジ末期や生産終了直前になると在庫整理で偶然出てくるケースもあります。タイミングを見極めることも確率を上げるポイントです。

重要なのは、「人気モデルは買えないもの」と悲観しすぎず、しかし安易にも考えないバランス感です。情報収集と幸運が重なった時、入手の扉が開くかもしれません。

穴場の店舗紹介

入手困難モデルを狙うなら穴場の店舗を攻める戦略も有効です。首都圏の大型店は競争が激しいため、あえて以下のような店舗を狙う方法があります。

  • 地方都市の正規店: 大都市圏以外の正規販売店は、平日の客足が少なく在庫が残りやすい傾向があります。地方出張や旅行の際に立ち寄ってみると思わぬ出会いがあるかもしれません。
  • 新規オープンの店舗: 新しくオープンしたロレックスブティックは、開店記念で比較的豊富な在庫を用意していることがあります。オープン直後は狙い目です。
  • 免税店(空港内ショップ): 国際空港の免税店ロレックスコーナーは一見観光客向けですが、時間帯によっては在庫があったという報告もあります。ただし購入には出国フライトが必要なため、旅行時限定の作戦です。
  • 正規店併設のサービスセンター: 一部の正規店にはロレックスサービスカウンターが併設されています。そこでは修理受付が主ですが、ごく稀に販売在庫も置かれているケースがあります。

これら穴場を回ることで、競争の少ない状況で購入機会に恵まれることがあります。ただし穴場とはいえロレックス全体の人気が高いため、過度な期待は禁物です。あくまで「可能性を広げる」一環として捉え、どんな店舗でもチャンスがあれば即行動できるよう準備しておくことが大切です。

ロレックスの価格と相場

ロレックスは資産価値が高いことでも知られます。新品価格と中古価格の違いや、モデル別の市場価格変動、さらに売却時の買取相場について解説します。購入後の価値を知っておくことで、より賢い選択ができるでしょう。

新品と中古の価格比較

ロレックスはモデルによって新品定価と中古相場に大きな差があります。人気モデルでは中古価格が新品定価を大幅に上回るケースが珍しくありません。例えば前述したデイトナSSモデルは定価約¥235万円に対し、市場では新品同様品が¥400〜500万円で取り引きされています。同様にサブマリーナーやGMTマスターIIも定価約¥130〜170万円に対し、市場価格は¥200万円前後と定価超えが一般的です。つまり新品を定価で買えれば即座に資産価値が上がる状況です。

一方、中古の方が安い場合もあります。主に金無垢モデル(オールゴールド)や高額な宝飾モデルです。例えばデイデイトやスカイドゥエラーのフルゴールドモデルは定価が非常に高額(数百万円〜1000万円超)ですが、中古市場では新品定価より安く買えることがあります。理由として、高額帯モデルは需要が限られるため中古値落ちしやすいこと、そして新品購入時の付加価値税分などが中古価格に反映されないためです。金やプラチナ素材のモデルは新品購入直後に中古査定へ出すと、値下がり幅が大きくなる傾向があります。

また、一度廃盤になったモデルでも、中古市場では状態によって値段が変動します。たとえばミルガウスが廃盤発表された際、中古価格が一時的に急騰しましたが、その後やや落ち着きを見せるなど、市場は常に動いています。

このように、新品と中古の価格比較から見えてくるのは、「人気ステンレスモデル=新品定価<中古価格」、「高額ゴールドモデル=新品定価>中古価格」という傾向です。購入の際は、自分が買おうとしているモデルがどちらのパターンか把握しておくと良いでしょう。新品定価で買えない場合でも、中古で割安に手に入るモデルもあるからです。

モデル別の市場価格の変動

ロレックスの市場価格はここ数年で大きく変動しています。特に2020〜2022年頃にかけて世界的な時計ブームにより価格が高騰し、その後2023年にかけてやや調整が入りました。モデル別に見ると、デイトナやGMTなどの人気モデルは2022年春頃にピークを迎え、その後一時下落傾向となりました。しかし2024年に入る頃から再び上昇基調となり、2025年現在、安値だった時期と比べると再度高値圏にあります。

