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ロレックスエクスプローラー2の買取相場は?
冒険家の時計として知られるロレックス「エクスプローラーII」。
その買取相場が近年大きく変動していることをご存知でしょうか?中古市場での価格高騰や安定した資産価値など、エクスプローラーIIは注目のモデルです。
この記事では、エクスプローラーIIの基本情報や魅力から、具体的な買取相場や高く売るコツ、実際の買取事例まで徹底解説します。
初心者から時計マニアまで納得できる内容で、あなたの大切なロレックスを売るタイミングや方法を見極めるお手伝いをします。
最後までお読みいただければ、エクスプローラーIIをより有利に売却するための知識が身につくでしょう。
エクスプローラー2の基本情報
エクスプローラーIIは、1971年に初めて登場したロレックスのプロフェッショナルモデルで、洞窟探検家など暗所での活動を想定して開発されました。
特徴的なのは24時間表示の赤(オレンジ)色のアローハンドと固定ベゼルで、昼夜の判別や第二時間帯の把握が可能です。
ケース径は初代モデルが40mmで、現行モデルでは42mmと大型化しました。
ステンレススチール製の堅牢なケースと高い防水性能を備え、過酷な環境でも耐えうるタフさが魅力です。
エクスプローラーI(36mm/40mmの3針モデル)の上位機種にあたり、より高度な機能性を追求したモデルといえます。
歴代モデルは大きく5世代あり、初代Ref.1655(1971年~1984年)は別名「スティーブ・マックイーンモデル」とも呼ばれるヴィンテージモデルです。
第2世代のRef.16550(1985年~1989年)は短命でしたが、白文字盤が経年でクリーム色に変化する個体がありコレクターに人気です。
第3世代のRef.16570(1989年~2011年)は製造期間が長く、市場でも多く流通している定番モデルです。
文字盤はホワイト(愛称: 白目 or “Polar”)とブラックが存在し、視認性に優れています。
第4世代のRef.216570(2011年~2021年)はケースが42mmに拡大され、24時間針がオレンジ色に復活しました。
ムーブメントも強化され、パワーリザーブが約48時間から50時間程度に伸びています。
現行の第5世代Ref.226570(2021年~)ではムーブメントが最新のCal.3285となり、パワーリザーブ約70時間へ延長されました。
外観上の変更はわずかですが、6時位置の王冠マーク追加や針のデザイン微調整などマイナーチェンジが施されています。
エクスプローラー2の人気モデルと型番
エクスプローラーIIはすべてステンレスモデルで、使い勝手の良さから幅広い世代に支持されています。特に人気の高い型番としては、先述のRef.16570と現行Ref.226570が挙げられます。
Ref.16570は手頃な価格帯で長年親しまれ、初めての高級時計として選ぶ人も多かったモデルです。
後期生産分ではムーブメントにCal.3186が搭載されるなどマイナーチェンジもあり、付属品や生産年によって微妙に評価が変わります。
一方、Ref.226570は最新モデルだけあり精度・耐久性ともに申し分なく、正規店での新品入手が困難なため中古市場でプレミア価格となっています。
その他、希少性の点では初代Ref.1655も注目すべきモデルです。
独特の直線的な24時間針と唯一無二のデザインからヴィンテージ市場で高額取引されており、状態の良い個体は数百万円に達することもあります。
ただしRef.1655は専門的なコレクター向けで、市場流通量も少ないため、一般的な買取相場とは一線を画します。
現在主流となる買取対象は、第3世代以降(16570・216570・226570)のモデルと言えるでしょう。
ロレックスエクスプローラー2の魅力
エクスプローラーIIが多くの人を惹きつける理由は、その機能性と他のロレックスにはない個性的なデザインにあります。24時間表示針によって、暗闇でも昼夜の区別がつく安心感は、探検用途のみならず海外旅行やビジネス出張で時差を確認する際にも便利です。
GMTマスターIIのようにベゼルが回転しないため、設定した24時間針がずれる心配がなく、堅実なツールウォッチとして評価されています。
デザイン面では、白文字盤(通称ポーラーホワイト)の存在が大きな魅力です。
ロレックスのスポーツモデルでホワイトダイヤルを選べるのはエクスプローラーIIとデイトナくらいで、爽やかな印象の白文字盤は幅広いファッションに合わせやすく人気があります。
黒文字盤は引き締まったクラシカルな印象で、視認性も高くプロユースらしさを感じられます。どちらの色も甲乙つけがたい魅力があり、あえて両方集める愛好家もいるほどです。
