初めてのロレックス購入:客を選ぶ理由と攻略法

[PR]

ロレックス

「在庫はございません」とロレックス正規店で告げられ、がっかりした経験はありませんか?
世界中で人気のロレックスは、初めての購入では簡単に手に入らないとも言われます。
実際、人気モデルには定価以上のプレミア価格が付くこともあり、ショップ側が販売相手を選ぶ背景には深い理由があります。

本記事では、お店が客を選ぶと言われる真相を解き明かし、初心者でも憧れのモデルを手に入れる攻略法を最新情報と共に詳しくご紹介します。

客を選ぶ?初めてのロレックス購入

ロレックス購入において「客を選ぶ」という現象は、本当なのでしょうか。初めて買う方が知っておくべき基礎知識と、避けたい行動について以下で解説します。

ロレックスの魅力と価値

ロレックスは高級時計ブランドの中でも抜群の知名度と信頼性を誇ります。
1905年創業以来、世界で初めて完全防水ケース「オイスターケース」を開発するなど革新的技術を生み出し、「実用時計の最高峰」と称されています。
頑丈で精度が高く、定期的なメンテナンスを施せば親子二代にわたって使えるほど耐久性に優れている点も魅力です。
さらに資産価値が非常に高く、多くのモデルが購入後に値崩れしにくいどころか、中古市場で定価以上の価格になるケースも珍しくありません。

例えば、ロレックスの代表的なクロノグラフであるデイトナ(ステンレスモデル)は新品定価が¥2,349,600(税込)ですが、市場では約¥4,300,000前後で取引されるほど人気です。
エントリーモデルのエクスプローラーI(Ref.224270)でさえ定価¥1,166,000(税込)に対して中古買取価格が約¥1,300,000になる例もあり、ロレックス全般に高いリセールバリューが期待できます。

このように卓越した品質とブランド力によって、ロレックスは「いつかは手に入れたい憧れの時計」として広く認知されているのです。

購入前に知っておくべきこと

初めてロレックスを購入する際には、事前に知っておきたい重要ポイントがあります。
まず、正規店で販売される新品ロレックスの価格はあらかじめ定められた定価であり、基本的に値引き交渉はできません。
各モデルの定価は数十万円から数百万円に及び、例えばステンレススティール製の一般的なモデルでも100万円前後、金無垢や複雑機構モデルでは数百万円を超える価格設定です。

また、人気モデルは常に品薄状態で、「在庫なし」は日常茶飯事となっています。お金が用意できても、正規店で希望モデルをすぐ手に入れるのは難しいことを覚悟しましょう。
加えて、ロレックスの購入後には定期メンテナンスや修理費用がかかる点も理解しておく必要があります。
機械式時計であるロレックスは数年に一度のオーバーホール(分解掃除)が推奨されており、正規サービスセンターでのオーバーホール費用はモデルにもよりますが約¥60,500~¥110,000程度(税込)と高額です。
もしガラス(風防)を割ってしまったり、ブレスレットやリューズ(つまみ)が破損した場合にも、その修理や交換に別途費用が発生します。

メンテナンス費用の一例:

  • サファイアガラス風防交換:約¥20,000(プラスチック製の場合は約¥5,000)
  • ブレスレットのコマピン外れ修理:約¥10,000(コマ紛失時は全ブレスレット交換となる場合あり:ステンレス1コマ¥10,000、18K金無垢は¥100,000超、プラチナは¥200,000超)
  • リューズ交換(オーバーホール込み):約¥40,000~¥80,000
  • 時計が動かない/不調の場合:症状により¥10,000前後+オーバーホール費用

以上のように購入代金以外にも維持管理コストがかかりますが、それでも長く愛用できるロレックスは十分に価値があると言えるでしょう。

ダメな購入者の特徴

ロレックス正規店で悪目立ちしてしまう「ダメな客」の共通点も押さえておきましょう。
店員に敬意を払わず横柄な態度を取るのは論外ですが、それ以外にも以下のような行動は避けるべきです。

  • 初来店でいきなり「デイトナありますか?」と人気モデルのみを要求する
  • 商品やブランドの予備知識がなく、店員の説明にも関心を示さない
  • 「いつ入荷するの?他の店舗にはあるのでは?」と執拗に問い詰める
  • 購入後の転売目的であることを匂わせる発言をする

