ロレックスの高級スポーツモデル「ヨットマスター37」をお持ちですか。
その洗練されたデザインとブランド力ゆえ、中古市場でも高値で取引されています。
「いくらで売れるのか」「今が売り時なのか」気になりますよね。
本記事では最新の買取相場から高額査定のコツまで、2025年現在の情報に基づき徹底解説します。
愛用のヨットマスター37を手放す前に、ぜひ参考にしてください。
目次
ロレックス ヨットマスター37の買取相場とは?
ヨットマスターの人気と特徴
ヨットマスターは1992年に富裕層のヨット愛好家向けに誕生したロレックスの高級スポーツモデルです。
ステンレススチールとゴールドやプラチナを組み合わせたロレジウム(ステンレス×プラチナ)やロレゾール(ステンレス×ゴールド)など、贅沢な素材使いが特徴となっています。
サイズ展開もユニークで、一般的なメンズサイズ(40mm前後)のほかに、小ぶりな37mm(いわゆるボーイズサイズ)モデルがラインナップされています。
ヨットマスター37は男女問わず着けやすい絶妙なサイズ感で、スポーツモデルでありながらエレガントな雰囲気も醸し出す点が人気の理由です。
特に2015年にシリーズ初のラバーベルト仕様が登場し、2016年には話題のダークロジウムダイヤルモデルが追加されるなど、新作ごとに注目を集めてきました。
型番126622の魅力と評価
ヨットマスターの代表的モデルとしてよく挙げられるのが型番126622です。
こちらは40mmサイズのステンレススチール×プラチナモデルですが、37mmモデルとも共通する魅力が多く存在します。
ダークロジウムの文字盤にターコイズブルーの秒針という洗練された配色や、プラチナ製ベゼルならではの上質な輝きは、サイズ違いの37mmモデルでも同様に高く評価されています。
126622は発売当初から人気沸騰し入手困難となった経緯があり、そのデザイン性と希少性が中古市場での評価を押し上げました。
37mm版であるRef.268622(後述)も、この126622譲りの上品なデザインにより高い需要があり、結果として買取相場も安定して高水準を保っています。
ダークロジウムのデザインと影響
ヨットマスター37の中でもダークロジウムダイヤルのモデルは特に人気が高いです。
落ち着いたグレーの文字盤に映えるライトブルーの秒針という配色は「都会的で洗練されている」と評判で、市場でも定番のブルーダイヤルに勝るとも劣らない支持を得ています。
ダークロジウムモデルが発表された2016年当時はロレックス初採用のカラーということもあり注目を集め、今ではヨットマスターシリーズを象徴するデザインの一つとなりました。
その結果、ダークロジウムのモデルは中古市場でも需要が安定しており、他の色より買取価格が高めに設定される傾向があります。
実際、ロレックス専門店の査定額リストでも「スレート(ダークロジウム)」のヨットマスター37は上位に位置し、人気の高さがうかがえます。
買取相場を左右する要因

状態や付属品がもたらす影響
ヨットマスター37の買取価格は、その時計のコンディションによって大きく変動します。
キズの有無や使用感はもちろん、日差など精度の状態もチェックされ、良好であればあるほど高評価につながります。
また、購入時の付属品が揃っているかも重要です。
保証書、箱、余りコマ、取扱説明書などが完備していれば「完品」として買取業者の印象が良くなり、数万円単位で査定額がアップする場合もあります。
反対に付属品を無くしてしまっていても買取自体は可能ですが、やはり一部欠品は減額要因となり得ますので、売却前に手元の付属品を確認しておきましょう。
さらに、オーバーホールの実施状況もチェックポイントです。
ただし注意したいのは、「売る前に慌てて正規オーバーホールに出す必要はない」ということです。
ロレックス正規店でのオーバーホール費用はヨットマスターの場合約49,500円~と決して安くありません。
新品同様の精度を求められる販売用商品とは異なり、買取では多少の遅れや油切れは大半の業者で許容範囲です。
むしろ未研磨・未オーバーホールのオリジナル状態を好むコレクターも存在しますので、査定士に相談しつつ判断すると良いでしょう。
