ロレックス コスモグラフデイトナ買取価格の驚きの推移とは?

[PR]

ロレックス

ロレックスの中でも最も人気が高いスポーツモデルがコスモグラフ デイトナです。デイトナは生産量の少なさと高いブランド価値ゆえに、常に高額で取引されてきましたが、2023年以降に相場の急騰と調整を繰り返し、2025年現在は落ち着いた水準へ推移しています。

この記事では、デイトナ116520の相場推移、主要モデル別の買取価格、正規店での定価と相場の関係、さらに市場動向から今後の見通しまでを詳しく解説します。最新の定価情報はロレックス正規店の2025年新価格表を参考にしており、旧価格は含めません。

ロレックス コスモグラフデイトナの買取価格推移とは?

デイトナ116520の買取相場とその背景

2000年に登場したRef.116520は、ロレックス初の完全自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載した記念すべきモデルで、ホワイトダイヤルとブラックダイヤルの2種類が存在します。ステンレススティール製で使い勝手が良く、デイトナブームを支えたモデルでもあります。

買取相場は2023年2月頃には約300万円前後でしたが、2025年2月になると約315万円まで回復しており、高品質な個体では最大で318万円程度の査定が付く例もあります。市場に流通する個体数が限られていること、Cal.4130の評価が高いこと、付属品完備で保存状態の良い品はプレミアムが付くことが背景です。

Ref.116520の特徴

  • ケースサイズ:40mm、100m防水
  • ムーブメント:自社製Cal.4130(パワーリザーブ72時間)
  • ダイヤル:ホワイトまたはブラック、夜光付きインデックス
  • ブレスレット:オイスター3連ブレスレット

116520は2016年に生産終了となり、後継がセラクロムベゼルを採用した116500LNです。現在は中古市場のみで取引されます。

過去10年のデイトナ買取価格の変動

デイトナ全体の相場は2010年代後半から上昇し続け、2021年~2022年にかけて投資対象としても注目され一時的に500万円台まで高騰しました。
その後2023年に価格調整局面を迎え、2024年春には相場がやや回復しますが、2025年現在は緩やかな下落傾向にあります。
下のグラフは過去24か月のデイトナ相場指数の推移を示したものです。

デイトナ相場価格の推移グラフ

2023年7月には約329万円の相場指数でしたが、2023年11月には急騰し約344万円を記録、その後は需要と供給の調整により下落し、2025年6月時点では約284万円まで下がっています。
短期的な波はあるものの、長期的にはロレックス全般の人気に支えられて高水準を維持していることが分かります。

主要モデル別の買取価格分析

2025年現在のデイトナ各モデルの買取価格は、素材や希少性によって大きく変わります。以下は代表的なモデルの参考上限価格です(状態や付属品により変動します)。

  • Ref.116500LN(ステンレススティール/黒):ピーク時に400万円超まで上昇しましたが、現在は約355万円前後で推移。
  • Ref.116500LN(ステンレススティール/白):白ダイヤルの人気が高く、2024年に460万円台を記録。2025年夏時点では約410万円程度。
  • Ref.116503(SS×YG):ダイヤル色によって違い、黒文字盤で230万円、白文字盤で210万円程度。
  • Ref.116509(WG):青文字盤の人気が高く、最大540万円前後の買取実績があります。
  • Ref.116523(SS×YG旧モデル):200万円台前半が上限。
  • Ref.16520(エルプリメロ搭載ヴィンテージ):状態が良いものは300万円以上。
  • Ref.116518LN(YG×セラクロムベゼル):文字盤色により350~900万円と幅広い。
  • Ref.116515LN(Everose Gold×セラクロム):サンドブラストやメテオライトダイヤルなどにより470~480万円。
  • Ref.116505(Everose Gold):約580万円が目安。
  • Ref.126509(WG):現行モデルで660万円前後。

上記の数値はあくまで上限例であり、査定額は個体の状態や付属品の有無、相場のタイミングによって異なります。

デイトナの定価と買取価格の関係性

ロレックスの2025年新価格では、ステンレススティールモデルは約235万円、ゴールドやプラチナ素材は500万円~1,100万円台と大きく差があります。
買取相場は定価に連動する傾向がありますが、人気・希少性・中古市場での需要によってさらに上乗せされる場合があります。
例えば、Ref.126500LNの正規定価は2,349,600円(税込)ですが、発売直後はプレミア価格が付き中古で400万円を超える取引も見られました。

定価が高いゴールドやプラチナモデルは販売価格が跳ね上がりやすいものの、買取では素材価値が大きく影響し、セールスポイントであるダイヤルカラーや限定感が査定額を左右します。