これらに当てはまると判断されれば、在庫があっても「売ってもらえない」可能性が高まります。
逆に言えば、次章以降で解説するように誠実で熱意ある態度を示すことで、店員から信頼され選ばれるお客様になれるのです。

ロレックス店員との関係の築き方

欲しいモデルを手に入れるには、販売スタッフとの良好な関係作りが欠かせません。
ここでは、正規店で好印象を与える接客マナーや、信頼を得るためのコミュニケーション術を紹介します。

ぜひ知っておきたい接客マナー

まず基本として、店員さんに対して丁寧な接客マナーを心がけましょう。
店に入ったら明るい声で挨拶し、時計を見せてもらう際は「拝見してもよろしいでしょうか?」と一声かけるなど、礼儀正しい対応が重要です。

服装も清潔感のある落ち着いた格好で訪れれば、「この人は本気で購入を検討している」と好印象を持ってもらえます。
商品を触るときには指紋や傷に注意し、扱いは丁寧に。万が一気になる点があっても大声で批評したりせず、あくまで穏やかに質問するようにしましょう。
また、店内が混雑している時は長時間店員を独占しないなど、周囲への配慮も大切です。
これら基本マナーを守るだけで「常識のある信頼できるお客様」という印象を与え、購入への第一関門をクリアできます。

スタッフとのコミュニケーション術

次に、店員との円滑なコミュニケーションで自分を印象付けるコツです。
ただ「在庫ありますか?」と聞くだけでなく、会話を通じて自分の人柄や時計への思い入れを伝えましょう。
例えば「ロレックスは昔から憧れで、今はデイトジャストのような普段使いできるモデルも検討しています」といった具合に、自身の趣味嗜好や検討状況を共有します。
知識をひけらかす必要はありませんが、「このモデルの〇〇な点に惹かれている」と具体的に語ると、店員も親身になってアドバイスしてくれるでしょう。
逆に「他店では買えそうにないからここに来た」など消極的・打算的な発言は禁物です。
あくまで「この店で買いたい」という意思を示し、笑顔で会話することで、店員との心理的な距離が縮まります。
世間話を交えつつ時計談義で盛り上がれば、あなたを記憶に残るお客様として認識してくれるはずです。

信頼関係を築くためのポイント

最終的には、店員から「この人になら売っても大丈夫だ」と思ってもらえる信頼関係の構築が目標です。
そのためには単発の訪問で終わらせず、定期的に店舗に顔を出して自分を覚えてもらうことが大切です。
毎週のように通う必要はありませんが、新商品の発表時期や繁忙期を避けて月に一度程度訪問し、「その後いかがですか?」と様子を伺うくらいのペースが理想です。

もし店員から提案があれば、一度断念したモデルとは別の在庫があるモデルの購入を前向きに検討する姿勢も信頼に繋がります。
(例:「こちらのモデルなら在庫がございますが…」と言われた際に、興味を示して話を聞く)
そうした小さな積み重ねにより、「このお客様は本当にロレックスが好きで、きちんと購入して大事にしてくれそうだ」という評価を得られるでしょう。
一朝一夕で築けるものではありませんが、誠実な対応を続ければ、やがてスタッフから信頼される常連客の仲間入りができるはずです。

人気モデルの選び方

ロレックスには多彩なモデルがありますが、中でも「人気モデル」を狙う場合には戦略が必要です。
ここでは憧れのデイトナと定番のデイトジャストを例にモデル間の違いを比較し、モデルごとの賢い購入戦略や在庫確認のコツについて解説します。

デイトナとデイトジャストの違い

まずは人気モデル同士である「デイトナ」と「デイトジャスト」の特徴を比較してみましょう。

項目 デイトナ デイトジャスト
モデルの性質 スポーツモデル(クロノグラフ搭載)
レーシングの伝統を持つ
クラシックモデル(カレンダー機能)
普段使いしやすい定番
ケースサイズ 40mm 36mm、41mm他(男女サイズ展開あり)
定価(税込) ¥2,349,600
(Ref.126500LN)
¥1,135,200
(Ref.126200 ステンレス36mmの場合)
入手難易度 極めて高い
(常に品薄・抽選販売もあり)
比較的入手しやすい
(バリエーション豊富で在庫出やすい)
中古市場価格 定価の約2倍前後
(需要過多による高プレミア)
モデルによって定価並~定価超
(希少ダイヤル等はプレミア化)