市場の供給と需要の変動
中古市場における供給量と需要動向も相場にダイレクトに影響します。
ロレックス全体で見ると、近年は正規店で在庫希少な状態が続き、その反動で中古流通価格が高騰しました。
ヨットマスター37も例外ではなく、一時期は新品定価を上回るプレミア価格が付く事例も見られたほどです。
一方で市場に在庫が潤沢になると価格は落ち着く傾向があります。
例えば、人気モデル126622(40mm)の供給が増えたタイミングでは、その弟分ともいえる37mmモデルの相場も連動してやや下がったことがありました。
このように、特定モデルの中古在庫数や世界的需要の潮流によってヨットマスター37の買取相場も上下します。
モデル別の特性と相場
同じヨットマスター37でも、モデルのバリエーションによって市場評価が異なります。
まず素材の違いです。
ステンレス×プラチナ(ロレジウム)のモデルはスポーツロレックスらしい実用性と高級感のバランスで非常に人気が高く、相場も安定しています。
一方、ステンレス×エバーローズゴールド(ロレゾール)は華やかさが加わりますが、好みが分かれる面もあり、中古相場ではロレジウムよりやや控えめな価格帯に落ち着きがちです。
そして18Kエバーローズゴールド無垢モデルは定価自体が飛び抜けて高額なこともあり、中古での需要は限定的ですが、その希少性ゆえ極めて高額な査定が付くケースもあります。
次に文字盤カラーの違いも見逃せません。
前述のようにダークロジウムやブルーは人気が高く相場も高止まりする傾向ですが、同じロレゾール素材でもチョコレートブラウンダイヤルは生産数が少ないため希少性がプラスに働き、高めの査定が期待できます。
ブラックダイヤルは定番ゆえ安定した人気を保ち、極端に相場が下がる心配は低いでしょう。
このように素材×文字盤カラーの組み合わせごとに適正な買取相場が存在しますので、自身のモデルが市場でどのポジションにいるか把握しておくと安心です。
ロレックス ヨットマスター37の買取価格動向

最新の買取価格トレンド
2025年現在、ヨットマスター37の買取相場は全体的に堅調です。
ここ数年、ロレックスブームの加熱によって軒並み価格が高騰した後、2023年頃に一部調整が入ったものの、依然として高値圏を維持しています。
特にヨットマスター37は生産数が極端に多くないことから中古市場での玉数も限られており、「欲しい人は多少高くても買う」という状況が続いています。
具体的にはステンレス×プラチナのダークロジウムモデルで150~170万円前後、エバーローズゴールド×ステンレスのモデルで175~200万円前後が直近の査定目安です。
前年と比べ大きな上下動はなく、安定した人気を背景に高水準の相場をキープしていると言えるでしょう。
年ごとの相場変動
過去数年の動きを振り返ると、2020年から2022年にかけてロレックス全体の価格が異常ともいえる高騰を見せました。
ヨットマスター37も例に漏れず、2022年前半頃には一時買取額が定価を超えるケースが見られ、市場が過熱状態となりました。
しかし2022年末から2023年にかけては需要が一服し、相場はやや調整局面に入ります。
それでもコロナ前の2019年頃と比べれば遥かに高い水準で推移しており、ロレックス人気の底堅さを実感できます。
2024年以降は大きな乱高下もなく安定推移となり、現在に至ります。
今後についても、ロレックス自体の需要が堅調である限り、ヨットマスター37の相場が急落するリスクは小さいと見られています。
エバー ローズゴールドとチタンモデルの比較
ヨットマスターシリーズにおいて興味深いのは、エバーローズゴールド無垢モデルとチタンモデルという対極の素材展開が存在する点です。
37mmモデルのエバーローズゴールド(Ref.268655)は、重厚な18Kピンクゴールドの輝きが所有欲を満たす一本で、定価も¥4,184,400(税込)と非常に高額です。
一方、近年登場したヨットマスター42のRLXチタンモデル(42mm, Ref.226627)は軽量で実用的な素材を採用し、定価は¥2,239,600(税込)と金無垢に比べ抑えられています。