例えばデイトナ(SS)は2022年初頭に中古相場500万円超えの歴史的高騰となりましたが、その後いったん400万円台前半まで下落しました。しかし2025年現在では新型効果もあり再び480〜500万円近辺で推移しており、値下がり前の水準に迫っています。GMTマスターII(ペプシ)も一時300万円近くまで上がった後に250万円前後まで下がりましたが、現在は再び上向きです。

一方、比較的安定しているのはデイトジャストやオイスターパーペチュアルといったモデルです。これらは需要が幅広く極端な投機対象になりにくいため、中古価格も定価±αのレンジで推移しています。例えばオイスターパーペチュアル41の人気色(ターコイズブルーなど)は一時プレミア化しましたが、現在は落ち着きを見せ、定価前後の相場です。

市場価格変動は経済状況や為替レート、そしてメーカーの価格改定にも影響を受けます。ロレックス本社が毎年行う価格改定(値上げ)は日本国内相場にも即反映され、在庫品の店頭価格が一夜で上がることもあります。2025年も2月に平均3〜5%程度の値上げが実施され、市場価格もそれに沿って上昇しました。

このように、市場価格は常に変わり続けます。購入するタイミングによっては数十万円単位で損得が出ることもありますので、相場を日頃からチェックすることが大切です。ただしロレックスの基本的な傾向として、長期的には緩やかに右肩上がりと言われます。急な暴落リスクは低いブランドですので、あまり短期の上下に一喜一憂しすぎず、納得できる価格で出会えた時が買い時と考えるのも一つです。

買取価格とその査定ポイント

ロレックスは売却する際も高値が付きやすく、買取相場が気になる方も多いでしょう。ここではロレックスを手放す場合の買取価格の目安と、査定時にチェックされるポイントを解説します。

まず買取価格はモデルと状態によって大きく異なります。人気モデルであれば新品定価を上回る価格で買取られることも珍しくありません。例えばデイトナ(SSホワイトダイヤル)は業者買取でも¥430〜490万円程度(未使用品の場合)と、定価¥235万円を大きく超える提示額となっています。サブマリーナーデイト(Ref.126610LV)も未使用なら¥220万円前後の買取価格が期待でき、定価約¥157万円から大幅アップとなります。

一方、デイトジャストやオイスターパーペチュアルは中古相場が定価付近のため、未使用品でも定価の80〜100%程度、中古なら60〜70%程度が相場となります。また金無垢モデルは新品価格が高い分、中古買取では定価の50%前後になるケースもあります。例えばデイデイト40イエローゴールドは定価¥700〜800万円台ですが、未使用買取は¥400万円台後半〜¥500万円前後が目安です。宝飾が多いモデルも同様に、定価比では低めの査定となりがちです。

査定ポイントとしては、状態が何より重視されます。キズの有無や使用感は減額要因となります。特に深い打痕やガラスの傷はマイナスが大きいです。逆に未使用品や保護シール付きの場合はプラス査定となります。

次に付属品の完備も重要です。保証書の有無は査定額に直結します。保証書なし(ギャランティ欠品)の場合、数万円〜十数万円のマイナスになりえます。箱・余りコマ・タグなど揃っているほど評価は高まります。
購入時期(製造年式)もポイントです。基本的に新しい方が高評価ですが、一部ヴィンテージを除きます。現行モデルであれば年式が2〜3年違うだけでも査定に差が出る場合があります。

さらにオーバーホール歴やパーツ交換状況も確認されます。純正パーツ以外に交換されているとマイナスですので、修理は正規または信頼できる専門店で行い、記録を残しておくと良いでしょう。

最後に、売却の際は複数の買取店で査定を取るのがおすすめです。店舗によって得意モデルや在庫状況が異なるため、提示額に差が出ることがあります。大手買取チェーンや専門業者のオンライン査定を利用し、一番高いところに売るのが賢明です。ただし極端に高すぎる提示には注意し、信頼できる業者か見極めることも忘れずに。