また、サブマリーナーやGMTマスターIIに比べ市場評価が一時的に低めだった時期もあり、「隠れた良モデル」として通好みされてきた背景もあります。そのため定価に対して比較的購入しやすい時期も長く、「コストパフォーマンスが高いロレックス」として支持されてきました。
しかし昨今のロレックス人気高騰に伴い、エクスプローラーIIもその資産価値が見直され、現在では他モデルに負けない高い資産価値を誇っています。
ロレックスエクスプローラー2の市場における位置づけ
エクスプローラーIIはロレックスの中でスポーツモデル(プロフェッショナルモデル)に分類され、サブマリーナーやGMTマスターII、デイトナなどと肩を並べる存在です。
その中でエクスプローラーIIは「ツールウォッチ色」が強く、煌びやかさより実用性を重視する層に人気があります。
他の人気モデルと比較すると生産本数や需要の関係で中古市場価格が抑えめだった時期もありましたが、近年はその差も縮まりつつあります。
以下の表で、エクスプローラーIIと並んで人気のロレックスモデルの定価・買取相場・発売年・特徴を比較してみましょう。
モデル名 | 正規定価(税込) | 中古買取相場 | 初発売年 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
コスモグラフ デイトナ | 約2,349,600円 | 約450万~500万円※1 | 1963年 | クロノグラフ機能搭載。
圧倒的人気で常にプレミア価格。 |
サブマリナー | 約1,570,800円(デイト付) | 約180万~220万円 | 1953年 | ダイバーズウォッチの代表格。
高い防水性能とリセールバリュー。 |
GMTマスターII | 約1,660,000円 | 約240万~320万円 | 1955年(GMTマスター) | デュアルタイム機能。
ベゼルカラーも人気で海外需要も高い。 |
エクスプローラーI | 約1,166,000円(現行40mm) | 約110万~130万円 | 1953年 | シンプルな3針で視認性抜群。
ロレックスの入門機としても人気。 |
デイトジャスト | 約1,000,000円前後 | 約130万~200万円 | 1945年 | カレンダー付きの定番モデル。
サイズ・素材多彩で男女問わず人気。 |
オイスターパーペチュアル | 約700,000円~ | 約80万~120万円 | 1933年 | ロレックス基本機能を備えたエントリーモデル。
鮮やかなダイヤルも話題。 |
ミルガウス※2 | 約770,000円 | 約160万~180万円 | 1956年 | 耐磁性能を持つ特殊モデル。
2023年に製造終了し相場急騰。 |
※1 ステンレスモデル116500LN(ブラック)の未使用~極上中古の買取例。
※2 正規店定価は製造終了前時点の参考価格。
このようにスポーツモデルを中心に、ロレックスの人気モデルは軒並み中古相場が定価を上回る傾向にあります。
エクスプローラーIIもかつては「地味」と言われた時期があったものの、現在では他モデルに負けない高い資産価値を誇っています。
特にデイトナやGMTマスターIIほどの過熱感はないものの、その分相場の安定感があり、堅実な位置づけと言えるでしょう。
ロレックスエクスプローラー2の買取相場

買取価格の推移と実績
エクスプローラーIIの中古買取相場は、この数年で大きく上昇してきました。
その推移を振り返ると、2010年代前半まではRef.16570が50万円台程度、Ref.216570でも70~80万円台が一般的でした。
しかし、2017年頃からのロレックス全体の相場高騰の波に乗り、エクスプローラーIIも徐々に価格を上げていきます。
2020年頃にはRef.16570が70~75万円、Ref.216570が90万円前後と、数年前より2割以上高くなりました。
転機となったのは2021~2022年です。
2021年には新型のRef.226570が発表され、旧モデルRef.216570が製造終了となったことで相場が急騰しました。
2022年前半には、Ref.226570(未使用品)の買取価格が一時130~155万円に達し、Ref.216570(中古品)も110~130万円程度と非常に高い水準を記録しています。
まさに2022年初頭が相場のピークでしたが、その後やや落ち着きを見せ、2022年後半から2023年にかけては少し安定しました。
直近の実績では、2025年現在でもエクスプローラーIIの相場は高値圏を維持しています。
例えば、旧型Ref.16570(付属品完備・良品)の買取実績で80~90万円台、新型Ref.226570(ホワイト未使用品)では160万円前後の提示例もあります。
モデルチェンジ後数年が経過しましたが、中古市場での需要は根強く、依然として「高額買取が可能なモデル」の一つです。
