美しさを極めたロレックスのデイトジャストレディースの買取価格を徹底解説

ロレックスのレディース用デイトジャストは、堅牢性とエレガンスを併せ持つ定番モデルであり、中古市場でも安定した支持を集めています。
新しい個体の定価は年々上昇しており、2025年の正規店新価格ではステンレススティールのエントリーモデルでも80万円台、ゴールドやダイヤモンド仕様は700万円を超える価格帯となっています。中古市場においても2025年は為替変動や世界的需要の高まりから価格が高止まりしており、適切な買取店を選べば高価買取が期待できます。

本記事では最新の市場動向やモデル別の定価、買取相場、査定ポイントを詳しく解説し、愛用のデイトジャストを納得の条件で手放すための情報を提供します。

ロレックスデイトジャストレディース買取価格の実情

現在の買取相場の概観

2025年6月時点の市場統計では、レディースデイトジャスト全体の平均買取相場は約69万6千円となっており、前年同月より微増です。
ステンレススティールとホワイトゴールドを組み合わせた標準モデル「279174」の平均取引価格は135万7,169円前後で、実際の買取は100万円前後から200万円台前半まで幅があります。素材がバイメタルの「279163」や「279161」では買取価格が120万〜160万円程度に落ち着いています。一方、ダイヤモンド付きの「279173G」「279173NG」「279171G」「279171NG」は買取水準が200万円を超え、上位モデルの「279384RBR」や「279383RBR」は250万〜300万円台での買取例も報告されています。

また、ステンレス単体のエントリーモデル「279160」は新価格が約105万円で、中古買取は70万円前後と安定しています。
このように現行モデルの買取相場は新定価の60〜80％程度が目安になっており、為替や流通在庫によって月単位で数％の変動があります。
買取相場は以下のグラフのように推移しています。全体では2023年以降緩やかな下落傾向でしたが、2024年後半から再び上昇し、2025年春は円安の影響もあり上昇トレンドとなっています。

過去20年、30年の買取価格の推移

デイトジャストは1945年に誕生した歴史あるシリーズで、長期的には価値が安定しており、古いモデルも高値で取引されています。
特に1990年代から2000年代に製造された26mmケースのレディースモデルは、当時の定価が30万〜50万円台だったにもかかわらず、現在の買取相場は60万〜80万円程度まで上昇しました。

20年前に人気だったステンレスとイエローゴールドのコンビモデル「69173」や「69173G」は、2025年の市場では57万2千円〜220万円と非常に幅広いレンジで流通しており、保存状態や付属品の有無によって数十万円単位の差がつきます。
ダイヤモンド付きの「69173G」やシェル文字盤を持つ「69173NR」は70万〜80万円台から始まり、希少な個体では200万円超の提示も見られます。

30年以上前のヴィンテージにあたる1980年代のレディースデイトジャストは、オリジナルの文字盤やベゼルの保存状態が良ければ投資対象としても注目され、価格はじわじわと上昇傾向です。
特に国際的に人気の高いロレックスは円安時に海外バイヤーが積極的に仕入れるため、為替の動きによって日本国内の買取価格も敏感に反応します。

型番69173の買取価格動向

レディースデイトジャストの中でも1980〜1990年代を代表する型番が69173です。
このモデルは26mmケースにステンレススティールとイエローゴールドのコンビを採用しており、発売当初から長く製造されたため流通量が多いのが特徴です。

2025年現在の買取相場は、標準モデルの69173で57万2千円〜220万円、ダイヤモンドインデックスの69173Gでは61万6千円〜239万8千円ほどです。
近年人気のあるシェル文字盤を採用した69173NRは約73万6千円〜80万円で推移しており、希少性の高さから安定した評価を維持しています。

69173の価格動向を振り返ると、2010年代半ばまでは40万〜60万円で推移していましたが、2019年以降のロレックス相場高騰と円安によって大きく値上がりしました。
古いレディースモデルはブレスレットの伸びやケースの磨耗が査定の減点対象になりやすく、オーバーホール歴やパーツ交換の有無によって10万〜20万円以上価格が変動するため注意が必要です。

ダイヤモンド付きモデルの価値

ダイヤモンド付きのデイトジャストは豪華さと希少性から高い人気を誇ります。
現行ラインナップではベゼルやインデックスにダイヤモンドをあしらった「279173G」「279173NG」「279171G」「279171NG」「279384RBR」「279383RBR」「279381RBR」が用意され、2025年新定価は158万6千円から約314万2千円まで幅があります。