デイトナはスポーツウォッチならではの高い人気と希少性から、初めて購入するには最難関のモデルです。
一方デイトジャストはサイズや素材のバリエーションが豊富で、生産本数も多いため正規店で現物に出会える可能性が高いモデルと言えます。
初ロレックスとして確実に手に入れたいなら、狙い目はデイトジャストなど比較的供給に余裕のあるモデルです。

モデル別の購入戦略

続いて、狙うモデルに応じた効果的な購入アプローチを考えてみましょう。
デイトナやサブマリーナー、GMTマスターIIといった人気スポーツモデルをどうしても新品で手に入れたい場合、正規店でいきなり購入するのは非常に困難です。
そうした最人気モデルを目指すなら、まずは比較的手に入りやすい別モデルを購入して実績を作る戦略が有効と言われます。

例えば、初回はデイトジャストやオイスターパーペチュアルなど在庫が出やすいモデルを購入し、「一見さん」ではなく「顧客」として信頼を得るのです。
実際、一度別モデルを購入した後に希望のスポーツモデルを案内してもらえたという声も多く聞かれます。
また、同じモデルでも素材違いや派生モデルを狙うのも手です。
(例:どうしてもデイトナが欲しい場合、ステンレスより競争率の低いコンビモデルやゴールドモデルを候補に入れる)
価格は上がりますが入手確率は上がるため、予算に余裕があれば選択肢となるでしょう。
逆に「絶対にこのモデルしかいらない」という場合は、正規店で長期間待つ覚悟を決め、それ以外のモデルに浮気しない忍耐力も必要です。
いずれにせよ、モデルごとに市場人気や供給状況が異なるため、戦略を立てて柔軟に動くことが大切です。

在庫状況を確認する方法

正規店でお目当てのモデルが入荷しているかを確認する効果的な方法はあるのでしょうか。
残念ながら、ロレックス正規店は人気モデルの在庫状況を電話問い合わせで教えてくれることはほとんどありません。
店頭でも「入荷未定」や「在庫なし」の札が掲げられているのが通常です。
確実なのは、地道に店舗に足を運んで確認することです。

特に入荷がありそうなタイミング(後述の年数回のチャンス時期など)や平日の午前中など、人が少ない時間帯を狙って訪問すると運良く在庫が出ている可能性もあります。
都市部の大規模店舗では、毎朝開店前に行列ができ、開店時に当日の入荷品があれば先着順で販売するといったケースもあります。
そのような店舗では朝イチの並びに参加して運試しをするのもひとつの方法です。

また、一部の正規店では顧客カードに希望モデルを登録しておくと、入荷時に連絡をもらえる場合もあります(いわゆる「裏リスト」ですが、誰にでも案内されるわけではありません)。
信頼関係を築いたスタッフから名刺をもらっている場合は、定期的に連絡することで在庫状況を教えてもらえたり、入荷予定を教えてもらえることも期待できます。

以上のように確実な方法は存在しないものの、「頻繁に店に通い情報収集すること」「チャンスがあれば逃さない機動力」が在庫を押さえる鍵となります。

ロレックス購入のタイミング

実は「いつ買いに行くか」も成功率に影響します。
ロレックスは計画的な入荷日が公表されないため運の要素も大きいですが、年間を通じていくつか狙い目とされる時期があります。
この章では、年に数回訪れる購入チャンスや、定期的な訪問の重要性、そしてベストな購入時期について解説します。

年に何回かの購入チャンス

ロレックス正規店では、一年のうち特に入手確率が高まるとされるタイミングが存在します。
まず挙げられるのが、新作モデル発表前後の時期です。
ロレックスは毎年春頃に新モデルを発表する傾向があり、その直前や直後には旧モデルの在庫が出回りやすくなると言われます。
また、年末年始やボーナスシーズンなど、例年需要が高まる時期にはメーカーからの出荷が増え、店頭に在庫が並ぶチャンスもあります。

特に日本では決算期である3月前後や、夏のボーナス時期である7~8月頃に入荷が集中する傾向が指摘されています。
こうしたタイミングでは普段は滅多に見ない人気モデルが店頭に並び、運よく購入できたという報告もあるため、チェックしてみる価値があります。
もっとも、誰にでも公平にチャンスがある場としては、メーカー公式サイトで予告される「入荷分抽選販売会」などが開催される場合もあります。
(不定期開催ですが、応募すれば抽選で購入権が当たるイベントです)
このように年数回のチャンスを見逃さず行動することで、入手確率を高めることが可能です。

