あなたのロレックス シードゥエラー、いくらで売れる?買取相場徹底解説

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ロレックス

ダイバーズウォッチの頂点とも称される「ロレックス シードゥエラー」。その卓越した防水性能と堅牢な作りから、多くのファンを魅了し、中古市場でも根強い人気があります。ですが「自分のシードゥエラーはいくらで売れるのだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では2025年最新の買取相場をもとに、シードゥエラーのモデル別の価格差や高く売るコツ、売却方法の選び方まで徹底解説します。大切なロレックスを少しでも高額で手放したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

買取価格に影響を与えるポイントや売却のタイミングなど、知って得する情報も満載です。あなたのシードゥエラーを賢く売却するためのヒントをチェックしてみましょう。

あなたのロレックス シードゥエラー、いくらで売れる?買取相場徹底解説

ロレックス シードゥエラーとは?特徴と魅力を解説

ロレックス シードゥエラーは、1967年に初登場したプロ仕様のダイバーズウォッチです。誕生当時、従来モデル(サブマリーナー)の約3倍にあたる610mもの防水性能を実現し、ケース側面にはヘリウムガス排出バルブを搭載するなど、飽和潜水に耐える革新的な技術が盛り込まれました。その高い防水性能と堅牢性から、プロの潜水師はもちろん、海洋探査プロジェクトにも使用されるなど実績を残しています。

シードゥエラー最大の特徴は、その卓越した耐久性です。厚みのあるサファイアクリスタル風防や頑丈なオイスターケースによって、過酷な環境下でも信頼性を発揮します。また、9時位置に設けられたヘリウムガスエスケープバルブは、長時間の深海潜水から浮上する際にケース内部のヘリウムガスを自動排出し、内部圧力の上昇による風防破損を防ぐ重要な役割を果たします。

外観デザインはサブマリーナーと似つつも、ケース径がより大型化され視認性と存在感がアップしている点も魅力です。現行モデルでは43mm径のシードゥエラーと44mm径のディープシーが展開されており、特に文字盤に赤字でモデル名が印字されたシードゥエラー(Ref.126600)は、初代通称“赤シード”を彷彿とさせるデザインでファン心をくすぐります。高い防水性能ゆえケース厚はありますが、その分重厚感と高級感があり、腕にずっしりと感じる存在感はシードゥエラーならではと言えるでしょう。

さらに2022年には、シードゥエラーの系譜として驚異的な11,000m防水を誇る「ディープシー チャレンジ」がRLXチタン素材で登場するなど、ロレックスは常に技術の粋を集めて進化を続けています。こうしたバックボーンを持つシードゥエラーは、ロレックス愛好家からコレクターズアイテムとしても高く評価されており、その希少性と実用性から中古市場でも注目されるモデルとなっています。

最新のロレックス シードゥエラー買取相場

では、2025年現在のシードゥエラーの買取相場はどの程度なのでしょうか。結論から言えば、市場の需給バランスやモデルによりますが定価に対して7~8割前後の買取価格となるケースが多いようです。近年はロレックス全体の中古相場が高騰した後やや落ち着いた傾向にありますが、シードゥエラーも例外ではありません。以下に主要モデルの新品定価(2025年現在の正規店価格)と、おおよその買取価格目安を比較表でまとめました。

モデル 2025年定価(税込) 買取価格目安
シードゥエラー 126600〈ステンレス〉 ¥2,022,900(税込) 約¥1,500,000~¥1,650,000
シードゥエラー 126603〈コンビ(YG/SS)〉 ¥2,986,500(税込) 約¥2,100,000~¥2,250,000
ディープシー 136660〈黒〉 ¥2,043,800(税込) 約¥1,650,000~¥1,780,000
ディープシー 136660〈Dブルー〉 ¥2,087,800(税込) 約¥1,950,000~¥2,000,000