買取市場ではダイヤモンドの品質と取り巻きのデザインによって評価が変わり、ホワイトゴールド×ダイヤの「279384RBR」やピンクゴールド×ダイヤの「279381RBR」では250万〜300万円台の買取が期待できます。
18ctゴールドケースにフルパヴェダイヤを施したハイエンドモデル「278289RBR」や「278288RBR」は新価格が700万円台となり、国内での流通はごく限られているものの、中古買取では500万円以上の提示が珍しくありません。

また、旧型でも「69173G」のようにインデックスだけにダイヤを配したモデルは華美すぎず実用性が高いため、幅広い年齢層から支持され長期的な価値維持が期待できます。

ロレックス デイトジャスト レディースの魅力とは

ブランドとしてのロレックスの位置づけ

ロレックスは1905年にロンドンで創業され、時計史における三大発明として「オイスターケース」「パーペチュアルローター」「デイトジャスト機構」を開発したことで知られています。
完全防水ケースであるオイスターは1926年の発表以来、ドーバー海峡横断泳で防水性能が証明され、時計の信頼性を象徴するものとなりました。

1931年に発明された自動巻き機構パーペチュアルローターは、腕の動きを動力に変える画期的な仕組みであり、メンテナンス性と精度を大きく向上させました。
1945年に登場したデイトジャストは午前0時付近で瞬時に日付が切り替わる機構を備え、日付表示付き自動巻きクロノメーター腕時計の基礎を築きます。

このような革新的技術を背景に、ロレックスは実用時計の最高峰として高い評価を受け続け、現代でもステータスシンボルとして多くの人々に支持されています。

デイトジャストモデルの特長と歴史

デイトジャストはロレックスの基幹モデルであり、初代モデルから現在に至るまで外観デザインと機能美を継承しています。
日付表示部に配された拡大鏡「サイクロップレンズ」は視認性を高め、3列リンクのオイスターブレスレットや5列リンクのジュビリーブレスレットは装着感と耐久性を両立しています。

ケースサイズはメンズでは36mmや41mmが主流ですが、レディースでは28mm（Ref.279xx）、31mm（Ref.278xx）が中心で、小ぶりながらも存在感のあるデザインが特徴です。
素材もオイスタースチールのほか、イエローゴールドやエバーローズゴールドとのコンビ（ロレゾール）、さらには18ctゴールド製ケースまで幅広く、文字盤もシルバーやダークグレー、ピンク、シャンパン、マザーオブパールなど多彩に用意されています。

長い歴史の中でマイナーチェンジを重ねつつ基本的なシルエットを保っているため、年代を問わずコーディネートしやすく、中古でも安心して選べるモデルといえます。

レディースモデルが人気な理由

• サイズバリエーションと装着感：28mmや31mmの小振りなケースサイズは女性の腕になじみやすく、長時間着けていても疲れにくい。
• 素材の選択肢が豊富：ステンレスのみのシンプルなモデルから、イエローゴールドやエバーローズゴールドとのロレゾール、ダイヤモンド装飾まで幅広いラインナップがあり、ファッションやシーンに合わせて選べる。
• リセールバリューの高さ：ロレックス全般に言えることですが、デイトジャストは流通量が多く安定した需要があるため、中古で手放す際に高い価格がつきやすい。
• 普遍的なデザイン：クラシカルなフルーテッドベゼルや視認性の高いバーインデックスは世代を超えて支持され、流行に左右されにくい。
• 機械式腕時計としての信頼性：キャリバー2236など最新の自社製ムーブメントを搭載し、日差－2〜＋2秒という高精度を誇る。

買取価格に影響を与える要素

時計の状態と付属品の重要性

買取査定で最も重視されるのは時計の状態です。ケースやブレスレットの擦り傷、ベゼルの打痕、ブレスレットの伸び、風防の欠けなどがある場合は査定額が下がります。
また、ムーブメントの精度や自動巻きローターの動作も確認され、オーバーホール歴が不明な場合は内部コンディションリスクとして減額されることがあります。