特に在庫が不足しがちな専門店では、定価を上回る買取額が提示されるケースも珍しくありません。
モデル別の買取価格比較(16570モデルを含む)
現在流通している主なエクスプローラーII各モデルの買取相場を比較してみましょう。
- Ref.16570(40mm・旧型): 製造期間が長かったこともあり状態による差が大きいですが、付属品完備の良コンディションなら約80~100万円前後での買取例があります。
ブラックとホワイトで大きな差はなく、年式や夜光仕様(トリチウムかスーパールミノバか)によって評価が変わります。 - Ref.216570(42mm・先代): 製造終了モデルながら現行に近いスペックで人気です。
ブラックもホワイトも概ね110~130万円台の買取価格が期待できますが、ホワイト(黒文字の通称「Polar」)の方が僅かに高値傾向です。
生産終了直後の2022年には相場120万円超えも見られました。 - Ref.226570(42mm・現行): 最新モデルゆえ状態が良好な個体が多く、未使用品では150~170万円程度、中古でも140万円前後と非常に高額です。
保証書の日付が新しいほどプラス査定になる傾向があります。
新品定価約148万円に対し、中古でも定価以上の価格が維持されています。
以上のように、エクスプローラーII各モデルはいずれも数年前と比べて格段に高い価格帯で推移しています。
特にここ数年で購入したオーナーにとっては、購入時価格を上回る売却益が見込める状況と言えるでしょう。
ホワイトとブラックの相場の違い
エクスプローラーIIの文字盤カラーによる価格差も気になるポイントです。
基本的に同一モデル内ではホワイト(白文字盤)とブラック(黒文字盤)で定価は同じですが、中古市場では需要の違いからわずかな価格差が生じることがあります。
過去を振り返ると、2010年代までは黒文字盤の方が「飽きが来ない定番色」として若干人気が高く、高く買い取られる傾向がありました。
しかし近年では状況が逆転しています。
スポーツロレックス全般で白文字盤人気が高まった影響もあり、エクスプローラーIIでも現在はホワイトダイヤルの方が希少性と人気が上回っています。そのため買取相場でもホワイトの方が黒より5万~10万円ほど高く提示される例が散見されます。
特にRef.226570やRef.216570ではその傾向が顕著で、「ポーラー(白)」の需要が世界的に高まっていることが伺えます。
もちろん個体の状態や在庫状況によって異なりますが、売却の際にはこのカラー人気の差も念頭に置くと良いでしょう。
最新の市場動向と今後の展望
2025年時点での市場動向として、ロレックス全体の中古相場は一時期の加熱からやや落ち着きを見せています。
ただし依然として高値圏で推移しており、エクスプローラーIIも例外ではありません。
為替相場の変動(円安傾向)により海外から日本市場への買い需要が増え、中古価格が下支えされている面もあります。さらにロレックス社がここ数年定価改定(値上げ)を繰り返しているため、新品定価の上昇に伴い中古買取価格も底上げされています。
今後の展望としては、大幅な相場暴落のリスクは小さいものの、世界的な景気動向や為替次第で小幅な上下はあり得ます。
また、将来的にモデルチェンジや生産終了のタイミングが来れば、その前後で相場が大きく動く可能性があります。
現行モデル226570については発売からまだ数年しか経っておらず、しばらくマイナーチェンジ程度で大きな変更はないと予想されるため、急激な相場変動は起きにくいでしょう。
総じて、エクスプローラーIIの中古相場は今後も安定した高水準を維持し、適切なタイミングで売却すれば十分なリターンが期待できると考えられます。
エクスプローラー2を高価で売却する方法

買取店選びのポイント(大黒屋やクォークなど)
ロレックスを高く売るには、どの買取店に依頼するかが重要です。
日本全国に店舗展開する大手買取チェーン(例えば大黒屋、なんぼや、ザ・ゴールド等)から、ロレックス専門店(クォーク、ジャックロード、ギャラリーレアなど)まで様々な業者があります。
それぞれに特徴があり、適切に選ぶことで買取価格に差が出ることもあります。
大手チェーンの強みは全国対応や実績の多さです。
在庫需要に応じて積極的な買取強化キャンペーンを行っていることが多く、例えば「在庫不足につきロレックス高額買取実施中」のような告知がウェブサイトに出ている場合は狙い目です。
また査定スタッフの教育もしっかりしており、安定した対応が期待できます。
一方、ロレックス専門店は販路(自社でロレックスを販売する顧客基盤)が強いため、人気モデルであれば他店以上の提示が出るケースもあります。クォークのようにロレックスのみを扱う専門店では、市場相場に精通したバイヤーが査定を行い、最新の相場を踏まえた高価買取が期待できます。
