ロレックスのエントリーモデルとして知られる「オイスターパーペチュアル36」は、そのシンプルなデザインと高い実用性から幅広い層に人気の腕時計です。
近年は需要の増加に伴い中古市場での買取相場も定価を上回るケースが続出しており、売却を検討する方にとっては注目すべきトピックとなっています。
本記事では、ロレックス オイスターパーペチュアル36の最新買取相場と高額査定のポイントを詳しく解説します。
目次
ロレックスオイスターパーペチュアル36の買取相場
オイスターパーペチュアル36(型番:Ref.126000)は、シンプルな3針モデルながらロレックスの伝統を体現した人気モデルです。
2025年現在の正規店税込定価は¥932,800(税込)となっています。
中古市場での買取相場は、人気の高さから基本的に定価水準以上の価格が期待できます。
特に生産数の限られた文字盤カラーや限定モデルはプレミアが付きやすく、買取価格が新品定価を大きく上回るケースも珍しくありません。
オイスターパーペチュアル36の基本情報
オイスターパーペチュアル36は、ケース径36mmのユニセックスなサイズ感が特徴です。
ロレックス独自の防水ケース「オイスターケース」を備え、100m防水の高い防水性能を誇ります。
ムーブメントには高精度かつ約70時間のパワーリザーブを持つ自社製自動巻き「キャリバー3230」を搭載しており、日常使用に十分な信頼性と性能を確保しています。
文字盤のバリエーションも豊富で、ブラックやホワイト、シルバーといった定番色から、カラフルなキャンディピンクやターコイズブルーなど遊び心あるカラーまで揃っています。
どのバリエーションも基本的な機能とデザインは共通しており、ロレックスのエントリーモデルとは思えない高品質な仕上げが魅力です。
モデル36の特徴と魅力
36mmサイズの程よい存在感は、ビジネスからカジュアルまであらゆるシーンで活躍します。
オイスターパーペチュアル36は日付表示をあえて省いたシンプルな文字盤により視認性が高く、オーソドックスなデザインゆえに飽きが来ない点が魅力です。
また、ロレックスならではの高精度なムーブメントと堅牢なケース構造により、長年使用しても色褪せない価値を持ち続けます。
鮮やかなカラーダイヤルモデルはファッション性も兼ね備えており、他の高級時計にはない遊び心を楽しめる点で人気です。
このように、使いやすさと高級感、そして資産価値の高さを兼ね備えたモデル36は、初めてロレックスを手にする方からコレクターまで幅広く支持されています。
現在の買取相場の推移
オイスターパーペチュアル36の中古買取相場は、発売当初から一貫して上昇傾向にあります。
2020年に現行モデルが発表された当初、買取価格は定価前後で推移していましたが、その後のロレックス全体の品薄傾向により相場は上昇に転じました。
特に2021年から2022年にかけては需要過多で価格が高騰し、一部モデルでは新品定価の2倍近い買取額が提示される事例も見られました。
2023年以降はいったん落ち着きを見せたものの、依然として高値水準を維持しています。
最新の2025年時点でも、グリーンやブルーといった定番カラーであっても新品定価程度、希少なカラーでは定価超えのプレミア価格が付く傾向が続いています。
モデルごとの買取価格の比較(36 vs 41)
同じオイスターパーペチュアルでも、ケースサイズ違いのモデル36(36mm)とモデル41(41mm)では中古相場に差が見られます。
一般的に41mmの方が男性人気が高いため需給バランス上やや高値になりやすい傾向です。
例えば、人気カラーであるターコイズブルー文字盤の場合、36mmモデルの買取相場がおよそ¥1,800,000前後なのに対し、41mmモデルでは¥2,500,000を超える例もあります。
一方、ブラックやシルバーなどベーシックな文字盤ではサイズによる価格差は小さく、36mmでも41mmでも中古相場は概ね¥900,000~¥1,100,000程度で推移しています。
以下に代表的なカラーについてモデル36と41の買取価格目安を比較した表を示します。
| 文字盤カラー | 36mmモデル 買取相場 | 41mmモデル 買取相場 |
|---|---|---|
| ターコイズブルー | ~約¥2,000,000 | ~約¥3,000,000 |
| キャンディピンク | ~約¥1,500,000 | (41mm設定なし) |
| グリーン | ~約¥1,200,000 | ~約¥1,300,000 |