以上を踏まえ、ロレックスは「買って満足、売っても納得」が得られる稀有な時計と言えます。査定ポイントを把握しておけば、いざという時も適正な評価で手放すことができるでしょう。

シーン別のロレックス活用法

ロレックスの魅力は資産性だけでなく、実際に身に着けてこそ味わえるものです。ここではカジュアル・ビジネス・スポーツそれぞれのシーンでのロレックスの活用法や似合うモデル、機能面のメリットについてご紹介します。

カジュアルシーンでの着用例

休日のカジュアルな装いにロレックスを合わせると、大人の余裕と遊び心を演出できます。カジュアルシーンでおすすめなのは、比較的スポーティーでラフに使えるモデルです。

例えばサブマリーナーはTシャツ+デニムのような定番コーデにも自然に馴染みます。黒いベゼルと文字盤のサブマリーナーデイトは主張しすぎず、それでいて腕元に確かな存在感を与えてくれます。ラグジュアリースポーツの代表として、アウトドアやドライブのお供にも最適です。

オイスターパーペチュアルのカラーダイヤルモデルもカジュアル向きです。ターコイズブルーやコーラルレッドなどポップな色合いの文字盤は、シンプルな服装のアクセントになります。スニーカーやカジュアルシューズにも合わせやすく、若々しい印象をプラスしてくれます。

また、エクスプローラーⅠは36mmケースの適度なサイズ感で、アウトドアから街歩きまで幅広いカジュアルにフィットします。登山由来の堅牢さを持ちつつデザインは控えめなので、キャンプなどでガシガシ使っても気負いません。革ベルトに付け替えてナチュラルコーデにする楽しみ方もあります。

カジュアルシーンでは時計自体も多少の傷を気にせず使える心構えが大切です。ロレックスは耐久性が高く多少乱暴に扱っても壊れにくいため、普段使いの道具として付き合うことでさらに魅力が増します。お気に入りの一本を腕に巻いて、休日のお出かけや趣味の時間をぜひ豊かに彩ってください。

ビジネスシーンでの印象

ビジネスシーンでロレックスを身に着けることは、ステータスや信頼感を演出する効果があります。ただし職場の雰囲気によっては派手すぎないモデル選びが求められるでしょう。

最もビジネス向きと言われるのがデイトジャストです。シンプルな3針に日付表示を備えたこのモデルは、シャツやスーツとの相性が抜群です。36mmや41mmのステンレススチール×ホワイトゴールドベゼルモデルは上品で、取引先との会食や商談の場でも嫌味なく品格を感じさせます。ジュビリーブレスレット仕様ならよりクラシカルな印象で、社内外問わず好印象でしょう。

エクスプローラーI(特に36mm)はビジネスシーンに密かに人気があります。黒の3,6,9インデックスが視認性良く、スーツスタイルにも溶け込みます。派手さを抑えたデザインなので、腕元をさりげなく飾りたいビジネスパーソンに適しています。社内で時計に詳しい人から「あ、そのエクスプローラーいいですね」と声をかけられるような、一目置かれる存在になるかもしれません。

役職者や経営者層にはデイデイトも支持されています。18Kゴールドケースに曜日表示まで備えた堂々たるモデルは、フォーマルな場で抜群の存在感を放ちます。イエローゴールドはかなり目立つため職場によっては難しいですが、ホワイトゴールドやエバーローズゴールドなら上品さが際立ちます。会議や式典など格式ある場面でスーツから覗くデイデイトは、その人の成功と品位を象徴するでしょう。

ビジネスでロレックスを着用する際は、相手に与える印象にも配慮しましょう。あまり高級すぎる時計は嫉妬や不信を招く場合もあります。逆に適度なモデルを身に付けていると自己管理や審美眼を評価されることもあります。TPOに合わせて時計を選び、ビジネスパートナーとのコミュニケーションの一助とするのが理想です。

スポーツシーンにおける機能

ロレックスの多くのモデルは元々プロフェッショナルユースを想定して設計されており、スポーツやアウトドアシーンでも本領を発揮します。頑丈さ・防水性・各種機能を活かし、ぜひアクティブな場面でも活用しましょう。