※上記は未使用品~中古美品の目安です。個体の状態や付属品の有無によって変動します。

このように、ステンレススチール製のシードゥエラー126600ですと定価約200万円に対し中古買取は概ね150~165万円前後、コンビネーション(金×ステンレス)の126603では定価約300万円に対し210~225万円前後が目安となっています。またディープシー(Deepsea)と呼ばれる上位モデルも人気が高く、特に青と黒のグラデーションダイヤルが特徴の「Dブルー」モデルはブラックより数十万円高い買取価格が設定される傾向があります。2025年現在、ディープシー Dブルーは買取相場が概ね200万円前後と落ち着きを見せていますが、それでも依然としてロレックスの中でもトップクラスのリセールバリューを誇っています。

モデル別!シードゥエラーの買取価格の違い

シードゥエラーと言っても、モデルごとに買取価格には差があります。まずステンレススチール製のシードゥエラー126600は、堅牢な実用モデルとして安定した人気があります。中古市場での値動きは比較的落ち着いており、状態が良いものであれば定価の8割弱程度、使用感が強い場合でも7割前後の買取額が期待できるでしょう。一方、コンビモデルの126603は、高級感あるイエローゴールドとのコンビ素材ですが市場での人気はステンレスモデルに比べるとやや限定的です。そのため新品定価に対する買取率はやや低めで、状態によっては定価の7割を下回るケースもあります。とはいえ付属品完備の美品であれば200万円超えの買取例もあり、コンビモデルならではの華やかさを好む層には根強い需要があります。

さらに大型ケースのディープシー(Deepsea)にも注目しましょう。44mmのディープシーはシードゥエラーの中でも最高峰スペックを持つモデルで、防水性能は驚異の3,900mを誇ります。現行モデルのRef.136660(2022年~)と一つ前のRef.126660(2018年~2022年)がありますが、どちらもブラックダイヤルよりもDブルーダイヤルの方が中古市場で人気が高く、高額査定が期待できます。例えば現行136660の場合、ブラックの未使用品買取価格が約178万円前後なのに対し、Dブルー未使用品では約215万円前後と数十万円の差が見られます。前モデル126660でも同様に、Dブルーの方がブラックより高く評価されており、型落ちとはいえ人気モデルですので良品なら160~170万円程度で買い取られる例もあります。

なお、シードゥエラーの中でも特殊なモデルとして「ディープシー チャレンジ」があります。こちらは50mm径のチタン製ケースに11,000mもの防水性能を備えたモデルで、その希少性から定価も¥4,044,700(税込)と飛び抜けています。中古市場で出回る数自体が少ないため買取事例は限られますが、購入直後の未使用品なら定価の6~7割程度(250~300万円前後)での提示例もあるようです。超ニッチなモデルゆえ、市場相場を読むのが難しいモデルではありますが、話題性もあり今後の動向に注目が集まっています。

買取価格の影響 Factors: 状態、付属品、モデル

シードゥエラーの買取価格に影響を与える主な要素は、大きく以下の3つに分けられます。

  • 時計の状態:キズの有無や動作コンディション
  • 付属品の有無:保証書や箱、コマなど完備しているか
  • モデルの人気:リファレンスや限定性、市場での需要

まず状態についてですが、本体やブレスレットのキズは査定額に直結します。深い打痕やガラスの欠けはマイナス評価となり、動作不良や精度不良がある場合も減額要因です。定期的にオーバーホールを受け良好な精度を維持していればプラスに働くでしょう。
次に付属品では、ギャランティ(保証書)や冊子、純正ケースの有無が重要視されます。特に保証書付きか否かで査定額が大きく変わることも珍しくありません。新品購入時についてくる余りコマ(ベルト駒)やタグ、購入店の領収証など、あるものは全て揃えて査定に出すのが鉄則です。
付属品が完備されていれば数万円規模で買取価格がアップするケースもあります。またロレックス購入時に貰えるノベルティ類(非売品の小物など)も一緒に持ち込めば、店舗によっては評価対象となる場合があります。最後にモデル人気ですが、上述したように同じシードゥエラーでもDブルーかブラックか、コンビかステンレスかで市場人気に差があります。
当然ながら需要の高いモデルほど高額査定となります。限定モデルや製造終了後に希少性が増したモデルはプレミアが付くこともあります。