特に希少な個体や限定ダイヤルなどの場合、専門店の方が価値を正確に評価してもらえるメリットがあります。
また最近では、複数の業者に一括査定を依頼できるオンラインサービスも登場しています。
一括査定を利用すれば、自分で何軒も回らなくても各社の査定額を比較できるため、高値を引き出すのに有効です。
最終的には提示額と信頼性を総合的に判断し、ここぞと思う業者に売却しましょう。
査定の際に重要なポイント
エクスプローラーIIを査定に出す際、バイヤーが注目するポイントを押さえておくと、交渉や心構えに役立ちます。
まず製造年・型番です。
シリアル番号や保証書の日付から製造年が分かりますが、同じ16570でも最終型(2010年頃)の方が評価が高くなる傾向があります。
次に付属品の有無。
ギャランティーカード(保証書)や箱、冊子、余りコマなどがすべて揃っている完品だと、減点要素が少ないため満額に近い査定が期待できます。
保証書があるだけでも数万円プラス査定になることが一般的です。
外装の状態も非常に重要です。
ケースやブレスレットの大きな傷、ガラスの欠け、ベゼルの打痕などは減額対象となります。
ただし日常使用程度の小傷であれば、業者側で再研磨(ポリッシュ)するため大きなマイナスにはなりません。逆に無理に個人で研磨して光沢を落としてしまうより、現状のまま持ち込む方が良いでしょう。
また、改造や社外パーツへの交換は大幅減額または買取不可になる場合もあるため注意してください。特にロレックスは改造品に厳しく、オリジナル状態が重視されます。
動作状況やオーバーホール歴も確認されます。
正常に稼働して日差も許容範囲内であれば問題ありませんが、止まりや不調があると修理費用を考慮され減額につながります。
ただし、「最近正規サービスセンターでオーバーホール済み」という場合は、その証明書を見せることで好印象となることがあります。
とはいえ次の項目でも触れますが、売却前にわざわざオーバーホールに出す必要は基本的にありません。
- 購入時の付属品一式(箱・保証書・タグ等)を忘れず揃える
- 不具合や故障は正直に伝える(隠しても査定士には分かるため)
- 直前のオーバーホールは不要(費用を回収できないことが多い)
- 軽い汚れは柔らかい布で拭く程度でOK(磨きすぎ厳禁)
付属品と状態の確認が買取価格に与える影響
前述のように、付属品完備かどうかは買取価格に大きく影響します。
特に保証書(国内正規店で購入時に発行されるカード)は、その時計の所有履歴や正規品証明になるため、無い場合とある場合で5万~10万円以上の差が付くこともあります。
箱や取扱説明書、購入時のレシートなども揃っているに越したことはありません。
コマ詰めしたブレスレットの余りコマも忘れずに用意しましょう。
これらが欠けていると、次の購入者が困るため中古販売価格が下がり、その分買取額も減ってしまいます。
時計本体の状態については、専門店が細かくチェックします。先にも述べた通り、傷や動作状況などが主なポイントです。
ベゼルの彫刻が摩耗するほどの傷や、ブレスの伸び(緩み)が大きい場合はマイナスですが、それでもロレックスの場合はパーツ交換やメンテナンスでリカバリー可能なため、値段がゼロになることは稀です。
むしろ注意すべきは改造や不正品で、これらは買取不可になります。正規パーツ以外で修理した履歴がある場合は、事前に申告しておきましょう。
オーバーホール済みであっても、その費用がダイレクトに買取額へ上乗せされることは通常ありません。
なぜなら買取店は買い取った後に自社で再チェックや必要な整備を行うため、人によって整備のタイミングや方法が異なるからです。
そのため、「売る前に高額なオーバーホールや修理をしておいたのに査定額が変わらない」というケースもあります。
基本的には、動作品であればそのまま査定に出して問題ないでしょう。
季節やタイミングによる売り時の見極め
時計の売り時は悩ましい問題ですが、実は季節や市場の動向によって若干の傾向があります。
一般的に、中古時計市場はボーナスシーズン前(夏6~7月・冬12月頃)に需要が高まるため、その直前は買取強化される傾向があります。
ちょうどその頃に売却すると、高価買取キャンペーンに乗れる可能性が高いでしょう。
また決算期(3月・9月)の前後に在庫を増やしたい業者が積極的な仕入れを行うケースもあります。
モデル固有のタイミングとしては、新作発表やモデルチェンジの情報が鍵になります。
例えば、エクスプローラーIIの50周年だった2021年前後では「次のモデルがどうなるか」という話題で相場が動きました。新型発表直前は現行モデルが品薄となり相場が上がり、新型登場後は旧型がしばらく高値を維持しました。
将来的にマイナーチェンジの噂が出た際も、一時的に相場が上向く可能性があります。