付属品については、保証書（ギャランティカード）や購入時の箱、取扱説明書、余り駒が揃っていると査定がプラスになります。特に2010年代以降は個体ごとにシリアルナンバーが記された保証書が真贋判定の重要な要素となっており、欠品すると10万円以上の減額になることもあります。
ヴィンテージモデルの場合でも当時の箱や革ケースが残っているとコレクター評価が高まります。

査定の際の基準と方法

買取店ではまず型番とシリアルナンバーからモデルと製造年を確認し、相場データと照らし合わせて基準価格を設定します。

次に外装状態、内部コンディション、付属品の有無をチェックし、プラス評価や減額を加味して買取額を決定します。複数店舗の相場データベースを活用する専門店では、最新のオークション落札価格や海外価格を即座に参照し、より高い価格を提示する傾向があります。

反対に、幅広い商品を扱う質屋や総合リユース店では査定基準が保守的になりがちで、希少モデルでも相場の下限付近を提示されることもあるため、ロレックスに強い専門店を選ぶことが大切です。

また、外装研磨やパーツ交換が行われている場合は、純正パーツかどうかや過度な磨きによるケース形状の変化がチェックされ、オリジナル性が高いほど評価は上がります。

特定のモデルや素材の需要の変化

デイトジャストは素材や文字盤デザインによって需要が大きく変わります。ステンレス×ホワイトゴールドのロレゾールはビジネスにも使いやすいことから常に安定した需要があり、279174や279174Gの人気は高止まりしています。
イエローゴールドとのロレゾールである279163や279173Gは、クラシカルな印象が強く日本国内よりも海外需要が高いため、為替の影響を受けやすい傾向にあります。

エバーローズゴールドを用いた279161や279171Gは柔らかな色合いで女性らしさを演出できることからファッションアイテムとして人気が高く、ダイヤモンドインデックス仕様では中古でも200万円前後の高値がついています。
ダイヤモンドをベゼル全体に配したRBR系（279384RBR・279383RBR・279381RBR）は供給が少なく、コレクター志向の顧客が多いことから希少価値が高いです。18ctゴールドのみの278278や278288RBRのようなラグジュアリーラインは、金相場の高騰と相まって今後も価値の上昇が期待されます。

高価買取を実現するための戦略

買取業者選びのポイント

• 専門性を重視する：ロレックスを専門的に扱う買取店は最新相場に精通しており、適正かつ高い査定額を出してくれます。広告や店頭で具体的な買取価格を公表している業者は市場データに自信を持っている証拠です。
• 複数社で比較する：査定は無料のところが多いため、同時に数社へ見積もり依頼することが重要です。数十万円の差がつくこともあるので、価格だけでなく接客や説明のわかりやすさもチェックしましょう。
• 宅配や出張査定の活用：近隣に専門店がない場合は宅配査定を利用すると便利です。梱包キットを送付してもらえるサービスなら送料の負担も少なく、査定額に納得できなければ返送してもらえます。
• 過去の実績を確認：買取店のウェブサイトには「○月○日 ロレックス279174G買取○○円」など実績が掲載されていることが多く、同型番の買取例が高い業者を選ぶ目安になります。

無料査定の利用法とメリット

無料査定はオンラインで買取価格の目安を知ることができ、売却時期を決める判断材料になります。
フォームに型番やコンディション、付属品の状況を入力するだけで概算価格が返信されるため、複数社から手軽に比較が可能です。また、来店前に概算がわかるため価格交渉もしやすく、最終的な買取額の納得度が高まります。

写真査定の場合はキズや付属品が確認できるように複数アングルから撮影することがポイントです。電話査定ではモデル名や製造年を口頭で伝えるため、事前に保証書を手元に用意しておくとスムーズに進みます。

キャンペーン情報の活用

買取店では期間限定のキャンペーンを実施することがあり、例えば「春のロレックス高価買取フェア」や「LINE査定10％アップキャンペーン」などが該当します。
こうした期間中に査定を依頼すると通常より数万円から数十万円高い提示が期待できます。また、大手チェーンでは雨の日や誕生日月に買取額をアップするサービスもあり、条件を確認して活用するとお得です。

キャンペーン情報は店舗の公式サイトやSNSで案内されることが多いため、売却を検討している場合は事前にチェックしておくと良いでしょう。

買取に関するよくある質問（FAQ）

買取に必要な書類や準備するもの

ロレックスを買取に出す際には本人確認書類が必須です。
一般的には運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが有効で、宅配買取の場合は身分証のコピーを同封します。
保証書や取扱説明書、外箱、余り駒などの付属品は揃っている方が査定額が上がるので忘れずに準備しましょう。また、