ロレックスシードゥエラー市場の動向

ロレックス全体の中古市場動向として、ここ数年は世界的な需要増もあり価格が高騰していました。特に2021年~2022年前半にかけては、シードゥエラーを含むスポーツモデル全般で中古価格が新品定価を上回るような状況も見られました。
しかし2023年以降は市場が落ち着きを取り戻し、過熱感が緩和されています。シードゥエラーの買取相場も2022年頃のピークと比べるとやや下がり気味で、例えば前述のディープシー Dブルーも一時は220万円超えの買取例がありましたが、2025年現在では200万円前後で推移しています。

このような相場変動は、為替レートや海外需要の変化にも影響されます。近年の歴史的円安局面では、日本で購入したロレックスを海外に転売する動きが活発化し、国内買取価格も吊り上がる傾向がありました。しかし円相場の変動や各国の経済状況によって需要が落ち着くと、買取価格も適正水準に戻ってきます。

もっとも、シードゥエラーは他の定番モデル(サブマリーナーやGMTマスターなど)に比べ生産数も少なめで、市場流通量が限られます。そのため大幅な値崩れは起きにくく、基本的には安定した高値圏を維持しやすいモデルです。今後もロレックス人気自体は根強いと見られており、シードゥエラーも適正なレンジで推移していくでしょう。ただし時折発表される価格改定(値上げ)や新作発表、ディスコン(生産終了)情報などが入れば一時的に相場が動く可能性はあります。

ロレックス シードゥエラー買取の方法と選択肢

買取専門店での査定のメリットとデメリット

ロレックスを売却する際、まず候補に挙がるのが時計買取の専門店です。大手買取チェーン店やブランド専門の質屋など、時計に詳しい鑑定士が在籍する店舗で査定を受ける方法です。メリットとしては、専門知識に基づいた適正な評価が受けられやすい点が挙げられます。
ロレックス専門の買取店であれば最新の相場感を把握しており、シードゥエラーのようなニッチなモデルでも細かな年式や型番の違いを踏まえて査定額を提示してくれるでしょう。また、複数のショップに足を運んで比較査定しやすい点もメリットです。一社だけでは提示額が適正か判断しにくいですが、何店舗か回ればおおよその相場観も掴めます。

一方デメリットは、店舗に出向く手間や時間がかかることです。人気店ほど来店予約が必要だったり、待ち時間が発生する場合もあります。また査定額に差が出る可能性もデメリットと言えます。お店ごとに在庫状況や販売ルートが異なるため、同じシードゥエラーでもA店では○○万円だったがB店では△△万円だった、といったことも起こりえます。したがって専門店で売る場合は複数社で比較して最も条件の良いところを選ぶのが高価買取のポイントです。

宅配買取の流れと注意点

近年増えているのが、自宅から時計を発送して査定・売却できる宅配買取サービスです。遠方に店舗がない方や忙しくて時間が取れない方でも、オンラインや電話で申込みをすると買取キット(梱包セット)が送られてきて、自宅に居ながら売却手続きが完了します。流れとしては、まず業者のサイトや電話で申し込み、届いた梱包キットにシードゥエラーと必要書類(本人確認証のコピーなど)を入れて返送します。業者に到着後、鑑定士が査定し連絡が来ます。提示額に納得すれば契約成立となり、指定口座へ入金が行われるという手順です。

宅配買取のメリットは手軽さと迅速さです。店舗に行く必要がなく、24時間WEBで申し込み可能な業者も多いので自分のペースで進められます。査定金額に同意しない場合は返送してもらえるため、気軽に査定額だけ知りたいときにも便利です。ただし注意点もあります。
発送時の梱包は厳重に行いましょう。高額なロレックスですから輸送中の事故防止のためプチプチで二重三重に巻くなど丁寧に梱包します。また、保険付きの配送伝票を利用する、買取同意書や身分証コピーの入れ忘れに注意する、といった細かな点にも気を配りましょう。

なお宅配買取では、査定額の連絡を受け取った後に交渉することも可能です。店舗対面では言い出しにくい価格交渉も、電話やメールなら希望を伝えやすいでしょう。「他社では○○万円と言われた」「すぐ売るので○万円上乗せできないか」といった相談にも応じてもらえるケースがあります。納得できる価格になるまで粘ってみるのも一つの戦略です。