| ブラック | ~約¥1,000,000 | ~約¥1,100,000 |
※上記金額は2025年時点の目安であり、状態や付属品によって変動します。
41mmモデルは大柄でスポーティな印象から男性ユーザーに支持されやすく、一部の人気色で36mmを上回る高額となっています。
一方で36mmモデルは男女問わず着用できる汎用性の高さから安定した需要があり、どちらのサイズも高い買取相場を維持しているのが現状です。
カラー別(グリーン・ブルー・シルバーなど)の買取相場
オイスターパーペチュアル36では文字盤カラーによって中古相場に大きな差が生じています。
特に近年話題となった「ターコイズブルー」文字盤は極めて人気が高く、2024年には未使用品で200万円を超える買取実績があるほど突出した相場です。
同様に、明るいピンクカラーの「キャンディピンク」や真紅の「コーラルレッド」もプレミア価格が付きやすく、150万円前後の買取例が散見されます。
グリーンやイエローといったビビッドカラーも定価以上で取引される傾向にありますが、ターコイズやピンクほどの高騰ではなく、おおむね100~120万円程度が目安です。
一方、ブラック・ホワイト・シルバーといった定番色は流通量も多いため比較的落ち着いた相場で、使用状態にもよりますが70~100万円前後が中心となります。
オイスターパーペチュアル36の査定ポイント

時計の状態と付属品の重要性
買取査定において何より重視されるのは時計本体のコンディションです。
外装の傷や打痕の有無、ガラス(風防)の損傷、ブレスレットの伸びや変色など、細部までチェックされます。
目立つ傷が少なく未研磨のオリジナル状態に近い個体は査定額がプラスに働きます。
また、内部の状態も重要で、動作不良や精度不良がないか、オーバーホール(分解掃除)の実施履歴がどうかといった点も確認されます。
なお、オーバーホール済みであれば内部状態の良さをアピールできますが、売却前にわざわざ高額なオーバーホールを依頼する必要はありません。
買取店側で自社メンテナンスを行うケースが多いため、未整備品でも査定に大きな差は出ない場合が一般的です。
さらに付属品の有無も査定額に大きく影響します。保証書(ギャランティカード)や説明書、純正の箱、購入時の付属コマなどが揃っている場合は減額が少なく、特に保証書付きは高額査定の必須条件と言えます。
査定時に見るべき内容と注意点
売却前にオーナー自身で確認しておきたいポイントもいくつかあります。
- 日差など精度の確認:大きな狂いがないか事前にチェック
- 機能の確認:リューズ操作での針合わせや巻き上げがスムーズか
- 外装の簡易清掃:柔らかい布で拭き、ホコリや指紋を落としておく
- 付属品の整理:保証書や箱など紛失していないか確認
- 改造や部品交換歴の有無:社外パーツが装着されていれば純正に戻す
査定士は上記のような点を総合的にチェックした上で評価額を算出します。
特にロレックスの場合、改造品(カスタム品)や純正以外の部品が使われていると買取不可や大幅減額となる可能性があるため注意が必要です。
普段から大切に扱い、定期的にメンテナンスを行っている個体ほど査定額アップが期待できます。
実績のある専門店での査定方法
高額査定を狙うなら、ロレックスの取引実績が豊富な専門店での査定がおすすめです。
専門店では市場相場を熟知したスタッフが在籍しており、最新の需要動向を踏まえた適正価格で評価してもらえます。
査定方法としては、大きく「店頭査定」「宅配査定」「出張査定」の3種類があります。
店頭査定はその場で直接プロに見てもらえる安心感があり、即現金化できる利点があります。
宅配査定は遠方でも自宅から時計を発送するだけで見積もりを受け取れる手軽さが魅力です。
出張査定は大量売却時や店舗に行けない場合に便利で、自宅まで査定員が来てくれるサービスです。
高価買取のためのヒント

買取相場の確認方法と売却のタイミング
高く売るためには事前の相場リサーチと売却時期の見極めが重要です。
まず、複数の買取業者のウェブサイトで最新のロレックス買取価格表や相場情報をチェックしましょう。
定期的に更新されているサイトを参考にすれば、おおよその市場価格帯を把握できます。
また相場は常に変動するため、手放すタイミングも大切です。
一般的に需要が高まる新生活シーズン(春先)やボーナス商戦期(夏・冬)は買取強化キャンペーンが行われやすく、高価買取が期待できる傾向にあります。
逆に、新モデル発表直後や相場下落局面では買取価格が伸び悩む可能性があるため、市場動向を見極めてタイミングを図りましょう。