ダイビングやマリンスポーツにはサブマリーナーシードゥエラーが適任です。サブマリーナーは300m防水と逆回転防止ベゼルを備え、本格的なスクーバダイビングにも耐えられます。実際に潜らなくとも、プールや海水浴で時計を外さず楽しめる安心感は大きいでしょう。ヘリウムエスケープバルブを持つシードゥエラー/ディープシーなら飽和潜水にも耐える仕様で、ロマンを感じながらマリンスポーツを満喫できます。

登山やキャンプではエクスプローラーIIが活躍します。24時間表示のGMT針と高い耐衝撃性で、洞窟探検や高地での昼夜判別が任務の探検家のために開発されたモデルです。頑丈な造りなので岩場で多少ぶつけても平気ですし、暗所での視認性も抜群です。アウトドアギアとして信頼できるパートナーになるでしょう。

ヨットレースやモータースポーツにはヨットマスターIIデイトナといった計時機能搭載モデルが頼りになります。ヨットマスターIIはカウントダウン用のプログラム可能な機械式メモリーを持ち、スタートタイミングを計るのに最適です。デイトナは1/8秒単位で計測できるクロノグラフで、ランニングや自転車競技のタイム計測などにも使用できます。スポーツの記録を刻む相棒として心強いでしょう。

このように、ロレックスは単なるファッションアイテムに留まらず、本格的なスポーツツールとしてのDNAを備えています。もちろん実際に過酷な環境で使わなくとも、そうした機能があること自体が所有の喜びとなります。いざという時に頼れる高性能時計として、趣味のスポーツに連れて行ってみてはいかがでしょうか。

最新情報と今後の展望

ロレックスは常に進化と話題性に富んでいます。ここでは2025年時点での最新モデル情報や市場動向、さらにロレックスファンが注目すべきイベントなど、今後の展望についてまとめます。

新作モデルの発表

ロレックスは毎年春頃に新作モデルを発表します。直近では2024年の新作として、いくつかの注目モデルが登場しました。例えばGMTマスターIIにはステンレススチール製ケースにブラック&グレーの新ベゼルを組み合わせたモデルが追加され、大きな話題となりました(前年に発表されたゴールドケース版のカラーを踏襲したもの)。この新色GMTは通称がまだ定まっていませんが、新たな人気カラーとして注目を集めています。

また、2023年に刷新されたコスモグラフ デイトナは翌2024年にも追加バリエーションが投入されました。ブラックとホワイトのマザーオブパール(シェル)文字盤にダイヤモンドをあしらったゴージャスなデイトナが登場し、「表彰台で映える時計」として話題になりました。レースでの実用というより宝飾性を高めたモデルで、ロレックスの遊び心を感じさせる一品です。

そして2023年に誕生した新ドレスウォッチライン「パーペチュアル 1908」も、2024年には待望のプラチナモデルが追加されました。これまで1908はYGとWGのみでしたが、新たにプラチナケース&アイスブルーダイヤルのバリエーションが発表され、高級ドレスウォッチとしての存在感が一段と増しています。さらにDay-Dateにはエバーローズゴールド×ブルーグリーンダイヤルといった新ダイヤルも追加され、「2024年はデイデイト豊作」と評されました。

このように毎年新作が登場するため、ロレックスファンは目が離せません。2025年の新作ではどんなモデルが出るのか予想が飛び交っています。噂では(※将来の予想は控え目に記述します)、70周年を迎えるGMTマスターIIの特別モデルや、2023年に廃盤となったミルガウスの後継モデルなどが期待されています。実際に発表されるまでは公式発表を待つしかありませんが、新作情報はロレックス公式サイトや時計専門誌・ウェブ媒体で逐一チェックしましょう。

今後の市場動向と予測

ロレックス市場は今後も堅調な推移が予測されています。直近数年の高騰と調整を経て、依然として他ブランドに比べ高い人気と価値安定性を誇っています。今後の動向として考えられるのは以下の点です。