店頭買取の手順と体験談

直接お店に持ち込んで査定・売却する店頭買取は、オーソドックスながら安心感のある方法です。手順としては、予約が必要な店舗では事前に連絡の上、シードゥエラー本体と付属品一式、本人確認書類を持って来店します。受付後、専門の鑑定士による現物査定が始まります。通常15~30分程度で状態チェックと相場照合が行われ、その場で査定額が提示されます。金額に同意すればすぐに契約書を交わし、現金もしくは銀行振込での支払いを受け取ります。早ければ来店から1時間以内に売却完了する手軽さが魅力です。

実際にシードゥエラー16600を店舗買取した方の声としては、「長年使い込んで傷もあったが思ったより高値が付いた」「スタッフが丁寧に説明してくれて安心して任せられた」「その場で現金を受け取れたので資金がすぐ用意できて助かった」など、対面ならではのメリットを感じたという意見が多いようです。やはり直接人と対話しながら売却できるため、不明点を質問できたり、金額交渉もしやすい点が評価されています。
一方で「店舗が遠くて行くのが大変だった」「待ち時間が長かった」という声もあり、店頭買取は安心感と引き換えに移動や待機のコストがかかる面は否めません。近くに信頼できる買取店がある場合は有力な選択肢ですが、そうでない場合は先述の宅配買取などもうまく活用すると良いでしょう。

一括査定サービスの利便性と比較

複数の買取店に一度に査定依頼できる一括査定サービスも便利な選択肢です。Web上で時計の情報(モデル名や状態、付属品など)を登録すると、提携する複数の買取業者へ同時に見積もり依頼が送られます。その後、各社から提示された査定額を比較検討し、一番高いところや条件の良いところと取引できる仕組みです。一括査定の最大の利点は、短時間で相見積もりが取れることです。自分で何軒も回らずとも最高値を提示する業者を見つけやすく、高価買取を逃しにくくなります。また業者間の価格競争が働くため、相対的に高い査定額が出やすいとも言われます。

ただしデメリットもあります。一括査定を申し込むと、複数の業者から連絡が一斉に来る可能性があるため、対応が煩わしく感じるかもしれません。電話やメールが一時的に増える点は留意しましょう。また提示額だけで飛びつかず、各社の条件(振込時期や手数料、キャンセルポリシーなど)も確認することが大切です。
中には「他社より高く買います」と謳いつつ、細かな条件で差別化を図る業者も存在するため、総合的なサービス内容で比較する視点も必要です。一括査定サービス自体は無料で利用できますので、時間を節約しつつ最高値を探したい方には有効な手段と言えるでしょう。

覚えておきたい!ロレックス シードゥエラーの売却時期

シーズンによる買取価格の変動

実はロレックスの買取価格には季節的な変動も存在します。一般的に、夏冬のボーナス商戦や年度末・年始のタイミングでは高級時計の需要が高まる傾向があります。例えば夏のボーナス時期(7月前後)や年末年始に向けた12月頃は、多くの人がご褒美やプレゼントとして高級時計購入を検討するため、中古市場も活発になります。そのため買取業者も在庫を確保しようと買取強化キャンペーンを打ち出すことが多いのです。「○月○日までロレックス買取○%アップ」などのキャンペーンを見かけたら、まさに売り時のシグナルと言えます。

また、日本特有の事情として春の新生活シーズン(3~4月)や秋の結婚シーズンも需要が高まりやすい時期です。新社会人の門出に高級時計を贈る、結納返しにロレックスを用意するといった文化が根付いており、それに合わせて中古市場も盛り上がります。こうしたシーズンでは平時よりも高値査定が期待できるため、もし売却のタイミングを自由に選べるなら繁忙期前に査定に出すのがおすすめです。逆に大型連休明けやボーナス直後など市場が一段落するタイミングでは相場が落ち着く場合もあるため、避けた方が無難でしょう。