交渉のポイントと高額査定のコツ
査定額に納得がいかない場合は遠慮せず交渉してみるのも一つの手です。
その際、他店の見積書や相場情報を根拠として提示すると効果的に交渉を進められます。
「他社では○○円の提示がありましたが御社ではどこまで頑張っていただけますか」など、具体的な金額を出して相談すると買取店側も再検討してくれる場合があります。
複数の業者に査定依頼を出し、一番高い価格を提示した業者に絞る「相見積もり」は高額売却の基本テクニックです。
以下では、高価買取を実現するためのポイントを整理してみましょう。
- 複数社で査定を取り、相見積もりで競合させる
- 最新の相場情報を把握し、適正価格を理解しておく
- 付属品を完備し、購入時の状態に近付けて提示する
- 可能であれば買取強化キャンペーンの時期を狙う
- 提示額に満足できない場合は交渉や売却見送りも検討
上記のポイントを実践することで、オイスターパーペチュアル36をより有利な条件で売却できる可能性が高まります。
特に相見積もりの活用は有効で、競合させることで各店が提示額を引き上げてくれることも期待できます。
焦らず複数の選択肢を比較検討し、納得のいく価格で手放すようにしましょう。
利用する専門店の選び方
数ある買取店の中から信頼できる業者を選ぶことも重要です。
まず、ロレックス専門の買取実績や評判を確認しましょう。長年営業しておりロレックスの知識が豊富な店舗は適正な査定が期待できます。
次に、査定料や振込手数料といった手数料が無料かどうかもチェックポイントです。
大手業者の多くは無料査定を謳っていますが、念のため事前に確認しておきます。
また、提示額だけでなく接客対応や査定のスピードなど総合的なサービス品質も考慮しましょう。
口コミや知人の紹介などで評判を集め、安心して取引できる専門店を選ぶことが高価買取への近道です。
ロレックスオイスターパーペチュアル36の人気
モデル36の需要と市場のトレンド
オイスターパーペチュアル36はロレックスの中でも近年注目度が急上昇したモデルです。
その背景には、ロレックス全体の品薄傾向とそれに伴う価格高騰があり、従来より手頃だったエントリーモデルにも投資的な関心が集まったことがあります。
また、2020年に鮮やかなカラーダイヤルが追加されたことでファッションアイテムとしての評価が高まり、新たな需要層を開拓しました。
市場のトレンドとしては、一度廃盤の噂が出た色味が突如高騰するなど、情報によって相場が敏感に反応する傾向があります。
例えば「ターコイズブルー」は一時期市場から姿を消しプレミアム価格が定着するなど、モデル36の需要は常に高い水準を維持しています。
セレブや著名人の愛用事例
オイスターパーペチュアル36はシンプルで合わせやすいデザインから、有名人にも愛用者が多いことで知られています。
海外セレブの中にはカラーダイヤルモデルをファッションに取り入れている例もあり、その影響で特定カラーの注目度が高まったケースもあります。
著名なスポーツ選手やアーティストが日常使いのロレックスとしてOP36を着用している姿がSNS等で発信されると、一気に市場需要が加速する傾向があります。
こうした有名人の愛用情報は買取相場にも少なからず影響を与え、話題になったカラーやモデルは一時的に価格が上昇することもあります。
いわばトレンドに敏感なモデルと言え、常に最新情報にアンテナを張っておくことで、有利な売却タイミングを見極められるでしょう。
中古品市場での取引実績
中古市場におけるオイスターパーペチュアル36の取引実績を振り返ると、その人気ぶりが数字にも表れています。
例えば、国内大手買取店の公表データでは、2024年にOP36のターコイズブルー文字盤の未使用品が215万円で買い取られた実績や、ピンク文字盤が150万円台で取引された例があります。
また、ブラックやシルバーといった定番色でも90万円前後の高値で安定的に売買されており、発売から数年経過した現在でも高リセールバリューを維持していることが分かります。
こうした実績は、オイスターパーペチュアル36が中古市場でも資産性の高いモデルとして認識されている証です。
特に限定的な文字盤カラーは今後さらに希少性が増す可能性があるため、売却の際はその点も含めて適正な評価を受けられるよう専門店での査定をおすすめします。
買取に関するよくある質問(FAQ)

買取キャンセル料について
Q: 査定後に売却をキャンセルした場合、キャンセル料はかかりますか?