店舗での定期的な訪問の必要性

前述したとおり、ロレックスは「いつ買えるか」が読みにくい商品です。
そのため、運任せにせず自ら確率を上げるには、定期的な店舗訪問が不可欠と言えます。
具体的には、月に1~2回程度、平日の午前中など比較的空いている時間に顔を出してみましょう。
店員からすれば「この方は本当に欲しくて何度も来店している」と認識され、在庫が出た際に真っ先に案内してもらえる可能性が高まります。

特に顔なじみのスタッフができれば、入荷時に個別連絡を検討してもらえることもあります。
実際、何度も足を運ぶ常連客に対して「〇〇なら近日中に入荷予定です」と耳打ちしてもらえた例もあります。
逆に一度訪れて「あとはお願いします」と待っているだけでは、よほど運が良くない限り難しいでしょう。
定期的に通う手間はありますが、それが結果的に憧れの一本を掴む最短ルートになるのです。

ベストな時期とは?

結局のところ「この時期なら必ず買える」という絶対的なタイミングは存在しません。
しかし、市場環境やメーカー動向から相対的に狙い目と言える時期はあります。
例えば、過去にはロレックス全体の中古相場が下落傾向に転じた直後(2022年後半頃)には、一部モデルが正規店で比較的購入しやすくなった時期がありました。

また、価格改定(値上げ)が行われた直後も、その前の駆け込み需要が落ち着くため一時的に狙いやすいとの指摘があります。
実際2025年初頭にも一部モデルで値上げが実施されましたが、その直後は一時的に店頭在庫が潤沢だったという報告もあります。
以上を踏まえると、「相場が落ち着いている時期」や「値上げ直後」が一つの狙い目と言えるでしょう。

もっとも最終的にはタイミングよりも日頃の準備と運の要素が大きいため、「いつが買い時か」を深く考えすぎず、常に購入できるよう資金や心構えを整えておくことが大切です。

一見さんから脱却するためのメソッド

ロレックス正規店で「選ばれる客」になるためには、一見さん(初来店の新規客)から脱却し、常連客に近づくことが重要です。
ここでは、店員から信頼を勝ち取り、内部情報を引き出すための具体的なメソッドを紹介します。

名刺をもらうための行動

店員から名刺をもらえたら、一人前の顧客として認識された証とも言われます。
では、どのようにすれば名刺をもらえるでしょうか。

まず大前提として、前述のマナーとコミュニケーション術を実践し、店員との信頼関係を築くことが先決です。
その上で、何度か足を運んで顔を覚えてもらったタイミングで「もしよろしければ入荷の際にご連絡いただけますか」と相談してみましょう。
このとき、連絡先を尋ねる目的で自然と名刺を渡してくれるパターンが多いようです。
もちろん全ての店舗・スタッフが対応してくれるわけではありませんが、名刺をもらえれば今後は直接連絡が取れるため大きな前進となります。

なお、一度名刺をもらった後は、その担当者を指名して商談を進めるようにしましょう。
「◯◯さんいらっしゃいますか?」と訪ねることで店員側も対応しやすくなり、以降は担当者ベースで話が進むためスムーズです。
結果として、希望モデルの入荷時には真っ先に声をかけてもらえる可能性が高まります。

本音を引き出す会話術

店員も人間ですから、信頼できる相手には本音を話してくれる場合があります。
ロレックスの場合、在庫情報や入荷予定などは社内でも秘匿されることが多いですが、親しい常連客にはこっそりヒントをくれることも。
そのためには、雑談の中から本音を引き出す会話術が有効です。

例えば「いつも品薄で大変ですよね」と店員の苦労に理解を示しつつ、水を向けると、「実は○月頃に動きがあるかもしれません」といった裏話が聞けることがあります。
また「どのモデルが個人的にお好きですか?」など店員自身の好みを尋ねることで、心を開いてもらいやすくなります。
重要なのは、あくまで会話の延長線上で情報を得ようとする姿勢です。
詮索好きと思われないように注意しながら、相手が話しやすい雰囲気を作ることで、本音や有益なアドバイスを引き出せるでしょう。

購入確率を高める信頼の構築

最終的に、信頼関係の構築こそが購入成功の鍵です。
これまで述べてきたように、礼儀正しさ、一貫した熱意、そして誠実なコミュニケーションを積み重ねれば、確実に店側の評価は上がっていきます。