モデルチェンジ前の高価売却のチャンス

ロレックスは定期的にモデルチェンジ(マイナーチェンジや新型発表)を行いますが、その直前・直後は中古相場が動きやすい時期です。特にモデル廃盤(ディスコン)情報が出た場合、現行モデルが生産終了となる前に手に入れたいというユーザーが増えるため一時的に相場が跳ね上がることがあります。シードゥエラーの場合、2017年に50周年記念モデルのRef.126600が発表された際は、その前後で先代モデルRef.116600(シードゥエラー4000)の中古価格が上昇しました。またディープシーも2022年にRef.136660へモデルチェンジした際、旧126660がしばらく高値で推移した例があります。このように、「次にモデルチェンジが来そう」と予想されるタイミングは高価売却のチャンスと言えるでしょう。

もっともモデルチェンジ後は新型人気で旧型の注目度が下がり相場が落ち着くこともあります。一方で旧型にしかない特徴(例:赤文字盤や特別な刻印など)が評価されプレミア化するケースもあり、一概には言えません。基本的には廃盤情報は突如飛び込んでくるため事前に察知するのは難しいですが、日頃から腕時計専門誌やニュースサイトでロレックスの噂をチェックしておくと良いでしょう。「次のバーゼルワールド(新作発表会)でシードゥエラーに動きがあるらしい」などの情報があれば、査定額が高いうちに売却を検討する価値はあります。

市場のトレンドに合わせた売り時

最後に全体的な市場トレンドを踏まえた売却タイミングについてです。前述の通り、近年のロレックス市場はピークを越えて落ち着きを見せています。このため、「相場が下がり始める前に売る」という観点が重要になります。具体的には、例えば2022年頃に比べ相場が下がってきたとはいえ、2025年現在でもシードゥエラーは十分高値圏です。「これ以上大きな上昇は見込みにくい」と感じるなら、早めに売却して利益を確定するのも賢明でしょう。逆に「もう少し先に需要が盛り返すかも」と予測される場合(例えば為替が再び円安に振れる、海外でロレックスブームが再燃する等)、急いで売らず様子を見る選択もあります。

大切なのは、ご自身が売りたいタイミングと市場状況をすり合わせることです。時計は基本的に時間とともにコンディションが悪化していく消耗品でもありますから、潮時を逃さないこともポイントになります。「高く売りたいけどまだ手元に置きたい」というジレンマもあるかもしれませんが、市場トレンドを注視しつつ、ご自身が納得できる時期に動くのが一番です。もし迷ったら複数の業者に事前査定だけでも依頼し、概算価格を聞いてみると判断材料になるでしょう。

ロレックス シードゥエラーの査定ポイント

時計状態チェックリスト:査定基準を理解する

プロの査定士がシードゥエラーを見る際、どんな点をチェックしているのか把握しておくと役立ちます。以下は査定時の主なチェックリストです。

  • ケース・ブレスレットの外装コンディション(傷や打痕の程度、研磨歴の有無)
  • ガラス(風防)の状態(欠けやキズ、防水不良の兆候がないか)
  • ムーブメントの動作状況(精度、パワーリザーブ、異音の有無)
  • リューズやボタンの動作(ねじ込み具合やパッキン劣化のチェック)
  • ヘリウムエスケープバルブなど特殊機構の状態(腐食や不具合がないか)
  • 付属品・保証書の有無と内容(名義や日付の記載状況など)
  • 改造や非純正パーツの有無(交換履歴があれば純正部品か確認)

以上のような項目を総合的に評価して査定額が算出されます。特に外装の傷は見落としがちですが、査定士は強い光を当てながら細部まで確認しますので、小さな傷でも評価に反映されます。日頃からなるべく傷を付けないよう丁寧に扱うことが肝心です。
また防水性能が重要なモデルですので、裏蓋を開けて内部に錆が出ていないか、水入りの形跡がないかもチェックされます。防水時計といえども長年オーバーホールしていない個体はパッキン劣化で湿気が入り錆びていることもあります。定期的なメンテナンス履歴があると高評価に繋がるでしょう。