A: 基本的に大手の買取専門店では、査定額に納得がいかず売却を見送った場合でもキャンセル料は発生しません。
店頭査定でも宅配査定でも、査定のみで返送・返却してもらうことが可能です。
ただし、宅配買取の場合は業者によって返送料の扱いが異なるため、事前に利用規約を確認しておきましょう。
多くの場合、返送料も含め完全無料としている業者がほとんどですので、安心して査定に出すことができます。
査定にかかる時間と必要な書類
Q: 店頭で査定してもらう場合、どのくらい時間がかかりますか?また必要な書類はありますか?
A: 店頭査定の所要時間は、時計の状態確認や動作チェック、相場算出などを含めて通常20~30分程度です。
混雑状況によってはもう少し時間がかかる場合もありますが、その場で金額を提示してもらえます。
必要な書類としては、売却時に本人確認が法律で義務付けられているため運転免許証やパスポートなどの本人確認証明書が必要です。
また、保証書や購入時の領収書があれば持参すると査定がスムーズに進むでしょう。
ただし保証書が無い場合でも買取自体は可能ですので、まずは気軽に査定を依頼してみましょう。
宅配買取のメリットとデメリット
Q: オイスターパーペチュアル36を宅配買取で売るメリット・デメリットは何ですか?
A: 宅配買取のメリットは、自宅にいながら全国の高価買取店に査定依頼ができる点です。
忙しくて店頭に行く時間がない方や近くに専門店がない場合でも、無料の宅配キットを取り寄せて送るだけで査定が完了します。
複数社に一括で査定依頼するサービスを活用すれば、最も高い提示額を選んで売却することも可能です。
一方デメリットとしては、実物を直接見せて相談できないため細かなニュアンスが伝わりにくい点や、金額に納得できず返送してもらう際にタイムラグが発生する点が挙げられます。
しかし、多くの業者はメールや電話で丁寧に説明してくれるため、疑問点は遠慮なく質問し、納得した上で売却するようにしましょう。
最新の買取情報と今後の見通し
今後の市場動向予測
今後のロレックス市場は全般的に高止まり傾向が続くと予想されます。
オイスターパーペチュアル36に関しても、需要が根強い上に新作発表やディスコン(生産終了)の噂によって相場が左右されやすい状況です。
人気カラーについては引き続き高水準の価格帯を維持し、新色や限定モデルが登場すれば旧カラーにプレミアが付く現象も続くでしょう。
ただし、世界的な経済状況や為替レートの変動によっては一時的な相場調整も考えられます。
2025年は前年に引き続き売り手市場が続く見込みですが、極端なバブル的高騰は落ち着き、適正価格レンジ内での推移になるとの見立てが一般的です。
新しいコレクター層の影響
近年、SNSやインターネットの普及により若年層や女性を中心とした新しい時計コレクター層が増えてきています。
オイスターパーペチュアル36はカラフルなバリエーションとユニセックスなサイズ感で、従来の富裕層男性だけでない幅広い層から支持を受けています。
この新規層の参入は市場の裾野を広げ、中古需要をさらに押し上げる要因となっています。
若年層の中には投資感覚で購入するケースもあり、市場価格の形成に影響を与えています。
結果として、将来的にもOP36の中古相場は底堅く推移しやすく、新たなファン層の拡大が長期的な価値向上につながる可能性があります。
バリューが高まるカラーとデザインの変化
ロレックスは定期的にモデルチェンジや新色追加、あるいは一部カラーの廃止を行いますが、そうした動きが中古相場に直結するのも特徴です。
今後特にバリューが高まると予想されるのは、生産終了が噂される現行カラーや限定的なデザインです。
例えば、長らくラインナップに残っているキャンディピンクやイエローといった鮮やかカラーは、将来的に廃盤となれば一気に希少性が増し価値が高騰する可能性があります。
また、2020年代に投入された大胆なカラーダイヤル路線が今後どう変化するかも注目です。
もしシックな新色へ回帰した場合、旧来のビビッドカラーは「今しか手に入らないデザイン」として更なるプレミアム価格になる展開も考えられるでしょう。
常にロレックス公式の新作発表やニュースをチェックし、保有モデルの行方を注視することが、資産価値を最大化する上で重要です。