中古市場での傾向を見ると、エバーローズゴールド無垢は新品価格が高いぶん中古では多少目減りしやすいものの、それでも300〜350万円以上の値が付く例があるなど根強い人気を誇ります。
一方のチタンモデルは生産本数が少なく流通希少なことから、新品定価を上回るプレミア価格で取引されているケースも見られます。
つまり素材の違いによる価値の出方も買取相場に反映されており、ゴールドの持つブランド的ステータスとチタンの持つ実用的希少性という、それぞれ異なる魅力が価格に表れていると言えるでしょう。
実績ある買取店舗の選び方
専門店と一般店舗の違い
ロレックスを売却する際は、どこに買い取ってもらうかも重要なポイントです。
大きく分けて時計専門の買取店(ブランド専門店)と、質屋・リサイクルショップ等の一般的な買取店があります。
結論から言えば、ヨットマスター37のような高級時計を売るなら実績豊富な専門店を選ぶ方が安心です。
専門店ではロレックスの市場動向に詳しいプロのバイヤーが在籍しており、最新相場を踏まえた適正かつ高めの査定額が期待できます。
一方、一般的なリサイクル店ですとブランド時計の専門知識が不足していたり販路が限られるため、結果として安値を提示されてしまうリスクも否めません。
大切な愛機を適正価格で手放すためには、ロレックス買取の実績と信頼がある店舗を選びましょう。
高価買取を実現するためのコツ
少しでも愛用のヨットマスター37を高く売るために、売却前にできる工夫がいくつかあります。
まず付属品を揃えること。
保証書や箱はもちろん、購入時についてきたタグや余りコマまで可能な限り用意しましょう。
これだけで査定士への印象が良くなり、減額を防ぐ効果があります。
次に綺麗な状態にしておくことも大切です。
柔らかいクロスで軽く汚れを拭き取り、指紋やホコリを落としてから持ち込みましょう。
ただしポリッシュ(研磨)作業は素人判断で行わない方が無難です。
変に磨いてしまうと微細な傷が消える代わりにエッジが丸まるなどし、かえって査定マイナスになりかねません。
さらに複数の店舗で査定を取ることも高価買取のコツです。
一社だけの提示額で即決せず、時間に余裕があれば2~3社程度の専門店に見積もりを依頼しましょう。
店舗間で競争原理が働き、より良い条件が引き出せる可能性があります。
その際、「他店では○○万円と言われていますが…」と具体的な数字を伝えると交渉材料になる場合もあります。
ただし明らかな虚偽は信用を失いますので避け、あくまで事実ベースで交渉するようにしましょう。
・付属品は可能な限り全て用意する
・見た目の印象を良くするため軽く清掃する(研磨はNG)
・相場情報を事前にチェックし愛機の市場価値を把握
・複数の専門店に査定を依頼し比較検討する
・他店の提示額など交渉材料があれば遠慮なく伝える
無料査定サービスの活用法

オンライン査定のメリットとデメリット
最近では自宅にいながら概算の買取価格を知ることができるオンライン査定サービスを提供する業者も増えています。
写真を送るだけ、フォームに入力するだけで手軽に査定依頼ができる点は大きなメリットです。
遠方に住んでいて近隣に店舗がない場合でも利用でき、複数社に一括で見積もりを頼めるサイトもあります。
ただしオンライン査定はあくまで概算であることに注意しましょう。
実物を見ていない以上、業者も安全策を取った控えめな金額を提示する場合が多く、実査定時に増額となるケースもあれば減額されるケースもあります。
メールやチャットのみのやり取りでは細かなニュアンスが伝わりにくい点もデメリットと言えるでしょう。
店舗査定との違い
一方、実際に店頭へ時計を持ち込んで行う店舗査定にはオンラインにはない利点があります。
まずプロの鑑定士が直接手に取って状態を細部まで確認できるため、正確な評価額がその場で分かります。
提示額に納得すれば即現金化できるスピード感も魅力です。
さらに対面だからこそ可能な価格交渉もしやすいでしょう。
質問があればその場で答えてもらえ、査定額の根拠なども詳しく教えてもらえるため安心感があります。