ロレックス コスモグラフデイトナの人気モデル一覧

2025年の正規店で販売されるコスモグラフ デイトナの主なラインナップと新価格をまとめました。旧定価は省略し、最新の正規定価のみ掲載しています。

型番 素材 文字盤 2025年新価格(税込)
Ref.126500LN ステンレススティール ブラック ¥2,349,600(税込)
Ref.126500LN ステンレススティール ホワイト ¥2,349,600(税込)
Ref.126515LN エバーローズゴールド ブライトブラック ¥5,770,600(税込)
Ref.126518LN イエローゴールド シャンパン ¥5,491,200(税込)
Ref.126519LN ホワイトゴールド スチール ¥5,770,600(税込)
Ref.126503 SS×イエローゴールド ブラック ¥3,267,000(税込)
Ref.126503 SS×イエローゴールド ホワイト ¥3,267,000(税込)
Ref.126503G SS×イエローゴールド ブラック/ダイヤ ¥3,562,900(税込)
Ref.126508 イエローゴールド ホワイト ¥7,108,200(税込)
Ref.126509 ホワイトゴールド スチール ¥7,623,000(税込)
Ref.126505 エバーローズゴールド ブライトブラック ¥7,623,000(税込)
Ref.126506 プラチナ アイスブルー ¥11,651,200(税込)

これらは正規店での新品価格であり、店頭在庫の状況によっては入手待ちとなるモデルも多くあります。

買取相場が下落する理由とは?

市場動向とデイトナ買取価格の変化

2022年以降のロレックス相場下落には複数の背景があります。世界的な金融引き締めや中国経済の減速、不動産バブルの崩壊に伴って富裕層が高級時計を売却したことにより供給量が一気に増加しました。
中国は中古高級時計市場の中心であり、その需要減退は日本を含む世界の相場に直結します。パンデミック後に起こったインフレと景気減速も消費マインドを冷やし、投資目的で買われていたデイトナが手放されるようになりました。
しかし一方で、ロレックスのブランド人気は依然として根強く、モデルごとに相場の差異が生じています。

相場下落の要因:需給バランスの変化

ロレックスの価格は需要と供給のバランスで決まります。
通常、ステンレススティールのデイトナは生産数が少ないため需給が逼迫しやすいですが、2022年~2023年は投資目的で買われていた時計が一斉に売りに出されたことで供給が急増しました。

また、ロレックスは2023年に「認定中古プログラム」を開始し、正規店が認定した中古品が販売される仕組みが整備されました。正規保証が付く中古品の流通が増えたことで並行品の価格が抑制され、相場全体が調整されたのです。
さらに金価格の高騰に伴ってゴールドモデルの定価が値上がりし、高額モデルへの買い控えが起こったことも一因と考えられます。

中古市場の影響力とロレックスのブランド価値

中古市場はロレックスのブランド戦略に大きな影響を与えています。価格が高騰する一方で、世界的な需要が底堅いため、ロレックスは正規店での販売価格を段階的に引き上げ、並行店との差を縮める政策を取りました。
認定中古プログラムは正規店の信用力をもって中古品を供給し、偽物や品質の不安を解消します。この流れにより中古市場の価格が安定し始めています。
結果として、短期的には相場が下落するものの、長期的にはブランド価値が保たれ、希少なモデルは再び需要が高まる可能性が高いと言えるでしょう。

ロレックス デイトナ買取の専門店比較

信頼できる買取業者の選び方

高価買取を実現するには業者選びが重要です。以下のポイントを意識しましょう。

  • 古物商許可番号を持つ正規業者であること。
  • ロレックスに詳しい時計専門の鑑定士が常駐していること。
  • 過去の買取実績を公開していること。
  • 査定に付属品や修理履歴をきちんと評価してくれること。
  • 出張買取や宅配買取など複数のサービス形態を用意していること。

査定額だけでなく、サービスの透明性や口コミ評価も確認しましょう。

ジャックロードとクオークの買取価格比較

ジャックロード(買取専門店大黒屋)とクオークはデイトナの取扱量が多いことで知られています。例えばRef.116509のブルーダイヤルの場合、ジャックロードでは最高540万円前後の査定が確認されており、クオークでは同程度か少し高めの提示を受ける場合があります。
一方、Ref.116503の黒文字盤はジャックロードで230万円程度、クオークではやや高値で260万円前後という実績があります。店ごとに在庫状況や販売ルートが異なるため、必ず複数社で査定を取り比較することが大切です。

店舗と宅配買取、どちらが得か?

店舗買取のメリットは、対面で時計の状態を確認してもらいながら交渉できる点にあります。即日現金化したい場合や、質問しながら売却したい方に適しています。
ただし、店舗が少ない地域では移動が必要です。宅配買取は自宅で完結できるため時間を節約できます。事前の写真送付でおおよその査定額が分かり、複数社へ同時に依頼することも可能です。
送料や返送料を無料としている業者を選ぶと負担が少なくなります。実際の買取額に大きな差はないため、利便性で選ぶと良いでしょう。

高価買取を実現するためのポイント

査定時の注意点と必要な付属品

査定額は時計本体の状態に加え、付属品の有無で大きく変わります。付属品とは、外箱・内箱、保証書(ギャランティカード)、説明書、余りコマ、タグ類などで、これらが全て揃っていると査定額が数十万円上がることもあります。

