ロレックス エクスプローラーIIが人気ない理由、本気で解説!

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ロレックス

ロレックスのエクスプローラーIIは、タフで機能的なスポーツモデルとして知られる一方、「人気がない」「ダサい」といった声も聞かれます。まずはその背景を解説し、続いてスペックや歴史、他モデルとの比較、愛用者の事例、中古市場の価値や近年の動向まで、幅広く詳しく検証します。

目次

ロレックス エクスプローラーIIが人気ないと言われる理由とは?

エクスプローラー2が「不人気」とされる背景

ロレックスには定番のサブマリーナやGMTマスターII、エクスプローラーIなど、知名度と販売実績が高いモデルが多数あります。その中でエクスプローラーIIは、パッと目を引く派手さよりも実用性を重視したデザインが特徴です。一般的なユーザーから見ると、スポーティ過ぎるオレンジ針や24時間表示ベゼル、大きめの42mmケースなどが「スーツや日常使いに合わない」「無骨でおしゃれではない」と受け取られがちです。

  • 派手な装飾より機能重視の無骨なデザイン
  • 視認性や耐久性など、探検向け機能が中心
  • 42mmの大型ケースがややマニアックな印象を与える

上記のような特徴から、ファッション性や普段使いの汎用性を重視する層には支持されにくい面があります。しかし逆に言えば、本質的な実用性を評価する愛好家には「機能美が際立つモデル」として熱烈な支持を得ているのも事実です。

市場における人気ランキングと実勢価格推移

各種人気モデルランキングでは、エクスプローラーIIは常に上位に並ぶわけではありません。例えば2025年のあるランキングでは、現行モデルRef.226570が第8位に位置づけられており、デイトナやサブマリーナー、GMTマスターII、エクスプローラーI、デイトジャストなどの人気モデルに次ぐ結果となっています。こうした位置づけからも、一般的な「人気度」は相対的に控えめと言えます。
一方で実勢価格の推移を見ると、近年は非常に高い需要が続いています。2021年発売の新型226570(オイスタースチール製42mm)のメーカー定価は税込約1,477,300円ですが、実際の中古市場では黒文字盤で約170万円台後半、白文字盤で180万円前後といった高値水準で推移しています。旧型Ref.216570(42mm、2011-2021年製)は新品相当でも白文字盤で約130万円、黒文字盤で約110万円前後の買取価格例があり、いずれも正規定価を大幅に上回る相場感です(2025年時点)。

モデル メーカー定価(税込) 中古相場の目安
Explorer II Ref.226570(現行) 約1,477,300円 白文字盤:約180万円前後、黒文字盤:約170万円前後
Explorer II Ref.216570(旧型) 約875,600円 白文字盤:約130万円、黒文字盤:約110万円

このように価格データを見ると、人気モデルに比べて若干割安感があるものの、むしろ「人気がない」どころか並行市場ではプレミア価格がつく状況です。特に白文字盤(通称ポーラーダイヤル)は最近注目が集まり、黒文字盤より相場が高めに推移しています。

白黒ダイヤル問題と「ダサい」イメージの真相

エクスプローラーIIの最大の個性である白文字盤/黒文字盤については賛否が分かれます。白文字盤は爽やかで存在感がありますが、一部では「目立ちすぎる」「ファッションセンスが合わない」といった意見が聞かれます。一方、黒文字盤は落ち着いていて万人向けですが、「特徴が乏しく地味」という批判もあります。また、「ダサい」という評価については、前述のように実用重視の無骨なデザインが原因と言えます。例えば42mmの大型ケースやオレンジのGMT針は日本人の腕には大きく感じられ、ビジネススーツにはややミスマッチに見えることがあります。しかしこれはあくまで見た目の印象であり、エクスプローラーII本来の設計思想とは別軸の評価です。近年では機能性や個性的なデザインを評価する声が増え、白文字盤は「爽やかで人と被らない」と好意的に捉えられることも多くなっています。

エクスプローラーIIのスペックとモデル進化を徹底解説

歴代モデル・特徴・型番の違い

エクスプローラーIIは1971年にRef.1655(初代)として誕生しました。当初は39mmケース、固定24時間ベゼル、大型のオレンジ針(24時間針)が特徴で、「洞窟探検家向け」に開発されました。1985年には第2世代Ref.16550が登場し、初めてホワイトダイヤルを追加するなどモデルチェンジが行われました(製造期間は短く、希少性が高い)。1989年に登場した第3世代Ref.16570は40mmケースで、黒・白2色のダイヤルが選択可能なロングセラーモデルとなりました。2011年には50周年記念で第4世代Ref.216570が発売され、ケース径は42mmに拡大。文字盤インデックスが大型化され、発売当初はオレンジ針が復活、のちに赤い針に変更されました。最新の第5世代Ref.226570(2021年発売)でも42mmを維持し、オレンジ針と大型インデックスが継承されていますが、ムーブメントは最新のCal.3285へと更新され、パワーリザーブ約70時間、耐衝撃性・耐磁性も向上しました。