  • 適度な相場安定化: 2022年のバブル的高騰から一段落し、中長期的には現在の価格帯で安定すると見る専門家が多いです。ただし人気モデルは引き続き上昇余地があります。
  • 新工場稼働による供給増: ロレックスは増産計画として新工場建設を発表しています。数年後の稼働により生産能力が上がれば、一部モデルの品薄感が緩和される可能性があります。
  • 公式認定中古(CPO)市場の拡大: ロレックス自身が認定中古プログラムを開始しており、これが日本にも本格導入されれば中古相場に影響を与えるでしょう。信頼性の高い中古が公式から提供されることで、相場が適正化するとの見方もあります。
  • 円安・円高と国内価格: 為替レートによって日本国内定価が調整されることがあります。円安が進めば輸入品であるロレックスは更なる値上げの可能性もありますので、経済情勢も注視が必要です。

以上のような要因から、ロレックスは今後も基本的に値崩れしにくく、高い人気を維持していくと考えられます。ただし短期的な景気後退や社会情勢によって一時的に相場が下がる局面もありえます。投資目的ではなく、あくまで趣味の範囲で楽しむことが大切です。とはいえ「いつかはロレックス」と考える方は、価格が安定している今が購入のチャンスとも言えるでしょう。

ロレックスファン必見のイベント情報

ロレックスの世界を存分に楽しむために、ファンにとって見逃せないイベントやニュースがあります。
まず毎年新作発表の舞台となる「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」は必見です。世界最大の高級時計見本市で、各ブランドの新作がお披露目されます。ロレックスも例年ここで新モデルを公開するため、ファンは現地に行かなくとも公式サイトやライブ配信で注目しましょう。開催は春先(2024年は4月)で、SNSやニュースサイトで速報が飛び交います。

日本国内では、2024年4月に東京・銀座にロレックス ブティック レキシア 銀座本店がオープンしたニュースが話題になりました。これを記念して同月には東京都庭園美術館で「PERPETUAL MOMENT」という1日限りのロレックス主催アートイベントも開催され、ファンを沸かせました。このように国内旗艦店のオープンやリニューアルに合わせたイベントは要チェックです。新店舗ではオープン記念で限定グッズ配布や特別展示が行われることもあります。

また、日本の有力時計店が主催する特別展示会も見逃せません。例えばロレックス専門店クォークは過去に「エクスプローラー展」など、特定モデルに焦点を当てた歴代モデルの展示イベントを開催しました。そこではヴィンテージから最新まで100本以上のエクスプローラーが一堂に会し、ファン垂涎の内容となりました。こうしたイベント情報は各店の公式ブログやSNSで告知されるので、フォローしておくと良いでしょう。

オークションの世界でもロレックスは注目です。海外では希少ヴィンテージロレックスがオークションに出品され、記録的な高値が付くニュースが度々報じられます。例えばポール・ニューマンが所有していたデイトナがオークションで数十億円で落札された逸話は有名です。これらは直接我々が参加できるものではありませんが、ロレックスというブランドの奥深さを感じるトピックとして興味深いものです。

今後もロレックスに関するイベントやニュースは続々と出てくるでしょう。新作・展示会・オークション結果など、アンテナを張って最新情報を追えば、ロレックスファンとしてますます知識と愛着が深まるに違いありません。

おわりに:ロレックスのある生活

最後に、ロレックスを所有し身に着けることの価値や、長く愛用するためのメンテナンスについて触れて締めくくります。ロレックスのある生活がもたらす豊かさと、その時計と歩む年月の大切さを感じていただければ幸いです。

ロレックスがもたらす価値

ロレックスが多くの人を惹きつけてやまないのは、その時計自体が持つ様々な価値によるものです。まず一つはステータスシンボルとしての価値。ロレックスを腕にしていると、それだけで一目置かれる存在感があります。ビジネスや社交の場で、「この人は良いものを知っている」「成功しているのだな」といった印象を与えることもあるでしょう。

次に実用価値です。ロレックスは高精度で頑丈、しかもリセールバリューが高いという実用品として極めて優秀な側面があります。日常的に狂いなく時を刻み、多少乱暴に扱っても壊れず、万一手放すことになっても大きく値崩れしない——長期的に見れば経済的とも言えます。一生ものの道具として信頼がおけるのは大きな価値です。