また、正規店購入時のレシートやオーバーホールの明細も加点要素になる場合があります。自宅に保管している付属品を事前に探しておきましょう。

交渉の方法と提示金額の実績

買取業者に提示する際は1社だけで決めず、少なくとも3社以上に査定を依頼するのが理想です。そのうち一番高い提示を基準にし、他社へ価格交渉を行うと上乗せ査定を引き出せるケースがあります。

また、相場が下落している局面でも人気モデルは需要があるため、焦って売却せずタイミングを見極めることが大切です。査定員と直接会話する際は、時計の良い点(オーバーホール済み、箱・保証書完備等)を具体的に伝えましょう。

高額査定を目指すための時計の状態管理

日常的に時計を丁寧に扱うことも高額査定へ直結します。日常使いの際はクッションのあるトレーに置く、擦れを防ぐために他のアクセサリーと一緒に保管しないなどの工夫が必要です。
金無垢モデルは特に小傷が目立ちやすく、研磨すると再び価値が落ちる可能性があるため注意が必要です。防水性能を保つため、リューズはしっかりと締め、海やプールでは使用後に真水で洗浄して塩分を落としましょう。

ロレックスデイトナの修理歴が買取に与える影響

修理やオーバーホールの記録はプラスにもマイナスにも働きます。正規サービスセンターで行ったオーバーホールは信頼度が高く、査定額を上げる要因となります。
例えばロレックスサービスセンターでのデイトナの基本技術料は約11万円で、部品交換を含めると実際には10万円台後半になることが多いです。

一方、独立した修理専門店なら技術料が4万~6万円と安く、納期も短めですが、純正部品が使われているかどうかが重要です。修理時に文字盤や針を交換するとオリジナル性が損なわれ、査定では減点対象になる場合があります。
サービス記録と領収書は必ず保管し、査定時に提示しましょう。

デイトナ買取価格の今後の展望

新しいモデル登場による影響

ロレックスは2023年にRef.126500LNを投入し、外装やムーブメントをブラッシュアップしました。今後もメテオライトダイヤルやジェムセットモデルなどのバリエーションが発表される可能性があります。新作が登場すると旧モデルの希少性が高まり、高額取引される傾向があります。特にステンレススティールのデイトナは生産本数が限られているため、新モデルが登場しても旧モデルへの需要が消えることはなく、相場を支える要因となります。

ロレックス市場のトレンド予測

世界的な高級時計市場は依然として活況で、スイス時計業界の輸出額は過去最高水準を維持しています。中国市場の調整が一巡し、アメリカやヨーロッパの景気回復が進めば、投資資金が再び実物資産に向かう可能性があります。
ロレックスは長期的な資産価値が評価されるブランドであり、2025年以降も安定した需要が続くと予測されます。ただし短期的には金融政策や為替動向に左右されるため、相場の小さな波を見極めることが重要です。

ウォッチ業界の変化とデイトナへの影響

スマートウォッチの普及や若年層の嗜好変化は高級時計市場にも影響を与えています。しかし、ロレックスをはじめとする機械式時計は技術の結晶としての価値や富の象徴という側面から根強い支持があり、成熟した愛好家層が支えています。

また、サステナビリティへの関心の高まりから、長く使える高品質な機械式時計の需要が再評価されています。
デイトナはモータースポーツと強く結びついた歴史を持ち、ストーリー性のある資産として今後も人気を維持すると考えられます。

ロレックス ブランドに対する潜在ニーズの変化

近年は女性の機械式時計愛好家やミレニアル世代の新規層が増えており、SNSを通じた情報発信によって時計文化が広がっています。
ロレックスはデイトナのケース径を40mmのまま維持しつつデザインを洗練させ、ユニセックスな魅力を訴求しています。このような潜在ニーズの広がりは、中長期的な相場の下支え要因となります。

買取価格が維持される条件とは?

デイトナの買取価格が高水準を維持する条件は、以下の通りです。

  1. 市場における流通量が限定的であること。
  2. オリジナルの文字盤や針が保たれ、純正部品でメンテナンスされていること。
  3. 付属品完備で修理履歴が明確なこと。
  4. ロレックス全体のブランド需要が高いこと。
  5. 世界的な景気が安定し、投資マネーが実物資産に向かっていること。

以上の条件が揃うと、相場は高値安定しやすくなります。反対に供給が増えたり、経済不況が続くと相場は調整しやすくなるため、売却時期の見極めが重要です。

コスモグラフ デイトナはその歴史と希少性により、2025年現在も高い人気を誇ります。
正規店での新価格は年々上昇していますが、中古相場は一時的な下落を経て安定しつつあります。長期的に見れば、その価値は時計愛好家や投資家から支持され続けるでしょう。

売却を検討する際は、相場の動向を把握し、複数の専門店で査定を受けることが高価買取への近道です。

特集記事

TOP
CLOSE