ケースサイズ・デザイン・仕様の変遷

歴代モデルを比較すると、エクスプローラーIIの特徴は一貫して実用性優先の堅牢設計です。初代1655の39mmケースから、16570では40mmに拡大。216570で初めて42mmケースを採用し、現行226570でも同サイズを踏襲しています。ダイヤルはどの世代も3針+日付(サイクロップレンズあり)を備え、蓄光塗料で暗所での視認性が確保されています。ベゼルは一貫してサテン仕上げの固定式24時間目盛り入り、傷が付きにくい設計です。耐水性能は全世代とも約100m防水となっており、ドライバーやスクリュー式リューズ(ツインロック防水システム)で堅牢性を保っています。近年のモデルではケースとブレスレットに高級ステンレス「オイスタースチール」を使用し、従来より耐蝕性が強化されています。また216570以降は「クロマライト夜光」を採用し、青色発光で視認性も向上しています。

GMT機能やオイスター構造の強化ポイント

エクスプローラーII最大の機能であるGMT表示は、24時間針と固定24時間ベゼルの組み合わせで実現されます。これは洞窟や極地探検で昼夜が判別しづらい環境を想定した設計で、日本時間と現地時間など二つの時間帯を簡単に把握できます。ムーブメントはスイス公認クロノメーター(Cal.3285など)を搭載し、耐衝撃・耐磁性を兼ね備えているため過酷な環境でも安心です。ケースは「オイスター」構造で、モノブロックミドルケースやスクリューダウンケースバックにより高い堅牢性を確保。リューズにも二重防水機構(ツインロックまたはトリプロック)が施され、長期間の耐久性をサポートしています。これら堅実な設計こそがエクスプローラーIIの信頼性の源であり、機能を優先するユーザーに評価されています。

エクスプローラーIIと他ロレックスモデルの比較

サブマリーナやヨットマスターなどとの違い

エクスプローラーIIはロレックスのスポーツモデルの中では「冒険・探検向け」のカテゴリーに位置づけられます。例えばサブマリーナーはダイバーズウォッチで逆回転ベゼル(60分目盛り)と300m防水を持ちますが、エクスプローラーIIは固定24時間ベゼルと100m防水を備えており、潜水機能よりも地上での昼夜判別やデュアルタイム表示に特化しています。ヨットマスターは海上競技向けの回転ベゼルと高級感を兼ね備えたモデルで、エクスプローラーIIよりも装飾性が高い一方、実用時計としての堅牢性ではエクスプローラーIIが優ります。簡単に特徴を比較すると次の通りです:

  1. Explorer II:固定24時間ベゼル、42mmケース、防水100m、GMT機能、昼夜識別向け
  2. Submariner:逆回転ベゼル(60分)、40/41mmケース、防水300m、ダイバー向け
  3. Yacht-Master:可回転60分ベゼル(ラグジュアリー仕様)、40mmケース、防水100m、マリンスポーツ向け

このように用途や機能、デザインで大きく棲み分けられています。

他モデル(ミルガウス・デイトナ等)との価値・資産性比較

エクスプローラーIIは他のロレックススポーツと比べると相対的に価格が抑えめですが、安定した価値を保っています。例えば耐磁モデルのミルガウスは科学者向けに特化しており、固定相場は比較的低めです。一方、デイトナ(クロノグラフ)は圧倒的な人気と資産価値を誇り、中古では定価の数倍で取引されることもあります。近年の相場傾向では、GMTマスターIIやサブマリーナーといった主力モデルが高騰している中で、エクスプローラーIIはやや割安感が残っていましたが、最近はこの格差が縮まっています。実際、エクスプローラーIIの高価買取が強化されるほど需要が増加しており、特に新型Ref.226570の白文字盤は黒文字盤よりも高値で推移する傾向にあります。資産性の視点では、デイトナ>GMT>サブマリーナー>エクスプローラーIIの順に高いケースが多いと言えますが、エクスプローラーIIはミルガウスやエクスプローラーIよりは高い評価を受けています。