そして所有する喜びという無形の価値も見逃せません。精緻な機械式時計を手に取り、風防越しに見る美しいダイヤルや滑らかな秒針の動きに心躍らせるひととき。ロレックスを身につけて出かける時の高揚感。ふとした時に眺めてはニヤリとしてしまう満足感——それらはお金には代えられないオーナーだけの特権です。

さらに、ロレックスは世代を超えて受け継がれる価値も持っています。親から子へ、祖父から孫へと受け継がれたロレックスには、その家族の歴史と思い出が刻まれます。ただの工業製品を超え、絆の象徴となるのです。長い年月愛用し、自分の人生の刻印を残した時計を次世代に託す——それができるのもロレックスの品質とブランド力があってこそでしょう。

ロレックスのある生活は、時間を見るたびに充実感をもたらしてくれます。決して安い買い物ではありませんが、それだけの価値と喜びが詰まっていると言えます。あなたもぜひ、自分だけの一本を手に入れ、その価値を存分に味わってください。

長く愛用するためのメンテナンス

大切なロレックスを長く愛用していくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。機械式時計は精密機械であり、適切なお手入れをすることで何十年にもわたり美しく動き続けます。

まず考えるべきはオーバーホール(分解掃除)です。ロレックスの場合、メーカー推奨ではおおよそ5〜10年に一度のオーバーホールが推奨されています。日本ロレックスの正規サービスセンターでオーバーホールを行うと、モデル別に以下の費用目安がかかります(2025年時点):

◎ オーバーホール正規料金一例(税込)
・デイトナやデイデイトなど複雑モデル:¥88,000~
・サブマリーナー、GMTマスターII、エクスプローラーなど:¥77,000~
・デイトジャスト:¥71,500~、オイスターパーペチュアル:¥60,500~
・スカイドゥエラー:¥110,000~
※上記は基本料金で、部品交換がある場合は別途部品代が加算されます

オーバーホールでは時計を完全に分解し、洗浄・注油・調整・パーツ交換・防水検査などが行われます。正規サービスに出せば2年間の修理保証も付きますので、大切な時計ほど定期的に正規メンテナンスに出すことをおすすめします。費用は掛かりますが、常にベストコンディションで使える安心には代えられません。

日常のお手入れとしては、防水性能維持のためリューズ(竜頭)の締め忘れに注意しましょう。水に濡れた場合は真水で軽く洗い流し、柔らかい布で拭いてください。特に海水に浸かった後は塩分を落とすことが大事です。
ブレスレットは汚れが溜まりやすいので、時々中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗浄すると清潔に保てます(防水モデルの場合)。その際はリューズをしっかり締め、防水が万全な状態で行ってください。

傷が付いた場合、軽微なヘアライン傷であればポリッシングクロスで優しく磨くことで目立たなくできます。しかし深い傷は下手に研磨しようとせず、オーバーホール時にプロに任せましょう。研磨しすぎるとケースやブレスが痩せてしまう恐れがあります。
磁気帯びにも注意が必要です。スマートフォンやスピーカーの強い磁石に長時間近づけると時計が磁気を帯び、精度不良を起こすことがあります。近年のロレックスは耐磁性が向上していますが、念のため磁石類からは離して保管しましょう。万一磁気帯びした場合、サービスセンターで磁気抜きしてもらえます。

こうした日常ケアと定期オーバーホールを行えば、ロレックスは文字通り一生物として活躍してくれます。先述のように世代を超えて受け継ぐことも夢ではありません。日々の相棒に感謝の気持ちを込めてお手入れし、いつまでも美しく正確なロレックスと共に人生の時を重ねてください。

以上、ロレックスを手に入れるためのモデル紹介から購入方法・価格相場・活用法・メンテナンスまで詳しくご紹介しました。2025年現在の最新情報を踏まえた完全ガイドとして、これからロレックスを購入したい方や既にオーナーの方のお役に立てば幸いです。ロレックスという時計があなたの人生に寄り添い、かけがえのない時間を刻んでくれることを願っております。

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