特に何度か購入を重ねて実績を作れば、もはや「一見さん」ではなく「大切なお得意様」として扱われるようになるでしょう。
そうなれば、人気モデルが入荷した際には真っ先に声をかけてもらえたり、非公開の最新情報を教えてもらえるなど、特別な対応を受けられる可能性も高まります。

信頼構築には時間がかかりますが、その過程で得られる店員との交流自体もロレックス購入の醍醐味と言えます。
目先の一本を手に入れることだけでなく、長期的に良好な関係を築くことで、将来さらに欲しいモデルが現れた際にも有利に働くでしょう。
ロレックス購入は単なる物買いではなく、人との信頼関係を築く体験でもあるのです。

ロレックスの転売市場を理解する

どうしても正規店で買えない場合や、早く手に入れたい場合には、並行輸入品や中古品という選択肢もあります。
これら転売市場(セカンダリーマーケット)の状況を理解しておくことも大切です。
ここでは並行輸入と中古購入のメリット・デメリットを整理し、あわせて定価購入を目指す意義について考えてみます。

並行輸入のメリットとデメリット

並行輸入品とは、正規代理店ルート以外で海外から輸入されたロレックスの新品・未使用品を指します。
時計専門店やネット通販で「新品(並行輸入)」と表示されているものがそれに該当します。
メリットは、何と言っても正規店で手に入らない人気モデルをすぐに購入できる点です。
たとえばデイトナのように正規店で入手困難なモデルでも、並行輸入店では在庫として並んでいることがあります(ただし極めて高額なプレミア価格)。
また国際保証書付きの新品であれば、世界中どこの正規サービスセンターでもアフターサービスを受けられる安心感もあります。
一方、デメリットはやはり価格の高さです。
定価の2倍前後は当たり前で、中には3倍以上の値が付くモデルもあります。
正規ルートで購入すれば得られたはずの予算で、1本ではなく2~3本買えてしまうほどの差額を支払う覚悟が必要です。
また、信頼できる販売店から購入しないと、万が一コピー品や改造品を掴まされるリスクもゼロではありません。
(ロレックスは精巧な偽物も多いため、並行品を買うなら実績ある専門店を選ぶべきです)
総じて、並行輸入は「時間をお金で買う」選択肢と言えます。
どうしても今すぐ欲しい、多少高額でも構わないという場合には有効ですが、そうでなければ正規店で定価購入を目指す方が賢明でしょう。

中古での購入のすすめ

新品にこだわらなければ、中古市場も大いに活用できます。
中古のメリットは、正規店や新品並行より安く手に入る可能性がある点です。
特に生産終了したモデルやヴィンテージ品は中古でしか手に入りませんが、その分コレクション性が高く魅力的な選択肢となります。
現行モデルでも、状態にこだわらなければ中古で定価以下の掘り出し物が見つかることもあります(ただしロレックスの場合、人気モデルは中古でも定価を上回ることが多いです)。
中古購入の際は、信頼できる専門店で保証付きの個体を選ぶことが重要です。
箱や保証書など付属品が揃っているか、改造や純正外パーツが使われていないかも確認しましょう。
近年ではロレックス社自体が認定中古プログラム(CPO)を開始し、正規店で認定中古品が販売される動きも出ています。
認定中古品は新品同様の2年保証が付く安心感がありますが、価格は通常の中古より割高です。
総じて中古市場は選択肢が広く、正規店でどうしても入手できない場合の有力な代替手段となります。
ただし前述のようにリセールバリューが高いロレックスは中古価格も高めである点には留意しましょう。

定価での購入を目指す意義

最後に、なぜ多くの人が苦労してでも正規店で定価購入を目指すのか、その意義について触れておきます。

第一に経済的メリットです。
例えば前述のデイトナのように、定価¥2,349,600のものが並行市場で¥4,000,000以上します。
正規店で買えればそれだけで数百万円単位の支出を抑えられることになり、非常に大きな利点です。

第二に所有満足度の違いがあります。
苦労して正規店で手に入れたロレックスには特別な愛着が湧くものです。
自分の名前入りの保証書(2025年現在、国内購入品の保証書には販売店名のみ記載)とともに新品を手にした瞬間の喜びは、何物にも代えがたい体験となるでしょう。