ブランド内でのエクスプローラー2の立ち位置

ロレックスの製品ラインナップでエクスプローラーIIは「冒険家向けのツールウォッチ」として独自の存在です。マテリアルはステンレスのみで剛性重視、24時間表示を備える点で他にない特徴を持ちます。華やかなマーケティングは控えめですが、地道に長年作られ続けてきた実績があります。近年は正規店でも売り切れが続く人気モデルとなり、かつての「在庫が豊富で人気がない」というイメージから脱却しつつあります。ロレックスの中での位置づけは、他社にない独創性を持つニッチなモデルでありながら、ファンからは「他人と被りにくい隠れた名品」として確固たる評価を得ています。

実際のユーザー・芸能人のエクスプローラーII着用例

有名芸能人やプロによる着用事例

実際にエクスプローラーIIを愛用している著名人は少なくありません。日本では元SMAPの草彅剛さん、小泉孝太郎さん、ウド鈴木さんなどが白黒問わず着用していたことが公言されています。また、人気俳優の木村拓哉さんも旧型Ref.16570の黒文字盤モデルを愛用していたことで知られています。スポーツ選手や冒険家の中にも着用者がおり、いずれも実用性の高さを評価しています。こうした芸能人・プロの着用例はメディアでも紹介され、エクスプローラーIIのタフさや個性的な魅力に注目が集まっています。

スーツ・カジュアルでのコーディネート例

エクスプローラーIIの42mmケースは存在感が大きいため、ビジネススーツよりもカジュアルやアウトドアスタイルとの相性が特に良いとされています。例えば、タイトなテーラードジャケットよりもミリタリージャケットやレザージャケットなどラフめな服装、デニムやチノパンなどと組み合わせると時計の無骨さが引き立ちます。アウトドアでは防寒コートやフリースと合わせてそのタフな性能を活かす着こなしがおすすめです。一方、あえてスーツに合わせる場合は、42mmの迫力がスーツスタイルにアクセントを加えるため、腕元にインパクトを求めるビジネスマンにも支持されています。

愛用者の口コミ・体験談に見る魅力・評価

エクスプローラーII愛用者からは「一度使うと他のモデルに戻れないほど使いやすい」「他人と被らないのが最大の魅力」「見た目よりも機能性重視なら最高の一本」といったポジティブな評価が多く聞かれます。耐久性と視認性に優れている点が好評で、「日常使いはもちろん、旅先でも信頼できる」という声も目立ちます。また、上述のとおり実用性を評価するユーザー層には根強い支持があり、「壊れにくくて時差管理も楽」というリアルな体験談もあります。これら愛用者の意見からは、見た目以上に「使ってこそ価値が分かる時計」であるという評価が伺えます。
現行エクスプローラーII(Ref.226570)の白文字盤モデル。オイスタースチール製42mmケースとオレンジ色のGMT針が特徴で、アウトドアや旅行など実用シーンで活躍する仕様となっている。ホワイトダイヤル(ポーラーダイヤル)は清潔感があり、ファッション性でも注目されています。

中古・買取市場でのエクスプローラーIIの価値

中古品・アンティークの買取価格と推移

中古市場でもエクスプローラーIIの価値は高まっています。初代1655や第2世代16550のようなアンティークモデルは希少性が高く、数百万円以上の高額取引例もあります。第3世代16570は比較的流通量が多いものの、白文字盤は希少性から黒文字盤より高値で取引される傾向があります。近年では第4世代216570(特に白文字盤)が人気で、相場は150万円前後。現行226570は新作効果もあり中古市場でも安定して180万円前後で取引されています。全体的に、発売当初は比較的安定していたエクスプローラーIIの中古相場も、年々上昇しているのが現状です。

店舗・専門店での売却&査定ポイント

売却や買取査定の際には、付属品(箱・保証書・余りコマなど)が揃っていることが重要です。また、時計本体の状態(傷や動作状況)も査定額に直結します。専門店では最新モデルの需要が高いため、比較的高額査定が期待できます。特に数量限定モデルや希少仕様(例えば旧型のヴィンテージ仕様など)はプレミアムが付きやすいので、査定時にアピールすると良いでしょう。