ただし店舗まで出向く手間や時間がかかること、近くに信頼できる店舗がない場合は難しい点はデメリットです。
総じて「手軽さ」のオンライン、「確実さ」の店舗査定という違いがあるため、自分の状況に合わせて使い分けると良いでしょう。
宅配買取の流れと注意点
遠方の優良店に売却したい場合など、宅配買取の利用も選択肢となります。
宅配買取の流れは概ね以下のとおりです。
まず買取業者のサイト等で宅配キットを申し込みます(ダンボールや緩衝材、着払い伝票などが送られてくる)。
届いたキットに売却予定のヨットマスター37と付属品一式を梱包し、身分証コピーなど必要書類とともに発送します。
業者側で商品が到着したら査定が行われ、電話やメールで結果の連絡が来ます。
提示額に同意すれば契約成立となり、指定口座に代金が振り込まれるという流れです。
もし査定額に納得できなければキャンセルも可能で、その場合は時計が返送されてきます。
宅配買取を利用する際の注意点としては、発送中の保険適用範囲を確認しておくことが挙げられます。
高額商品だけに万一の紛失・破損時に備え、保証がしっかりしている業者を選びましょう。
また、事前に時計の写真やシリアル番号等を控えておくと安心です。
梱包は配送中に衝撃で動かないよう厳重に行い、プチプチで巻くなど丁寧に保護してください。
宅配キット送付から振込完了まで数日~1週間程度かかるため、急ぎで現金化したい場合は店舗での直接買取の方が適しています。
これらの点に気を付けつつ宅配サービスを活用すれば、遠方からでも安心して愛用のロレックスを売却できます。
ロレックス ヨットマスター37の魅力を再確認する理由
投資としての時計の価値
ロレックスの時計は実用品であると同時に資産価値を持つアイテムとしても注目されています。
中でもスポーツモデルは中古でも値崩れしにくく、場合によっては購入時より高値で売却できることもあるほどです。
ヨットマスター37もその例に漏れず、長年使用していても一定の価値を保ち続ける頼もしさがあります。
昨今は株式や不動産と並び、機械式時計を「趣味を兼ねた資産運用」として捉える人も増えてきました。
もちろん確実に値上がりを保証するものではありませんが、少なくともロレックスという盤石なブランドの後ろ盾があるため、大きく値を下げにくい安心感は所有者にとって一つの魅力と言えるでしょう。
ファッションアイテムとしての地位
ヨットマスター37は単なる時計としてだけでなく、ファッションアイテムとして高い地位を築いています。
程よい37mmサイズはスーツにもカジュアルにも合わせやすく、腕元に上品な存在感を与えてくれます。
プラチナベゼルの控えめな光沢やエバーローズゴールドの華やぎは、他のスポーツモデルにはないヨットマスター独自の気品を醸し出します。
そのため男女を問わず愛用者が多く、特に近年は小ぶりな高級スポーツウォッチを好むトレンドもあって注目度が上昇しました。
単に高級というだけでなく、「センスの良さ」や「余裕」を感じさせるアイテムとして、ヨットマスター37はファッションシーンでも確固たる地位を占めているのです。
ロレックスのブランド力が生む高額買取
ロレックスというブランドが持つ絶大な影響力は、買取価格にも如実に表れます。
世界中で知名度があり需要が旺盛なため、中古市場でも常に一定の買い手が存在します。
その結果、他ブランドの時計では考えにくいような高額査定がロレックスでは実現するのです。
ヨットマスター37はロレックスの中で超定番モデルとは言えないまでも、その希少性やデザイン性からブランド内でも独自のポジションを確立しており、中古相場でも健闘しています。
ロレックス全体の価値上昇トレンドに乗って買取価格が上振れすることも多々あり、所有者にとってはブランド価値がそのまま資産価値につながる心強さがあります。
「ロレックスだからこそ高く売れる」——そのブランド力を改めて実感できるのも、高額買取が期待できる理由の一つでしょう。
高価買取を実現するための交渉術
査定前に知っておくべき情報
実際に査定に出す前に、売り手側も事前準備をしておくと交渉を有利に進められます。
まず自身のヨットマスター37の市場相場を把握しておきましょう。