査定前には簡単に汚れを落としておくと印象が良くなりますが、自分で分解して掃除するのは避けるべきです。

買取と売却の違いについて

一般的に「買取」はその場で現金化する仕組みであり、査定額に合意すればすぐに支払いが受けられます。
これに対し「委託販売」や「仲介販売」は、時計店が商品を預かり販売成立後に手数料を差し引いて精算する方法です。委託販売は高く売れる可能性がある反面、売却まで数カ月かかる場合があり、途中で価格が下落するリスクもあります。

迅速に資金化したい場合は買取を選び、少しでも高く売りたい場合は販売委託を検討すると良いでしょう。

電話での買取依頼の流れ

電話による買取依頼は、まず買取店のフリーダイヤルや店舗番号に連絡をし、型番・製造年・付属品の有無などを伝えます。
次に概算の買取価格が提示され、納得できれば来店予約や宅配キットの手配を行います。来店時は実際に時計を査定し、最終的な価格が提示されます。

宅配の場合は送付後に本査定が行われ、電話やメールで連絡を受けます。提示価格に同意すると振込手続きが行われ、不成立の場合は時計が返送されます。
電話依頼は対面より気軽に利用できる点が利点ですが、具体的な状態を正確に伝えることが適正査定につながります。

ロレックス デイトジャスト レディース 買取ランキング

人気モデルランキング

2025年におけるレディースデイトジャストの人気は、素材のトレンドや流通量によって変動します。
以下の表は新定価や中古相場をもとに、買取需要の高い代表的なモデルをまとめたものです。

買取価格が高い時期とその理由

時計の相場は為替と需要によって上下します。一般的に海外旅行者が増える春や夏のボーナス時期は需要が高まり、買取価格が上昇する傾向があります。

また、円安が進行すると海外バイヤーの購買意欲が強まり、国内の在庫が不足するため買取価格が上がります。
逆に年末年始は時計の消費が一段落し、相場が落ち着くことが多いので早めの売却が有利です。

近年はロレックス全体の供給制限により長期的には緩やかな上昇トレンドが続いており、2024年冬〜2025年春は円安による買取価格の押し上げが顕著でした。

実績のある買取業者の紹介

ロレックス専門の買取業者としては、都内を中心に多数の店舗を構えるナンボヤや大黒屋が挙げられます。ナンボヤでは型番ごとに直近の買取事例を公開しており、279174の買取では店舗によって78万3千円〜105万6千円、あるいは79万2千円〜99万円など幅広いレンジで取引が行われています。

大黒屋は全国に店舗を展開しており、海外販路を活かした高価買取が期待できます。
その他、ロレックスを専門とするオンライン買取サービスでは宅配キットやLINE査定を提供し、自宅にいながら複数社の見積もりを比較することが可能です。

買取店を選ぶ際は、査定士が時計の知識を有しているか、アフターサービスや保証が充実しているかなども確認しましょう。

モデル別正規店新品定価一覧

最後に、2025年の正規店におけるレディースデイトジャストの新品定価をまとめます。
以下の表では素材やダイヤモンドの有無ごとに主要なモデルを一覧にしています。
価格は税込で表示しており、同一型番でも文字盤色やブレスレットの種類によって細かな違いがありますが、最高価格のみを掲載しています。

各モデルの定価は2025年の価格改定に基づくものであり、公式発表に準じています。旧価格や過去の定価は記載していません。

まとめ

ロレックスのレディースデイトジャストは長年愛され続けているアイコンであり、新品の定価が上昇する一方で中古市場でも高い需要を保ち続けています。
特に近年は円安や海外需要の増加により買取価格が上振れしており、状態が良く付属品が揃っている個体は驚くほどの高値で取引されることもあります。
モデルごとの特徴を理解し、信頼できる専門店で複数見積もりを取ることが、満足のいく売却を実現するための第一歩です。

また、定期的なオーバーホールと丁寧な扱いが腕時計の寿命と価値を守ります。本記事を参考に、愛用のデイトジャストをより良い条件で次のオーナーへ引き継ぎましょう。