現行品・歴代品の高価買取・一括査定のコツ

高価買取を狙うなら、複数の買取店で一括査定サービスを利用し、相見積もりを取るのがおすすめです。また、相場が高騰しているタイミング(新型発表時期や年末年始など)を狙うと査定額が上がりやすい傾向にあります。現行モデルであれば流通量の少ない白文字盤や日本未発売の逆回転式ベゼル仕様など、希少性のある個体は特に注目されます。ヴィンテージ品の場合、オーバーホール履歴やオリジナルパーツの有無もプラス査定要因となりますので、事前に状態を整えてから売却に臨むと良いでしょう。

再評価の進む理由と今後のエクスプローラーII

近年の価値上昇・高騰の要因と今後の見通し

エクスプローラーIIが近年注目されている背景には、時計市場全体での冒険系ツールウォッチ人気の高まりや、2021年の新型発表によるメディア露出があります。さらに、新品の流通量が限られているため、中古市場での競争が激化し、価格が上昇しました。今後についても、新世代モデルが長期間ラインナップされ続けることや、海外でも需要が増していることから、一定の価値維持が期待されています。一方で他モデルほど劇的な変動はないため、着実に「安定上昇」すると見られます。今後数年でエクスプローラーIIの相場がさらに倍近くに跳ね上がるとは考えにくいものの、ブランド内の一角として着実に評価を高めていくでしょう。

資産・プレミアウォッチとしての潜在力

資産価値の面では、ロレックスの中でも比較的堅調な部類に入ります。限定モデルや生産終了モデルが多い他スポーツウォッチほどではないものの、GMT機能付きで堅牢かつベーシックなデザインは安定した需要があります。今後ヴィンテージ市場が成熟すれば、例えば初代1655や16550のような旧世代Ref.216570/226570も人気が再燃する可能性があります。資産性を重視するなら、希少性の高い仕様や流通量の少ない初期モデルを選ぶと、将来的なプレミア化に結びつきやすいでしょう。

選択基準・おすすめモデルと入手方法

購入を検討する際は、用途や好みに合わせたモデル選びが重要です。よりスポーティな外観が好みなら42mmの現行Ref.226570、伝統的な印象と42mmの安価さを求めるならRef.216570(中古)がおすすめです。文字盤はファッション性重視なら白文字盤が、シンプルさや落ち着きを重視するなら黒文字盤が向いています。入手方法としては、正規店は在庫が不安定なため、並行輸入品や信頼できる中古店を利用するのが現実的です。またモデルによって価格差が大きいため、予算内で状態の良いものを慎重に選ぶとよいでしょう。

ロレックス エクスプローラーIIを選ぶべき人・選ばない人

どんな人におすすめか?ユーザー像を解説

エクスプローラーIIは、機能性・信頼性を何より重視する方に最適です。冒険やアウトドアで使えるタフな腕時計を求める人、海外出張や旅行で複数のタイムゾーンを使い分けたいビジネスマン、そして人とかぶらない個性的なロレックスを着けたい「通」好みの人におすすめです。42mmのサイズ感から、男性向けで腕の太さがある方や重量感を好む方に向いています。また、ロレックスの中では購入しやすい価格帯(同キャリバー搭載のGMTマスターIIよりやや安価)なので、初めてのスポーツモデルとしても選択肢に入り得ます。

他モデルとの選択で迷った時のポイント

同じロレックススポーツで迷った場合、何を優先するかで選択が分かれます。潜水用途が主であればサブマリーナー、精緻なGMT回転ベゼル操作を求めるならGMTマスターII、優雅なリセール重視ならデイトナやヨットマスターを検討すべきです。一方でエクスプローラーIIは「壁のない完璧なツール」を求める方に向いています。ビジネス向けならエクスプローラーI(36mm/40mm)やデイトジャスト、革新的なデザインが欲しければミルガウスやスカイドゥエラーとも比較してみてください。それぞれの用途とデザインを照らし合わせ、自分のライフスタイルに最適な一本を選ぶことが重要です。

まとめ:エクスプローラーII独自の魅力と最新動向

エクスプローラーIIは、一見すると「地味」ながらもロレックスらしい実用美が詰まったスポーツモデルです。他モデルに比べて大々的なプロモーションはありませんが、逆にだからこそ「隠れた名品」としてコアファンから愛されています。42mmケースに固定式ベゼル、GMT機能といった特徴が本来の目的に忠実であり、それゆえ使い込むほどに価値を実感できる時計です。近年は国内外で再評価が進み、市場での人気と価格は上昇傾向にあります。エクスプローラーIIは、華美さを求めない“本物の道具”を理解するユーザーにこそふさわしい一本であり、今後も安定した資産性と独自の魅力を維持していくでしょう。

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