本記事でも紹介したように、モデルや状態によっておおよその相場感があります。
最新相場を頭に入れておけば、提示額が妥当か判断できますし、低すぎる場合に交渉で指摘する根拠にもなります。
また自分の時計の製造年や購入経路(並行品か正規品か)、保証期限の有無なども確認しておきましょう。
査定士から質問されることもありますので即答できるように準備しておくと、「この方はきちんと分かっている」と信頼感を持ってもらえます。
さらに、売り手側としてここだけは押さえておきたい点をいくつか挙げます。
一つは相見積もりの取得予定があることをそれとなく伝えることです。
「他にも○社に査定をお願いしています」と事前に伝えておくと、買い叩かれにくくなる効果があります。
もう一つは売却希望時期をはっきりさせておくことです。
「今日すぐには売らないが、条件が良ければ前向きに考えたい」などスタンスを示すことで、焦って安値で手放す印象を与えないようにしましょう。
総じて、査定前には「相場」と「自分の時計の客観的情報」をしっかり頭に入れ、落ち着いて臨むことが交渉成功への第一歩です。
査定時のチェックポイント
実際に査定が始まったら、査定士の動きに注意を払いましょう。
彼らは時計本体のシリアル番号や型番刻印を確認し、真贋や製造年をチェックします。
合わせてブレスレットのコマ数やバックルの状態、風防ガラスの傷、夜光の焼け具合など細部まで観察します。
これらは全て査定額に影響するポイントです。
例えばブレスレットの伸び(経年劣化によるガタつき)が大きいとマイナス評価になりますし、逆に「保護シールが残っているほど新品に近い状態」であれば高評価となります。
査定士がチェックしている箇所は売り手も注目し、「その傷は購入当初からのもので…」など説明できることがあれば積極的に伝えて構いません。
また、過去にオーバーホール歴があるなら時期や実施先(正規サービスで実施済み等)を伝えるとプラス材料になります。
査定が進み金額提示を受ける際には、疑問点は遠慮なく質問しましょう。
「もう少し高くなりませんか?」と率直に交渉するのも一つの手です。
その際、「〇〇の部分に傷があるためこの価格です」といった説明があれば、「研磨で改善できる傷ならいくら上乗せ可能ですか?」など具体的に聞いてみるのも有効です。
交渉のポイントは感情ではなく根拠をもって冷静に話すことです。
相場観や他社見積もり、商品の状態など客観材料をもとに粘り強く交渉すれば、査定士も再検討してくれる可能性があります。
相場の上昇を利用する方法
もしヨットマスター37の相場が上昇傾向にあるなら、それを味方につける戦略も考えられます。
例えばここ最近のように定価改定でロレックス新品価格が上がった際には、中古価格も連動して上昇するケースがあります。
そのタイミングで売却すると、それ以前より有利な価格で手放せるでしょう。
またモデルチェンジや生産終了の噂が出た場合も注目です。
人気モデルが廃盤になる前後は投機的な動きで相場が跳ね上がることがあるため、その波に乗る形で売却できれば高額査定が狙えます。
ただし相場は常に変動するため、欲張りすぎて売り時を逃すリスクもあります。
「この価格なら満足」というラインをあらかじめ決め、相場上昇の流れにうまく乗りつつも冷静に判断することが大切です。
近くの買取店舗を見つける方法
地元ショップの特徴と強み
お住まいの地域にロレックス買取を行っているショップがあれば、ぜひチェックしてみましょう。
地元の買取店には、大手チェーンにはないメリットがある場合もあります。
例えば地域密着でリピーターを大切にしているお店なら、常連客には査定額を優遇してくれたり、親身に相談に乗ってくれるケースもあります。
また、近場であれば持ち込みやすくアフターフォローも受けやすいという利点も見逃せません。
一方で、小規模店の場合は販路や資金力の関係で提示額が専門チェーンより低めになることも考えられます。
地元ショップを利用する際はその店の評判やロレックス取扱実績を事前に調べ、信頼できるかどうか見極めるようにしましょう。
オンラインでの探し方