このようにニュースや噂にもアンテナを張りつつ、売却の最適なタイミングを見極めましょう。
ロレックスエクスプローラー2の買取実績
成功事例の紹介
ここでは、実際にエクスプローラーIIを高額で売却できた成功事例をいくつかご紹介します。
ケース1: 現行モデルを定価以上で売却
30代男性Aさんは、2022年に正規店で購入したエクスプローラーII(Ref.226570 ホワイト)を所有していました。
使用頻度も低く傷はほぼ無い状態で、保証書・箱など付属品も完備。試しに2025年6月に複数の買取店に査定を依頼したところ、最高で163万円の提示がありました。
これは当時の新品定価(約148万円)を大きく上回る金額です。
Aさんは「定価以上で売れるとは思わなかった」と驚きつつ、その業者に売却を決定。購入から数年で定価超えのリターンを得ることができました。
ケース2: 旧型モデルでも想定以上の価格に
50代男性Bさんは、若い頃から使ってきたRef.16570 ブラック(2000年代前半購入)を売却することにしました。
箱や保証書は紛失していましたが、動作良好で外装も比較的綺麗な状態。
近所の買取店に持ち込んだところ、82万円という提示額にBさんは驚きました。購入当時は新品で40万円台だったそうで、「まさか中古でこんな値が付くとは」と感激。
付属品欠品にも関わらず高額査定となった理由として、担当者から「近年の相場高騰と在庫不足による評価アップ」を説明され納得の売却となりました。
顧客の声と体験談
- 「複数社で査定額にかなり差があった。
最高値を出してくれた専門店に売って正解だった。」 - 「保証書を無くしてあきらめていたが、それでも思った以上の値段になり満足です。」
- 「売ったあとで相場がさらに上がり少し悔しい思いをした。もう少し待てばよかったかも…。」
- 「ロレックス専門店のスタッフが時計の来歴を詳しく教えてくれて、安心して手放せた。」
このように、満足の声とともにタイミングの難しさを実感する声もあります。
相場は生き物なので、売却後に値上がり・値下がりすることもあり得ますが、基本的には自分が納得できる価格なら売り時と考えて良いでしょう。
具体的な買取金額の例(ホワイトとブラック)
最後に、カラーごとの具体的な買取金額例をいくつかまとめます。
- Ref.226570 ホワイト(未使用品): 約160~165万円前後
- Ref.226570 ブラック(未使用品): 約150~155万円前後
- Ref.216570 ホワイト(中古美品): 約120~130万円前後
- Ref.216570 ブラック(中古美品): 約110~120万円前後
- Ref.16570 ホワイト(中古良品): 約80~95万円前後
- Ref.16570 ブラック(中古良品): 約75~90万円前後
ホワイトとブラックで大きな開きはありませんが、上記のようにホワイトの方がやや高値傾向です。
これらの金額は市場状況や個体差によって変動しますが、一つの目安として参考にしてください。
まとめと今後の市場予測

エクスプローラー2の価値の変動
ロレックス エクスプローラーIIの買取相場について、その概要とポイントを網羅してきました。かつては比較的地味な存在とも言われたエクスプローラーIIですが、市場の評価は時代とともに大きく変動しています。
現在では、高い機能性と独自のデザイン性に支えられ、中古市場でも高値を維持する人気モデルとなりました。
特に直近数年の相場上昇は著しく、所有している個体が「買ったときより高く売れる」状況も珍しくありません。
もちろん市場は生き物であり、今後も緩やかな変動は避けられません。
しかしエクスプローラーIIに関しては、ロレックス全体のブランド価値上昇や定価改定の影響、世界的な需要の高さから、中長期的に見てその価値が大きく損なわれるリスクは低いでしょう。
むしろ年代物のRef.16570などはヴィンテージの域に入りつつあり、良コンディションの個体は将来的にプレミア価値がさらに増す可能性もあります。
信頼できる買取専門店の利用のすすめ
大切なロレックスを手放す際には、ぜひ信頼できる買取専門店を利用してください。
本記事で触れたように、業者選びで買取価格に差が出ることもあります。実績が豊富で評判の良い店舗は、適正かつ良心的な査定をしてくれるだけでなく、取引の安心感が違います。
初めて売却する方は不安もあるかもしれませんが、事前に相場観を身につけ、複数の業者に相談することで、納得のいく取引ができるでしょう。
最後に、エクスプローラーIIの売却を検討中の皆様へ。
ロレックスは常に市場の注目を浴びるブランドです。エクスプローラーIIもその例に漏れず、今後も高い人気と価値が維持されると期待できます。
「売り時」を見極めることは簡単ではありませんが、本記事の情報がお役に立ち、皆様が後悔のないベストな選択をできることを願っております。