保証書の重要性と付属品の影響

ロレックスに限らず高級時計の売却では、購入時についてきた保証書(ギャランティーカード)の有無が極めて重要です。保証書はその時計の正規品である証明であり、販売日や販売店などの情報が記載されています。これがあることで中古市場での信頼度が上がり、買取業者も再販しやすくなるため査定額が上乗せされます。逆に保証書なし(いわゆるギャラ欠品)の場合、数万円~十数万円程度のマイナスになることもあります。シードゥエラーの場合、特に近年モデル(126600や136660など)は保証書付きかどうかで買い手の付き方が違うため、買取店も慎重になります。必ず紛失せず保管しておきましょう。

またその他の付属品もあるに越したことはありません。たとえば購入時の化粧箱、取扱説明書、グリーンタグ、余りコマ、レザーケース、さらには当時のレシートや海外購入なら輸入証明書など、可能な限り一緒に提出しましょう。付属品完備であれば「フルセット」と呼ばれ高評価となります。特に余りコマ(ベルトの駒)は腕周り調整で外されたパーツですが、これが不足していると再販時に買い手の腕に合わない可能性が出るため敬遠されます。結果、買取店はその分値引きせざるを得ません。コマ一つでも査定額に影響しますので、忘れず揃えましょう。

買取時に注意したい破損や汚れ

シードゥエラーをより高く売るには、査定前にできる範囲で状態を整えておくことも大切です。とはいえ、自分で無理に磨いたり修理に出したりする必要は基本的にありません。専門知識なしに研磨すると却って傷を増やす恐れがありますし、安易な修理で非純正部品に交換されてしまうと評価が下がってしまいます。

【豆知識】売る前のオーバーホールは不要?
ロレックスを売却予定の場合、わざわざ高額な正規オーバーホールを受けてから出す必要はありません。業者は自社提携の工房で安価に整備できるため、個人でかけたメンテナンス費用を十分に上乗せすることはできないからです。壊れていても買い取ってもらえるケースは多いので、故障しているからといって諦めずまずは査定に出してみましょう。

上記の通り、基本的に買取前に高額な修理代をかけても費用倒れになるケースが多いです。それよりも、査定前にできる簡単なこととしては汚れを落とす程度で十分です。クロスでガラス面やケースを拭き、ブレスの隙間のホコリや皮脂汚れを軽く掃除するだけでも印象が変わります。ただし水洗いは厳禁です。パッキン劣化で防水性が落ちている可能性があるため、水が内部に入るリスクがあります。

万一、風防が割れている・リューズが取れているなど明らかな破損がある場合でも、多くの買取店はジャンク品扱いで引き取ってくれます。もちろん減額にはなりますが、「部品取り用」としての価値もあるためゼロ円にはなりません。たとえば風防交換は正規だと約2万円+オーバーホール代が必要ですが、業者はまとめて修理することでコストを抑えられるため、その分を差し引いた額で査定が付くイメージです。壊れているからと廃棄するのではなく、一度査定だけでも依頼すると良いでしょう。傷だらけでも動かなくても、ロレックスは資産価値が高いブランドですので思わぬ高額になる可能性があります。

まとめ:あなたのロレックス シードゥエラーを高値で売却するために

ロレックス シードゥエラーの買取相場と高く売るコツについて、最新情報を中心に解説してきました。プロ仕様のダイバーズウォッチであるシードゥエラーは、その堅牢性と希少性から中古市場でも引き合いが強く、適切にポイントを押さえれば満足のいく高値での売却も十分可能です。モデルごとの相場差を理解し、自分の所有モデルの適正な価格帯を把握することが第一歩です。その上で、時計の状態をベストに保ち付属品を揃えておく、複数の業者で査定比較する、売却時期を見極める、といった工夫を重ねれば査定額アップが期待できます。

特に保証書の有無や状態は大きな影響要因ですので、大切に保管しておきましょう。また、売却前に焦って高額なオーバーホールを施す必要はありません。業者側で対応できる範囲が多いため、現状のまま査定に出し、必要があればその場で相談するくらいが適切です。

最後になりますが、ロレックスは相場の波こそあれど長期的に見れば高級時計市場をリードする存在です。シードゥエラーもその例に漏れず、高値安定しやすいモデルです。ぜひ本記事の情報を参考に、大切な愛機を安心かつ有利な形で手放してください。適切な準備と判断で、きっと納得のいく取引ができることでしょう。

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