近くに適当なお店がない場合や、より良い条件を求めたい場合は、インターネットでの店舗検索が有効です。
「ロレックス 買取 専門店」「高級時計 買取 ○○(地名)」などで検索すれば、多くの業者情報がヒットします。
その中から複数をピックアップし、各社のサイトで実績やサービス内容、買取相場の掲載状況などを比較しましょう。
特に買取実績の豊富さやお客様の声(口コミ)などは重要な判断材料です。
高額品の取引ですから、少しでも不安を感じる業者は避け、信用できそうな候補に絞ります。
最近はSNSで情報発信している業者も多いので、TwitterやInstagramで評判をチェックするのも有用です。
問い合わせや見積もり依頼のレスポンスが早いか、丁寧かといった点も含めて総合的に判断し、ここなら安心して任せられるというショップを見つけましょう。
売却を考える時期と理由
ブランド時計の市場動向
ロレックスをはじめとする高級時計市場の動向は、世界経済やトレンドに影響を受けます。
直近では、新型コロナ以降の金融緩和なども相まって資産価値として時計に注目が集まり、世界的に中古価格が急騰しました。
円安局面では海外から日本市場への買いが増え、日本国内の買取相場も跳ね上がる傾向がありました。
逆に円高に振れると海外需要が一服し、国内相場が落ち着くといったケースもあります。
また投資ブームが去れば過熱感が冷める可能性もあり、市場全体のムードは常に注視が必要です。
幸いロレックスはグローバルで不動の人気があるため、市場全体が大崩れしない限り急落しにくいですが、外的要因による影響は常に念頭に置いておきましょう。
タイミングが買取価格に与える影響
売却のタイミングは買取価格に直結します。
たとえば決算期やボーナス時期など、市場にお金が出回る時期は中古時計の需要も高まり、相対的に価格も上向きになりやすい傾向があります。
逆に、新年度前など出費が重なる時期は売り手が増えるため供給過多となり、買取額が抑え気味になることもあります。
ロレックスの場合、メーカーの値上げ発表直後も狙い目です。
定価が上がることで中古相場もスライドし、駆け込み需要が発生して一時的に買取価格が跳ね上がることがあります。
反対に新モデル発表で旧モデルの人気が落ち着くと、それにつられて相場が下がる場合もあるため注意が必要です。
このようにタイミング次第で同じヨットマスター37でも査定額が数十万円変わる可能性もあります。
「いつ売るか」は戦略的に考えて損はありません。
経済状況と買取環境の関連
最後に、マクロ経済の状況と中古買取環境の関連について触れておきます。
景気が良く可処分所得が増える局面では、高級時計にお金を使う人が増えるため買取ニーズも高まり、価格上昇要因となります。
一方、不況や先行き不透明感が強まると換金目的で時計を手放す人が増え、供給過多から相場が軟調になることがあります。
またインフレ懸念が広がると実物資産としての時計需要が増え、逆にデフレ傾向ではぜいたく品への支出が控えられる、といった動きも考えられます。
ただしロレックスの場合、世界的なコレクターズアイテムでもあるため、一国の経済状況だけに左右されにくい一面もあります。
グローバルな視点で需給を見ながら、日本国内の経済動向と併せて判断することで、より有利な買取タイミングを見極められるでしょう。
| モデル | 正規定価(2025年) | 買取相場(参考) |
|---|---|---|
| ヨットマスター37 SS/PT ダークロジウム (Ref.268622) | ¥1,727,000(税込) | 約¥1,550,000~¥1,700,000 |
| ヨットマスター37 RG/SS ブラック (Ref.268621) | ¥2,365,000(税込) | 約¥1,750,000~¥1,850,000 |
| ヨットマスター37 RG/SS チョコレート (Ref.268621) | ¥2,365,000(税込) | 約¥1,900,000~¥2,000,000 |
| ヨットマスター37 エバーローズゴールド (Ref.268655) | ¥4,184,400(税込) | 要お問い合わせ(希少モデル) |