第三に、正規店で購入することで販売店との関係が築ける点も見逃せません。
前述のように、一度顧客になれば次のモデル購入が格段に有利になります。
将来的に別のモデルも検討しているのであれば、多少時間がかかっても正規店での購入に挑戦する価値は大いにあると言えます。
もちろん状況によっては中古や並行を検討するのも賢明ですが、「定価で買えた」という体験はロレックスファンにとって格別の誇りとなるでしょう。

最終的な成功に向けて

ここまで紹介したポイントを総動員すれば、きっとロレックス正規店で希望モデルを手に入れる可能性が高まります。
最後に、実際の成功談から学ぶ教訓と、念願のモデルを入手した後に備えておきたいことをまとめます。

希望モデルを手に入れるための戦略

改めて、希望のロレックスを入手するための基本戦略を整理しましょう。

  1. 目標モデルの明確化: まずは自分が本当に欲しいモデルと理由を明確にしましょう。モデルによって戦略も変わるため、「第一希望はデイトナだが第二希望はサブマリーナー」のように優先順位も決めておくと動きやすくなります。
  2. 予算と心構えの準備: 希望モデルの定価相当額はもちろん、予備費用(オーバーホール代やアクセサリー購入費)も含めて十分な資金を用意します。また、長期戦になる覚悟と、途中で妥協しない強い意志も持ちましょう。
  3. 信頼できる店舗と担当の選定: 通いやすい正規店を1~2店舗に絞り、そこで信頼できる担当スタッフを見つけます。一度に多くの店を回るより、特定の店で常連になる方が成功率は高いです。
  4. 定期的な訪問と情報収集: 適度な頻度で店に足を運び、在庫状況や店員の様子を伺います。最新ニュース(新作発表や値上げ情報など)にもアンテナを張り、状況に応じて戦略を微調整しましょう。
  5. 柔軟な対応: 希望モデルに固執しすぎず、チャンスがあれば別モデルの購入や提案にも前向きに検討します。最終的に第一希望を得るためのステップだと割り切り、臨機応変に動きましょう。

以上を実践することで、初めてのロレックス購入という難関も突破できるはずです。

実体験から学ぶ成功談

最後に、実際に初ロレックスを正規店で購入できた人々の体験談から、成功の秘訣を探ってみます。
ある男性Aさんは、最初に希望したサブマリーナーの購入を断られましたが、代わりに店員から勧められたエクスプローラーIを購入しました。
その後も定期的に店に通い続けた結果、半年後に念願のサブマリーナーが入荷した際に優先的に連絡をもらい、購入に至ったそうです。

別の事例では、Bさんはデイトナ狙いで1年間月1回のペースで来店し続け、途中で時計雑誌をスタッフに差し入れるなど誠意を示しました。
するとある日、「次回入荷分のデイトナをお譲りできます」と連絡があり、見事正規店でのデイトナ購入を果たしました。
これらの成功談に共通するのは、「店との関係を諦めずに維持した」ことと「別モデルの購入や提案にも柔軟に対応した」ことです。
そして何より、最後まで転売に走らず正規店で買うことを貫いた強い意志が勝因となっています。
他の人の体験談はネット上のブログやSNSでも多数見られるので、モチベーション維持のためにもチェックしてみるとよいでしょう。

次のステップへの準備

念願のロレックスを手に入れた後も、オーナーとして知っておきたいポイントがあります。
まず、大切な時計を末永く愛用するために、定期的なメンテナンス計画を立てましょう。
購入時には新品でも、数年ごとにオーバーホールを実施してムーブメントを良好に保つことで、何十年も精度と美しさを維持できます。

また、防水性能も時間と共に劣化しますので、パッキン交換など正規サービスセンターでの点検を欠かさないようにしましょう。
次に、せっかく築いた正規店との関係は今後も大切にしてください。
購入後も記念日に店舗を訪れて洗浄サービスを受けたり、新作情報を聞きに行ったりすると、より強固なお得意様として認知されます。

そして将来「あのモデルも欲しい」となった際には、今回築いた信頼関係がきっと役立つはずです。
最後に、ロレックスオーナー同士のコミュニティに参加して情報交換を楽しむのもおすすめです。
苦労して手に入れたロレックスは、身に着ける喜びだけでなく、同じ喜びを知る仲間との出会いももたらしてくれるでしょう。
以上、初めてのロレックス購入を成功させ、その後も充実したウォッチライフを送るためのポイントをお伝えしました。
憧れの一本をぜひ手に入れて、ロレックスが与えてくれる喜びを存分に味わってください。

特集記事

TOP
CLOSE